凄まじくハードな毎日を過ごしてますが
朝目覚ましが5時半に鳴るわけですけど
今朝は全く気づかず
無視して眠っておりました。
よほどくたびれてたのですね。(笑)
よく眠れて良かったです。
さて
次は鹿児島に初めて参ります
今線状降水帯発生して大変な状況
どうか皆さんお気をつけて。
この前金沢でたくさんお嫁に行きまして
仕上げ前の作品達をみんなオイル塗布し
早く乾燥してよと音頭取り。
私の使用しています木工オイルは
ドイツ製の有名な安全なのは揮発成分入ってますから乾燥早いですけど
手に触れると荒れますし
用具を洗うのにシンナー系のが必要。
塗布した布などは発火の危険もある。
私の使ってるのにはそういう物が全く入っておりません。
そのためにかなり時間がかかるのです。
手を使おうが荒れません。
安全性はピカ☆イチ
塗布して拭き取りしたものの自然発火の危険性もないです。
その分乾燥遅いのが玉にキズ
ゆっくりなんです。
浸潤早く一応4時間くらいでベトベトするのはなくなるのですけど
天候にもよります
完全に乾くまでには本当のところひと月かかります。
けれどもオイルを塗布した道具は何と
台所で洗ってもいいくらい。
食器用洗剤で洗えます。
それくらい安全性高いのです。
とても高価でビックリされますが
安全性は大切。
昨日は糸鋸の刃が届き
その繊細な刃を見てビックリされました。
「こんなに細いのであの硬い木、切れるんですか!?」と。
アサリもありませんし
とても高価で
普通のネットで売ってるプロ用手仕上げの高価な刃よりもさらに繊細な細さ。
けれども切削力は素晴らしいのです。
お値段凄いですけどお値段以上。
ただし普通にセットしてはいけないです。
木の硬さや厚みに応じて返しの位置を微妙に変え、張り方の強さも調整します。
普通に張るとすぐに折れます。
それくらい細い。
けれども小さな音符とか切削する時
コクタンもピカピカに切れます。
コクタンでエッジが直角にすっと切れるなんてなかなかない。
普通はコクタンの硬さに刃が持っていかれるからですね。
号数があり
それら高価な中でも特別高価なのを頼んでいます
試してみたけどやはり違うからです。
厚みにより微妙な差のある号数を使い分けます
このような刃物を手仕上げで作られる職人さんが日本にはおられるわけです。
胸を張りましょう!
私はみんながみんな高等教育を受けて企業に就職するのはちょっと違うと考えております。
様々な職人仕事は誇り高いもので
打ち込まれ
それこそお勤めの方々のように決まった時間じゃないかもしれないし休みも少ないかもしれないけれども
ものづくり大国日本の誇りだと想うのです。
そんな職人さん達のお陰で
AIとか特殊加工とはちょっと違う物が生まれたりする。
この手仕上げの刃を初めて使った日
私は感動しました。
今では返しの位置は勘でわかりますが
この勘こそ大切な感覚
同じ種類の木でも微妙なクセがあるから。
最初はいちいち確かめてました。
けど
切削していくと刃物の切削感触で何となくわかって来ます。
私がこんなことを言うと大抵の男性諸氏は笑われる。
そんな勘って!って。
でもね
お料理の時の調味料の量とおんなじ。
勘なのですわ。塩梅というものは。
材料の質や素材の良し悪しにより調味料の量は微妙に変わりますよね。
同じじゃあない。
人の手というものは素晴らしいものです。
何より愛が込められる。
機械でしなきゃならないことはもちろんあるけど
手仕上げ等は愛がある
最初にもらった説明書きの中にそれはありました。
普通の糸鋸を使う人には使い辛い刃物。
大きな安定した糸鋸には振動が少ないため
機種により張り方は変わるけれど
いい刃物が使えます。
ありがたい。
日本にはいい職人さんがたくさんおられるし
そのおかげでこのように素晴らしい刃物が使えます。
ありがたいですね。
こうして朝から感動を反芻していたら
段々目が覚めて参りました!
おはようございます
雨予報。
今は一時やんでおります。
夜中雨の音凄かったです。
鹿児島宮崎方面の皆さんお気をつけて!