NPO法人がんばる福島 公式ツイッター @GBR_fukushima
松村直登のブログ 「警戒区域に生きる松村直登の闘い」
【楽天市場】がんばる福島のご支援いただきたいリスト
↑クリックで詳細がでてきます。
配送先は
〒979-0401福島県双葉郡広野町大字上北迫字岩沢29-38
ヤマト運輸 広野センター止め NPO法人 がんばる福島 までお願いします。
発送は「ヤマト運輸」のみ対応、他社の運送会社からは送ることができません。
皆様、ご支援をよろしくお願いいたします。
なお、ヤマト運輸広野センターの電話番号は公開されておりませんので、ご支援下さる皆様のご連絡先を明記してくださいますようお願いします。
NO780
昨日の強い雨で松ちゃんの牧場に一本だけ花を咲かせていた桜も散っただろう。
今年はふるさと唯一の名物夜ノ森桜を見るには見たが、少しだけ早く行ったので満開の桜を見ることが出来なかった。
そんな僕に松ちゃんの牧場の桜が少し遅く咲いてくれて、僕を慰めてくれた。
去年の暮れから日本野鳥の会と被災地富岡の野鳥の生態を知らべる松ちゃんだが、野鳥の会のリーダーさんと熱く語っていた鳥がいない原因は、除染のせいだという結論に至った。
ナオトひとりぼっちの映画の中の牧場の映像では、確かにたくさん鳥のさえずりが収録されている。
この収録は本格的除染の始まる前の収録だから、間違いなく除染のせいなんだ。
笑顔で戻って来た松ちゃん。
松ちゃんも最初は何らかの原因として放射能の影響を上げていたが、先週「鳥は放射能って分かってねぇべ~、除染で隠れるとこ無くなっちまったからいなくなったんだぁ」と。
林という林は、どこもこの状態。
上に道路があるのだけれど、以前は上の道路まで光が届かなかった。
人間の目にはきれいに見えるけど、鳥やリスなどの小動物には隠れることが出来ない大嫌いな林の姿なのです。
だから町の動物たちの生態系は完全に壊れたと思う。
ある場所では樹齢30~50年の木々が除染で倒木されこの姿。
止まり木になる木や巣を作る木があちこちで姿を消している。
これじゃぁ、鳥やリスだっていなくなる。
今、故郷はフレコンバックに入れられた放射能汚染物の袋が山積みにされ、あちこちで黒いピラミッドを見る。
町の様相はがらりと変わった。
これを見たら帰りたくなくなる人もいるだろう。
楢葉町より線量が高く、楢葉町の何倍もの量が出る富岡町の汚染物。
見慣れてしまっているがその量が半端じゃない。
放射線量の高い帰還困難区域の国道を開通させたり、高速道路を開通させたりして復興をアピールする国だが、除染を請け負った建設土木業関係者のための開通だと思う。
子供連れのファミリーの事を考えたら危険極まりない開通では?
