アトリエのドアの前に、カマキリがいました。
三角頭をもたげて、こちらをじっと見ています。
このままにしておくと、踏みつけにしてしまいそうだったので、オリヅルランの葉っぱの上にそっと置いてみました。
逃げる事も無く、なすがままになっています。
葉っぱと同化して、ほとんど動きません。
時々頭を動かす程度です。
主人の話では、風にそよぐ葉っぱに動きを合わせている由。
話に花が咲き、暫く眼を放していると、いつの間にかいなくなっています。
あれれ・・・。何処へ行ったのかなぁ。
あっ、いました。いました。
葉っぱの陰から、こちらをじっと見ています。
こうして、のんびりと虫の観察をするなんて、久方ぶりの事です。
もっと、ゆっくり生きねば・・・。