走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

教育サポーター事業、発信!!

2008年11月13日 23時51分10秒 | その他
 松山教育サポーター事業推進委員会

 今夜、第1回の松山教育サポーター事業推進委員会が開催されました。
 委員長には愛媛大学の白松・准教授、副委員長に和田・松山市教育会会長が就任されました。

 本事業は、退職後教員を中心としたシニアを活用した教育サポーターを養成し、これから需要の多くなる地域教育サポーターになっていただこうというものです。
そのための地域社会システムの基盤整備にさまざまな人達が関わってつくり上げていこうというもので、少しづつですがさまざまな人達が子どもたちのために汗をかこうという動きに繋がり始めました。

 オブザーバーには保護者代表である中村・市P連会長をはじめ、角田市民会議副会長なども出席いただき、熱い意見交換を見ていただきました。

おもろい部下

2008年11月12日 19時17分40秒 | その他
 後悔の連続です

 やっちゃいました。
 来年度の新規事業の立上げで部下とぶつかってしまいました。
 ついつい声を荒げてしまい、またまた後悔です。

 理由もなく、結果だけを求めてしまいました。
 この事業を立ち上げたいというだけで。

部下からは、
 「課長が言うてることとちがうじゃないですか。」
 「何が?」
 「子どもたちのことを考えろといいながら、課長のための事業になってませんか?」
(くやしいけど、当たってる。)

 「しかし、ここでこの事業を諦めたら、二度と立ち上げることができんやろ。」
 「そやから、ここはじっくり練り直して時間をかけてやりましょうと言うてるんです。」
 「そんな時間はない。」
 「なぜ、そんなにあわてないかんのですか。」
 「誰もあわててない。」
 「いや、あわててますよ。」
 「君こそ、時間があったのになぜすぐに取り掛からんかったんや。」
 「あの短時間では、無理です。相手がいることですから。」
 「なに言うてるんや。S君はあの短時間で仕上げてるやないか。しかも相手にネゴしてやぞ。」
 「Sさんは優秀やからです。」
 「なに言うてるんや。君が仕事の優先順位をつけてないからやろ。」
 「それは、すみません。」
 「企画は、殆どがネゴやろ。君には、ここに登場する人たちとインターフェイスがあると思ったから任せたんや。」
 「わかりました。一日猶予をください。」
 「ああ、待つわ。」

 本当に語尾の悪いやり取りでした。
 この文章を書きながら、反省した点。
 他の職員と比較してゴメンナサイ。
 なぜやりたいか、しっかりと説明できなくてゴメンナサイ。
 こんな上司でも、汗をかくと決めてくれてアリガトウ。

 こんな部下たちに恵まれています。


歴史の名残(なごり)

2008年11月11日 23時00分33秒 | その他
 歴史脈々

 今日、まちづくりに携わっている方と話していてはじめて知ったことがあります。
それは、この松山市の中心部に三方通路が多いということです。
 そのときの会話は次のとおりです。

 「松山の中心部に三方通路が多い理由を知っていますか。」
 「え、そうなんですかね。」
 「例えば、大手町と国道196号線の交差点、勝山通りと平和通の交差点、・・・」
 「そう言われればそうやね。」
 「不便だと思いません。」
 「そうやね。十字路の交差点の方が便利よね。」
 「実は、この三方通路は、この松山がお城下であるという証拠なんですよ。」
 「???」
 「敵が攻め込んできたときに、(敵の)動きが鈍くなりますから三方通路が多いほど(戦うときに)有利でしょう。」
 「なるほど。それで歴史の名残なんですか。」
 「そうです。いまだに、この松山の中心部には歴史が脈々と残っているんですよ。」

 この話を聴いて、自分の無知さを痛感するとともに、また自分のまちを誇れるものを一つ増やせました。

おっちゃんは、もう古い

2008年11月10日 23時59分06秒 | その他
 デジタルネイティブ世代

 今日のNHKスペシャル「デジタルネイティブ」を観ていて大変驚かされました。
 この人種(あえてこう呼びたくなるような私は、既に出遅れていると思うのですが...)を畏敬の念を抱いて観てしまいました。
 彼らは生まれたときからインターネットが存在した世代なのです。
つまりネットワーク社会の申し子なのであります。
そして、あと5年もすれば成人です。(ここで、年齢を意識していることすら彼らから観たら稀有にうつるかもしれません。)

