明けましておめでとうございます
本年もよろしくおねがいいたします。
紅白を見て、ゆく年くる年を見ながら時報を聞いたら、地元の氏神様に初参り。
毎年のルーティーンです。
昨年は暮れに風邪をひいて、さらに中耳炎を発症。大晦日に病院に行って抗生物質をもらって寝込んでたっけ・・・
「あたりまえに健康であること」が、どれだけ大事なことかを痛感したので、今年はずーっと用心してきました。
お蔭さまで、無事に初参りに行くことができました。

境内では氏子役員さんや年番さんが、かがり火を焚いて参拝者をお迎えし、甘酒も振る舞われます。
この、かがり火を焚く行事は、かつては地域の子どもたちの年中行事でした。
私も小5から中3まで、この行事に参加しました。
冬休みになると、スコップを持って神社に集まり、まずは「穴掘り」から準備を開始します。

現在は写真のように、ドラム缶を半分に切ったものを利用して火を焚いていますが、かつては地面に大きな穴を掘って、太い丸太や根っこをガンガン燃やしてました。直径が3~4m、深さは1.5mぐらいだったかと思います。それだけの大きな穴を、子どもが手で掘るわけですから、何日もかかります。途中で遊びだしちゃったりしますしね。そして新入りの5年生は、必ずイジメられます(笑)。タテ社会の厳しさを、初めて味わうのです。私も掘った穴の中に自転車を落とされて、泣かされたことを記憶してます。まあ、本気のイジメじゃなく、一種のレクリエーションですから、最後には高学年のお兄さんが助けてくれて終了となるんですけどね。
そんなこんなで「穴掘り」が終わると、リヤカーをひいて各戸をまわり「薪集め」をします。大晦日の夜11時頃から元旦の朝8時頃まで、夜通し燃やし続ける分の薪を子どもだけで、手で集めるんですから、これも数日かかります。
そして大晦日当日は、熾火(おきび)で焼いた餅を食べたりしながら、朝まで火の番をして過ごし、最後に参拝客の皆さんからいただいたお年玉を「年功」によって山分けして終了となります。
これら一連の行事を、大人の手助け一切なしで、子ども達だけで、よくやってたなぁと思いますね。
長々と思い出話を書きましたが、そろそろ寝ないといけません。
朝から、新たな年中行事として定着しつつある「元旦の門付け」がありますので。