走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

久米地区文化祭

2008年11月02日 20時55分15秒 | その他
 本当に驚かされます

 久米地区は来住廃寺の遺跡が出たところで、この遺跡を活用したまちの活性化に取り組むとともに、住民のアイデンティティを高めようとしています。
 今回の文化祭でも、そのことがいたるところに演出されています。
 コンセプトがしっかりしていると文化祭も楽しいし、参加住民もイキイキしているなと感じました。


 これ、小学生低学年のフラワーアレンジメントの作品です。驚きです。


 一年間を通して行われた米作りの流れをまとめてあります。これは他の地区でも見られるのですが、ここでは古代米「赤米」をまちの活性化にしたというところが大きくちがいます。外でこの赤米のパットライスを売っていたのも実はこの一貫です。


 地元小学校6年生が卒業作品として作成した「埴輪」です。会場で人気投票もしてあり、その後は近くの里山に飾るのかなと思いました。卒業しても、自分の作品を見に故郷に帰ってくるという遺跡のまちならではの憎い演出です。


 久米中学校の皆さんによる水軍太鼓の演奏です。この前に、久米小と窪田小の児童の皆さんの演奏もありました。


 北久米小学校の皆さんによる金管バンド演奏です。


 福音寺小学校の皆さんによる金管バンド演奏です。


 今回の目玉、久米芸能連による雅楽・久米舞驚きました。
 まちの唄や踊りというのは他地区でもありますが、雅楽です。恐れ入りました。


 衣装も本格的でしょう。

小野地区文化祭

2008年11月02日 19時40分11秒 | その他
 二日続けてあります。

 小野地区の文化祭は二日にわたっています。
 一日目の今日は、公民館での発表会を中心としてさまざまな出店が出ます。
 そして、二日目の明日は好例の田舎芝居があります。
 この芝居は、地域の住民が集まり、脚本・演出からすべてを行っているのですが、本当に素人とは思えぬできであります。

 時間のある方は、明日の午後から小野小学校(http://www.matsuyama-edu.ed.jp/~s.ono/furusato/map/onomap7.htm)体育館までお出かけ下さい。


 オープニングは、水軍太鼓でした。


 大野公民館長のあいさつでは、最近、小野地区の学社連携による健全育成の活動や村芝居などの地域特性をいかした地域活動の評価について紹介がありました。


 明日の村芝居を知らせるのぼりがありましたので撮ってきました。本格的なのぼりでした。


 その演目は「大利根月夜」でした。すべて地域住民の手によるものですが、きめ細かい演出が光っていました。


 各種団体の紹介や各種講座の作品の展示コーナーです。


 どうですか、この作品。子どもたちの作品です。この躍動感、すごい。


 外では、さまざまな出店が出店されていました。お餅もついてました。


 こんなかわいらしい売り子も登場。孫が売ってたら買いますよね、お爺ちゃん、おばあちゃん。


 もうシクラメンの季節ですよね。最近、園芸販売コーナーをよく目にするようになりました。


 他の地区ではあまり目にしない魚の干物販売コーナー。海が遠いせいか、なんだか土地柄を感じるとともに、地域の人たちが何を買うのかを熟知しているしたたかさを感じました。


 右側の人物が北尾公民館主事。最近体調をくずされた大野公民館長の留守をしっかりと守ってくれています。

働く意義とは

2008年11月01日 21時03分24秒 | その他
 

 先日、職場体験事業を立ち上げるに際して、愛媛大学のS先生に教えを乞いに行ってきました。

 まず、私たちが何を目指し、何がやりたいかを説明させていただきました。
 S先生は忙しい時間を割いていただいたのにもかかわらず、私たちの不器用な話を丁寧に聴いてくれました。

 松山市では既に中学二年生の職場体験学習があります。
 にもかかわらず、社会教育の切り口で類似事業が必要かという議論もあります。
 しかし、もっと小さなうちから職場体験をさせた方がいいのではないかという考え方もあると思うのです。

 そうはいっても、具体的にどのような手法がいいのか悩んでいました。

 そこで私が、「仕事は大変だということを子どもたちに知ってもらうのは必要ですが、それだけでは勤労意欲は将来、わかないんじゃないかと思うのです。大事なのは、やりがいや苦しくてもギャラが出るから耐えれるといったことじゃないかと思うんですが、そのこと(今の職場体験学習に)が欠けているような気がするんです。」

 「なるほど、でも大人が思っているほど子どもたちは、そのことを知らないんじゃなくて、その反対に仕事というのが大変なものだということを小さなうちからよくわかっているんじゃないでしょうか。それは、身近にいる父親たちが疲れて帰ってきて本当にしんどい姿を見せているから、よく理解していると思うんです。」

 「そうか、どんな寡黙な父親でも疲れているときは背中に出ますよね。」

 「そうなんです。いま、問題として考えなければならないことは、疲れて帰ってきても父親がイキイキとしていたとしたら子どもたちはどう受け止めるでしょうか。それができていないということが問題なんじゃないでしょうか」

 「なるほど。」

 「そこで、視点をまったく切り替えてですね、昔、NHKで『働くおじさん』という番組があったの覚えてますか?」

 「ああ、ありましたね。」

 「あれがヒントになりませんか。『輝くおじさん探し』みたいなことができませんか。仕事は、しんどい。でも、それでも輝いているおじさん。そんなおじさんに触れることができたら、その子どもたちはの将来って変わると思いません。」

 「目から鱗が落ちるという思いです。持ち帰ってもっと練り直してみます。」

 私たちが目指さなければならないことが、明確に見えてきました。
 部下たちをいっしょに連れて行っておいてよかったと今日ほど痛感したことはありません。