 なぜなら、この番組で紹介された一番若い経営者の年齢は15歳だったからです。
彼は、化学の原子記号を覚えるために、ゲームカードにしてしまい、なんと1000万円を荒稼ぎ(あえてこう言わせてください。)したのです。
その発想力と商品化の手法やプロモーション活動はユニークで、ほとんど経費らしい経費をかけずに実現してしまったのです。
 またその手法とは、ネットワーク上のSNS(ソーシャルネットワークシステム)を活用し、デザイナーなどのスタッフを集め、プロデュースしながら商品化したという大人顔負けのやり方です。
わずか、15歳の少年がです。(えらくこのことに拘る私は、本当に古いと思っています。)

 彼はおそらくビジネス専門のSNSをコミュニティとして捉え、同じ価値観を共有できる仲間を徹底的に調べ、仲間に引き入れたのだと思います。
そして、スタッフの誰もが、自分たちのボスがわずか15歳の少年だと気づくのに、かなりの時間が経過してから知ったということです。
そして、自己の仕事を評価し、それに見合う報酬がもらえるのであれば、例え年下であろうと関係ないと言い切る彼らもデジタルネイティブなのであります。

 また、デジタルネイティブに共通することは、社会に対していかに貢献できるかということの方が優先し、自己利益はその後になるケースが多いようです。
高度成長期を過ごし、物欲や金銭欲にまみれた私など、彼らの高邁な精神と比べると足下にも及びません。

 近い将来、彼らが世界を支配するかもしれないと、ある本では語られていますが、人が人であるためには何を優先すべきかを、神が人類に対して警鐘を鳴らすために使わしたような気がします。

道後公民館文化祭

2008年11月09日 16時20分02秒 | その他
 いろいろあるよ

 道後支所と併設しています公民館の文化祭は、平素目立ちにくいところにあるにもかかわらず、賑わいがありすぐわかります。
 地域のさまざまな人たちが協力をいただき、地域の団結力を感じます。
 フリーマーケットあり、マジックショーあり、狭い空間を本当に上手に使っています。
 また、隣の農協も協力いただき、餅つきや果物の産直コーナーを設けるなど、魅力ある文化祭になっています。


 各種団体の協力を得て、ちょっとしたゲームやフリーマーケットが行われていました。


 玄関前に酔っ払いおじさんが寝ていて、訪れる人たち皆びっくり。実は人形で、素鵞公民館恒例の動く人形シリーズを借りてきたものです。今年は秀逸でした。


 展示コーナーはプロ顔負けの作品ばかりでした。


 これも、恒例の瓢箪作品です。これらは完全に商品だと思いました。

和気地区文化芸能祭

2008年11月09日 15時32分07秒 | その他
 受賞者のいない表彰式

 今日の午前中は、和気小学校の創立100周年と和気地区の文化祭に出かけてきました。

 まず、和気小学校の体育館で行われた100周年記念に参加させていただき、その歴史を映像で見せていただき、その伝統に驚かされました。

 次に和気公民館に移動して、文化祭に参加しました。
 今年から前夜祭でカラオケ大会が開かれたそうです。
 また、今日は式典に先立ち、「ええとこぞなもし」シリーズ著者の山野芳幸さんの講演がありました。
 そして式典では、地域に長年貢献いただい方にたいする表彰式があり、引き続いて分館長さんたちへの表彰がありました。

 その後、受賞者がいない(正確には出席できていない)表彰式がありました。
通常、受賞者がいない場合は表彰式しないものですが、あえて芳之内公民館長から表彰する理由について説明がありました。

 内容は、今年2月から始まったお遍路さんへのおもてなし行事にに対して、その報道を見た方からボランティアで毛糸で編んだ線香立てが送られてきたそうです。
それをよければお遍路さんに配ってくださいという心づくしです。
 今もその活動が続いているそうで、それを地域の人たちに知っていただくための今回の表彰だということです。
本当に勉強になりました。


 今の和気小学校になってから100周年。すごい歴史です。


 地域の功労者表彰のほかに地域の分館長さんに対する表彰もあり、その心配りに「地域全体で褒める」参考になりました。


 受賞者のいない表彰式。あえて行うことの大切さも学びました。

いい仕事をしてもらう要因

2008年11月08日 21時16分34秒 | その他
 成長に期待して

 今日、友人と話をしていてよい仕事をしてもらうためには、どのような要因が必要なのかということに及んだ。
 彼は、何かの本で読んだ「よい仕事の4つの要因」というのを紹介してくれました。それが、次の4つです。

