今朝の白神の気温はマイナス12度をさしていた。朝冷えこむと日中は太陽が出る確率が高いので、是非行ってみたいと思うところがあったので妻に話してみると、ケツコウ色よい返事が返ってきたので午前10時頃に出発する。
今年の冬は、降雪が少ないが寒さは真冬日が続いているので、路面は凍っています。慎重に運転しながら横倉の急斜面を登っていくとこの地区も雪は少ない。平地より標高がかなり高いので下が雨のときでも上は雪の時があるくらいに違いがある地区です。終点に来ると鮭の孵化場と自然水を使ったワサビハウスがある。ここの集落も廃村になってからは10年以上もなるので現在あるのはで空き家だけです。
早速車を止めて写真を撮って歩き出す。まもなく雪が深くなったのでスノーシューを履いて再び歩いていくと。雪に埋もれた中に水の湧き落ちる音がする。一年を通して豊富な水量が湧き出ているので孵化場・ワサビ畑・棚田が出来るのです。
妻に水のことを説明しながら歩いていくとだんだん積雪が深くなってきた。周りの木々には雪が覆い、標高の高さが分かる。40分ぐらい歩くと水無沼に到着。沼の周囲にあった集落の後は完全に消滅して昔の面影を感ずることは出来ないが凍った沼は真っ白に雪が積もっていました。
妻に沼の周囲にあった集落のことを話しながら物見山のほうへ進路を取って上っていくと、一段と深い雪になってきた。妻のペースに合わせながら休み休みの山歩きで歩いているので妻の小言もないが、私の道楽に付き合っているのだと言い出した。誰と歩くよりもお前との山歩きが一番楽しい言って前進する。
かなりの雪の深さと天候の崩れとを考えて今回は引き返し事にしてミカンを食べながら一息つく。周りにはこの下の集落の人達が切った薪が積んである。
今の季節には歩いてここまで登ってくる人は誰もいません。それこそ物好きな仙人夫婦だけです。