一昨日の夕方、高岡にある、国宝 瑞龍寺へ行ってきました。
昨日、一昨日の二日間、夏の「夜の祈りと大福市」が開催され、瑞龍寺が美しくライトアップされるので、それを見に行ったんです。
以前からライトアップされた瑞龍寺を見たいと思っていた所、たまたま前売券を頂き、ここの所、健康に少し自信を無くしていたので、無病息災を祈願しに行く事にしました。
込み合うといけないと思い、少し早く家を出たにも関わらず、最寄りの小杉インターが、大変な渋滞です。
「もしやこれって、みんな瑞龍寺」
「凶悪犯が逃走して、検問でもしてるのかなぁ・・・。」
「北陸自動車道で、それもこんなローカルなインターチェンジで、お盆の帰省ラッシュって聞いた事無いよね。」
と、思いを巡らせていると、なんと1箇所しか無い、ETCの機械が故障したんですって。
結局、係りの人が、1回1回、ETCカードを受け取って、機械で読み取らせている為の混雑でした。
なんだか前途多難。
それでも、開場の午後6時半前には、なんとか瑞龍寺に到着する事が出来ました。
瑞龍寺は、人の身体になぞらえて、建物が配置されているようです。
山門、仏殿、法堂が国宝に指定されています。
まだ、日も明るい時間。
取り合えず、暗くなる前に、お寺の中を見学。
山門から、
仏殿へと進みます。
法堂に祭られている「烏瑟沙摩(うすさま)明王像」は、けがれや悪を焼き尽くして清める強い力を持ち、子孫繁栄、無病息災など、さまざまな願いを聞いて下さる仏様です。
しっかりお参りしてきました。
この仏様は、県有形文化財で、国内最大級だそうです。
大茶堂には、「なで仏」として親しまれる「賓頭慮(びんずる)尊者」があり、
内蔵を悪くしたばかりの私は、まず内蔵をなでなで。
肩こりもひどいから、肩もなでなで。
時々眩暈もするから、耳もなでなで。
片頭痛もあるので、頭もなでなで。
ほとんど全身なでなでしてきました。
大庫裏では、白玉みつ豆がふるまわれており、美味しく頂いてきました。
そうこうしている内に、徐々に暗くなり、ライトアップされた仏殿が7色に浮かびあがってきました。
高岡の作曲家山口道明さん作曲の「無幻回廊」や「灯火のカノン」が流れ、荘厳に照らし出される様は、息を飲む美しさです。
総門から山門までの道のりには、あんどんが並べられ、白砂にもあんどんが灯されています。
仁王像が光の中に浮かび上がっています。
振り返り、振り返り、何度も眺めながら、山門を後にしました。
ここのところ体調不良等で、気が滅入っていた私は、すっかり気分が癒され、心が満たされました。
夕食には、氷見うどんを食べ、もう一度、再入場して、こころ起きなく眺めた後、帰路に着きました。
掛けてあった色紙の「仏様は、苦しいい時には、近くにあり、楽しい時には、遠くに居る」の言葉が心に沁みました。