 ①やりがいをもたせる。
 ②プライドをもたせる。
 ③よい報酬を与える。
 ④信頼し、仕事を任せる。

 なるほどであります。
 今直面する仕事に対して、何の使命感も持たず、ただ惰性で仕事をすれば成果もさることながら、失敗をする確立も高くなります。
やはり、仕事にやりがいを持たせることは必要不可欠です。
このこと(やりがい)を上司として部下に持たせることができるか、本当に難しいことです。

 そして、プライド(自尊心)をもたせる。一つ間違えると大変なことになります。
なぜなら、謙虚さがあって始めて人は成長するからです。
しかし、誤ったプライドは、その成長を妨げることがあるからです。
でも、プライドは必要です。
例えば、私たちの仕事は(直接的な)利益を追求しないでいい分、地域や市民のことを長期的・広角的・鳥瞰的に見続ける立場であるということのプライドを持つ必要があると思うのです。

 次に、報酬です。
これは、名誉も含まれるかもしれません。
大事なことは、きちんとした評価をすることができるかどうかです。
大切なことは、客観的に誰でもが納得する制度や評価指標をつくり上げることでしょう。

 そして、4つ目の「信頼し、仕事を任せる」は、やりがいにもつながることでしょうし、期待以上の成果をもたらしてくれる可能性があります。
 例え、胃が痛くなるようになっても信じ、使い続けることが大事なことかもしれません。(どこかの球団の監督みたい...)

愛媛産には愛がある

2008年11月07日 23時56分07秒 | その他
 地産地消のお店

 今夜、あるお店に行ってきました。
 そのお店は、地産地消をモットーとしているというので、そこを選びました。
 確かに素朴な調理なのに美味しかったです。
 きっと素材が新鮮だったからでしょう。

 松山には、名物がありません。
 なぜなら、どの農産物も、海産物も、どれをとっても美味しいからです。
 
 しかし、全国的に有名になるためには、この国では東京市場で評価されないといけないような風潮があります。

 でも、この松山、愛媛には不利なことがあります。
 距離が遠いという物理的ハンディキャップです。
 このことは、物流コストと鮮度という課題を常に否応なしに突きつけてきます。
 
 一方でこのことを乗り越えようと、さまざまな動きが出てきています。
秀逸なのは愛媛県が展開している「愛媛県産には愛がある」キャンペーンでしょう。
このキャッチコピーは、本当に素晴らしいと思います。
 なにが素晴らしいかというと、生産者の思いやものづくりに対する姿勢が凝縮されているからです。
 
 話は変わりますが、高須賀・東温市長が愛媛県の経済労働部長の頃、同席をさせていただいたことがあります。
その席で、アサヒビール工場を誘致されたこともあり、アサヒビールの瓶のラベルに凝縮された豆知識を教えていただきました。
その時の熱い語りは、失礼ですが少年のようでした。
 とっても魅力的な方でした。

 そして、それを取り巻く県職員の個性派集団は野武士集団のようでした。
その人たちからもたくさんのことを学ばさせていただきました。
 きっと、こういう人たちがいるから「愛媛県産には愛がある」というコピーが生まれたんだろうといつも思っています。

 あなたもたまには、このコピーを染め抜いたのぼりと緑色の提灯(地産地消の店のマーク)を目当てに、たまには地元の農産物や海産物を味わって見ませんか。 


ちょっとした工夫

2008年11月06日 18時27分11秒 | その他
 やればできるじゃん

 今日、昨日行われた国(文部科学省)の来年度の事業説明の資料を見ていて、来年度立ち上げようとしている事業に活用できないか、ふと思いました。

 そこで、担当リーダー、担当、昨日説明会に出席してくれた担当を集めて、早速打合せをすることとしました。
 まず、目的を述べ使えそうな補助事業についての説明を求めました。