田んぼや畑のわきに勢ぞろいする放射能汚染物の入ったフレコンバック。
松ちゃんはいつも「あれは除染じゃぁねぇ!」と静かに怒る。
変わらないのは松ちゃんと松ちゃんの牧場だけだ。
人の住めない富岡に今日も牛たちの世話をする松ちゃんがいる。
松ちゃんは原発事故直後からたった一人で残された動物たちの保護を始め4年が経ったが、今も変わらず闘っている。
そんな彼の姿を見て、町の姿は日に日に変わって行くが、それが復興だと思わない。
住民が帰還しない復興を復興と言わないでほしい。
最後に今日も、中村真夕監督のナオトひとりっきりを紹介させて頂きます。
4月18日~5月1日まで朝10時より新宿Ksシネマで上映中です。
お時間のある方、被災地の事を知りたい方、動物が好きな方、どんな方でもOKです。
是非、被災地の姿と放射能に汚染された町に残り、動物を助ける男の物語をご覧になって下さい。
宜しくお願いいたします。
松村直登のブログ 「警戒区域に生きる松村直登の闘い」
【楽天市場】がんばる福島のご支援いただきたいリスト
↑クリックで詳細がでてきます。
配送先は
〒979-0401福島県双葉郡広野町大字上北迫字岩沢29-38
ヤマト運輸 広野センター止め NPO法人 がんばる福島 までお願いします。
発送は「ヤマト運輸」のみ対応、他社の運送会社からは送ることができません。
皆様、ご支援をよろしくお願いいたします。
なお、ヤマト運輸広野センターの電話番号は公開されておりませんので、ご支援下さる皆様のご連絡先を明記してくださいますようお願いします。
NO780
昨日の強い雨で松ちゃんの牧場に一本だけ花を咲かせていた桜も散っただろう。
今年はふるさと唯一の名物夜ノ森桜を見るには見たが、少しだけ早く行ったので満開の桜を見ることが出来なかった。
そんな僕に松ちゃんの牧場の桜が少し遅く咲いてくれて、僕を慰めてくれた。
去年の暮れから日本野鳥の会と被災地富岡の野鳥の生態を知らべる松ちゃんだが、野鳥の会のリーダーさんと熱く語っていた鳥がいない原因は、除染のせいだという結論に至った。
ナオトひとりぼっちの映画の中の牧場の映像では、確かにたくさん鳥のさえずりが収録されている。
この収録は本格的除染の始まる前の収録だから、間違いなく除染のせいなんだ。
笑顔で戻って来た松ちゃん。
松ちゃんも最初は何らかの原因として放射能の影響を上げていたが、先週「鳥は放射能って分かってねぇべ~、除染で隠れるとこ無くなっちまったからいなくなったんだぁ」と。
林という林は、どこもこの状態。
上に道路があるのだけれど、以前は上の道路まで光が届かなかった。
人間の目にはきれいに見えるけど、鳥やリスなどの小動物には隠れることが出来ない大嫌いな林の姿なのです。
だから町の動物たちの生態系は完全に壊れたと思う。
ある場所では樹齢30~50年の木々が除染で倒木されこの姿。
止まり木になる木や巣を作る木があちこちで姿を消している。
これじゃぁ、鳥やリスだっていなくなる。
今、故郷はフレコンバックに入れられた放射能汚染物の袋が山積みにされ、あちこちで黒いピラミッドを見る。
町の様相はがらりと変わった。
これを見たら帰りたくなくなる人もいるだろう。
楢葉町より線量が高く、楢葉町の何倍もの量が出る富岡町の汚染物。
見慣れてしまっているがその量が半端じゃない。
放射線量の高い帰還困難区域の国道を開通させたり、高速道路を開通させたりして復興をアピールする国だが、除染を請け負った建設土木業関係者のための開通だと思う。
子供連れのファミリーの事を考えたら危険極まりない開通では?
田んぼや畑のわきに勢ぞろいする放射能汚染物の入ったフレコンバック。
松ちゃんはいつも「あれは除染じゃぁねぇ!」と静かに怒る。
変わらないのは松ちゃんと松ちゃんの牧場だけだ。
人の住めない富岡に今日も牛たちの世話をする松ちゃんがいる。
松ちゃんは原発事故直後からたった一人で残された動物たちの保護を始め4年が経ったが、今も変わらず闘っている。
そんな彼の姿を見て、町の姿は日に日に変わって行くが、それが復興だと思わない。
住民が帰還しない復興を復興と言わないでほしい。
最後に今日も、中村真夕監督のナオトひとりっきりを紹介させて頂きます。
4月18日~5月1日まで朝10時より新宿Ksシネマで上映中です。
お時間のある方、被災地の事を知りたい方、動物が好きな方、どんな方でもOKです。
是非、被災地の姿と放射能に汚染された町に残り、動物を助ける男の物語をご覧になって下さい。
宜しくお願いいたします。