 しかし残念ながら、三人とも反応がもう一つでした。
 こんなとき、私は雷を落としてしまいます。

 「君たちは当事者意識をもって仕事をしているのか。
  漫然と仕事をしていないか。
  事業を形にするためにはお金が要るだろう。
  財政当局だって、裏(国の補助金など)があればそれだけ
  理解してくれるだろう。
  しっかりとアンテナを張って、取れるものは取ってくるという
  積極的な仕事をしてくれ。
  私たちは、子どもの未来と幸せのために仕事をしているということを
  しっかりと使命感をもって仕事をしてくれよ。
  この事業補助が使えないなら、なぜ使えないかをしっかりと
  説明してくれ。」

 そう言い放つと、離席しました。
 そして、自席にもどり内心後悔するのです。
 またやってしまったと。

 でも、彼らは昼食もとらずに午後一には、できる方向で整理してきました。
 内心、凄いとわが部下たちに感心しました。

エンパシー(empathy)

2008年11月06日 00時01分15秒 | その他
 フェアとチャンスの国

 ついにアメリカ大統領が決まりました。オバマ氏です。
 アメリカ大統領史上始めての黒人大統領が誕生したのです。

 子供の頃、リンカーンの伝記を読んで人種差別に憤り感想文にそのことを書いたら、何かの賞をもらいました。
 また、キング牧師が暗殺されたニュースを聞いたときに、アメリカという国をひどい国だと思いました。
そんな国がオバマ氏を大統領に選んだのです。
なんと、懐の深い国でしょう。

 そして今回、オバマ氏は彼のコンセプトのキーワードとして「エンパシー(empathy)」という単語を使っていました。
彼は、この単語の解釈を「独りよがりを捨て、狭い視野を広げよう」と説明しています。
さまざまなものを結びつけて新しい物語を創ろうとしている彼の可能性に、アメリカ国民はチャンスを与えたのだろうと思います。

 今本当に苦しい時だからこそ、一つになる必要性を彼は訴えています。

 我が国も、こういった指導者がいつか現れるのでしょうか。

仕事=挑戦

2008年11月05日 05時41分29秒 | その他
 三重県いなべ市

 皆さんは三重県のいなべ市(http://www.city.inabe.mie.jp/pdf/link/vol53/53-11-21.pdf)というところをご存知でしょうか。
 私自身、今日の日経新聞の一面に「価値を創る-停滞を越えて」という特集記事を読むまでは、その存在を知りませんでした。
 その記事を引用させていただくと次のとおりです。

「(前略)
 日本大と並び四度の全国制覇を誇る京都大アメフト部には体育会らしからぬ慣習がある。新入生が練習に専念できるよう、練習場整備や部室掃除などの雑務は四年生らがこなす。精神論ではなく『勝つために個人がすべきこと』を合理的に考え抜いた末のルールだ。
 元主将の日沖靖(49)は現在、三重県最北部、いなべ市の市長としてこれを実践する。
 口癖は『なんでもいい。一番になろう』。頂点に立てば自信がつき、自ら行動するようになる。日沖は『市民の不利益にならない限り何をやっても許す』と宣言した。企画部主任の牧野英樹(37)らは動画共有サイト「ユーチューブ」を使い市の催事紹介を自治体としていち早く始めた。
 日沖のもとでIT(情報技術)導入や健康指導などを進め市の知名度は上昇中だ。『仕事=挑戦だと学んだ』(牧野)。職員の提案数は昨春以降、数十件に達する。(後略)」

 そして、興味がわいたのでホームページで同市を検索してみました。
 すると、施政方針が出ていたのでテーマだけ紹介させていただくと次のようになっていました。

  【市民が主役のまちづくり】
  【新産業と新市民の誘致】
  【いなべのブランド化】
  【地域力の再生】

 恐れ入りますという感じです。
 今、いなべ市は燃えていることでしょう。

 私たちも負けずにがんばります。

誇りある生き方とは

2008年11月04日 00時01分00秒 | その他
 夢を叶える方法

 最近、フジテレビ系の番組で「エチカの鏡(http://www.fujitv.co.jp/ethica/)」というのがあります。

 エチカとはオランダの哲学者スピノザの著書。ラテン語で「倫理」を意味し、人の生きる道と番組では解釈します。
 さらに、鏡とは、自分の心を映す鏡。番組で紹介される感動話の数々を鏡として自分の心を映し、省みていただけたら、という思いが込められていますと紹介がありました。

 そして、昨夜、アメリカのランディ教授の「最期の授業」の話が紹介されていました。
 彼は末期癌(すい臓癌)と宣告され、一時大学から離れ、家族とともに時間を過ごします。
しかし、彼はもう一度教壇に立ちたいと望みます。
当然、妻は反対します。
彼は、その反対を押し切り最期の授業に臨みます。

 そのテーマは意外なものでした。
 「夢を叶える方法」
 一瞬、教室は静まり返りました。
 彼の専門分野とはまったく無縁なテーマだったからです。

 親や教師の子どもに対する大切な役割りとは、
 子どもの想像力は夢を叶えるために必要なものであり、その役割りとは
 子どもたちの想像力を伸ばすことにあります。
 決して子どもたちの想像力を阻むようなことはしないでください。
 できるかぎりチャンスを与えてください。

 また、夢をかなえようとすると必ずや挫折がつきものです。
 でも、それらの障害は神様があなたを試しているのです。
 あなたがその障害を乗り越えられると信じているから試すのです。
 ですから、乗り越えてください。
 その時には、あなたの長所をいかせば必ずやその障害を乗り越えられます。

 そのためには、誠実な人生を送ってください。
 誠実とは、次の3つを実行することです。
  ①正直に嘘をつかない。
  ②失敗したら、素直に謝る。
  ③思いやりの心をもつこと。

 77分間の授業だったそうです。
 最期に彼は、聴講生に謝ります。
 その日の授業が遺していく三人の子どもたちのためだったことを。
 彼は77分間に父親が人として子どもに教えるすべてを凝縮したのです。

 去りゆくものとして家族に何ができるのか。
 もっともっとたくさんのことを残していきたかったでしょう。 
 
 この話を聴きながら父のことを思い出しました。
父は学歴はありませんでしたが、人としていかに生きるべきかを機会あるごとに話してくれていたような気がします。

 最近の私は正直、この教えを忘れていたような気がします。
 しかも、長い時間。
 父は、誠実な男でした。
 一方、私はどうでしょうか。
 欺瞞(ぎまん)と高慢(こうまん)の塊だったと気がつきました。
 こんな私を見たら、失望し怒るでしょう。
 父にとって誇れる息子ではないと思います。
 17年間しか父親として付き合えなかった責任を感じているかもしれません。
 でも、すべて私が悪いのです。
 私の心がけや行動が悪いのです。
 もう一度、あなたの誠実さを見つめなおし、どう行動すべきかを考え直したいと思います。
 自分で切り拓く力を蓄えながら、がんばりたいと思います。

 父さんの堅物で融通が利かなかったけど誠実なところを誇りに思っています。


現場は楽しい

2008年11月03日 20時29分03秒 | その他


 今回、隣の課のS君が事業立案をしました。
 その内容はユニークで、簡単に説明すると子どもたちに年間を通じて就農体験をさせようというものでありました。

 この企画を聞いたときにとてもうれしくなりました。
 なぜなら、S君は平素、飄々としてあまり感情を表に出さない人物だからです。
内心、もっと熱きものをもって欲しいと物足りなさを感じていたのです。
でも、それは私の大きな見当違いでした。
 S君にはS君なりの子どもの教育に対する危機感のようなものをしっかりと持っていたのです。
 
 以前読んだものの中に、「食育」を突き詰めていくと「生きる」ということに行き着くと。
そのための手法としては、「農業」が役に立つと書いてありました。
 また、農業の持つ奥深さは創造力をも高めるとも書いてあったのです。
 このことが、ずっと頭の片隅に残っていました。

 でも、楽しく農業を体験させるのはどうすればいいのか、ずっと考えていました。
 今、公民館事業の中で田植え、稲刈りなど米作の大きなイベントを体験させることはあっても、もっと深く入り込んだ農業体験学習はありません。
それは生活のかかっている田畑まで提供して欲しいというのは虫のいい話だからです。
また一方で、真剣に農業に取り組むという姿勢が子どもたちにあるかというと疑問です。
その前に保護者が大反対をする可能性があります。

 しかし、S君はこのことに挑戦しようとしています。
 そして、S君が思いついたのが、日本テレビ系でやっている「鉄腕ダッシュ村(http://www.ntv.co.jp/dash/village/)」的手法をうまく活用できないかということであります。
なるほど。
 この番組は、成功事例ばかりではありません。
 困難なことに立ち向かっても、うまくいかないことがあるということを表現しています。
それは大いなる自然との闘いだからです。
 でも、翌年は前年の失敗を取り込みながら新たに挑戦をし、結果が出るまで挑戦し続けます。
 また、100点満点だけでなく、失敗の後、例えば2割、3割でも良しとするというところがまたいいのです。
自然の中で、人は無力です。
自然と共生しながら得られたものが例え少なくとも感謝する大事さを訴えます。

 そして、出来上がったものを美味しく食するというところで一作物が完結するストーリーになっています。
 また、生活用品を自給自足することも見せてくれます。

 S君はこれらすべてを子どもたちに体験させたいというのです。
 そして、企画案の段階でのやり取りはこうです。

 「どこでやるの?」
 「それを相談しているんです。」
 「・・・」
 「地域だけでやるの?」
 「できれば地元大学の先生や学生さんなんかにも入っていただき、実行委員会方式でやりたいと思います。」
 「なるほど。(委員の)あてはあるの?」
 「ありません、これからです。」
 「・・・」
 内心、凄い(いい加減な)やっちゃと思った私は変でしょうか。

 そして、今日、できそうな地域へ連れて行きました。
 思った以上に(受け皿となる相手側の)感触がよかったので、私自身が驚いています。
 私自身なんだかやれそうな気になってきました。
 
 その後、S君とうどんをすすりながら今後の話を含めて色々と話しました。
 S君は、前々から現場の仕事に憧れ、うちの仕事をうらやましく思っていたようです。
 彼から、
 「課長のとこの仕事は、現場ですから楽しそうですよね。」
 「楽しいばかりじゃないよ。」
 「そりゃあそうでしょうけど、でも現場は楽しいと思うんです。」
 「ああ、本当に楽しい。」
 「そうでしようねぇ、課長を見ていたら本当に楽しそうですから。」
 「そうか、じゃあ来年うちにおいでよ。」
 「・・・」

 現場は本当に楽しいよ!!S君。


 

 

立岩地区文化祭

2008年11月03日 19時37分19秒 | その他
 山間の文化祭

 式典は午後からだったのですが、松田公民館長に相談ごとがあって午前中にお邪魔しました。
産直市やうどん、焼きそば、たこ焼き、焼き鳥などの出店はやってました。
 写真の餅つき機で次から次へと白餅とよもぎ餅が出来上がっていました。


 餅つき機です。量産するにはこれだとつい思ってしまいました。


 本物の銀杏の樹を持ってきてディスプレイに使ってました。さすが立岩という感じ



 あまりにも自分に似ていたので撮ってしまいました。このような小さな作品が目立ちました。でも、手が込んでいて器用でないとできない作品ばかりでした。


 どうですか、本物はとってもかわいいんですよ。なんだか笠地蔵を思い出させてくれる人形でした。


 午後からの式典に備え、入念な打合せをする松田公民館長と大北公民館主事。

由良校区文化祭

2008年11月03日 18時58分41秒 | その他
 ほのぼの文化祭

 朝はあいにくの雨でフェリーから見る興居島の小富士山もかすんで見えました。
 港に着くと、すぐ傍の由良小学校の体育館が見え、「この体育館での文化祭も今年が最後か。(学校統合により来年からは恐らく新しいところになるんじゃないかと勝手に思いながら)」と感慨にふけながら歩いていきました。

 ちょうど式典が始まるところで、青井公民館長のあいさつが終わると、引き続いて地域活動に貢献された方々の表彰式がありました。
 スポットライトのあたりにくい地域活動に、こういう機会を活用して表彰してくれる。
そして、地域の人たちが賞賛する。
こういったなんでもないことが、地域活動の輪を広げたり、つなげるのだとつくづく思いました。

 それから、展示コーナーの中に明治時代に郷土が生んだ「宮本武之輔」氏の紹介コーナーがありました。
土木技術の神様と言われ、土木技官の地位を確立したことでも名をはせたようです。
 このような機会に地域の人、特に子どもたちに郷土の偉人を紹介することは、地域に対する愛着をかきたてることになります。

 本当にぬくもりのある文化祭で、大切なものが凝縮された文化祭だと思いました。



 式典に先立ちあいさつされる青井公民館長


 オープニングにはかかせない由良小学校の子どもたちによる水軍太鼓の演奏


 子どもたちの水彩画作品の展示。大作もありました。


 カメラマンをやりながら、いろいろな裏方もしないといけない石丸公民館主事。本当にお疲れ様。