昨日、瑞穂のお師匠さんのお通夜に参列してきました。
瑞穂町の殿ヶ谷囃子連の元会長 榎本さんが逝去されました。
享年90。
私は、3年前の夏ごろにお会いしたのが最後となってしまいました。
今年は4年ぶりに、瑞穂夏祭の三町合同パレードも行われるようで、
さらに、殿ヶ谷の山車の大修理も完了したと聞いており、
お祭りでお会いするのを楽しみにしていたのに、とても残念です。
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平成18年の初夏、私たちの殿ヶ谷十二支はやし連を立ち上げるべく、
瑞穂の練習場にお邪魔させて頂いていた時、瑞穂の会長を務めていらしたのが、榎本さんでした。
懇切丁寧に、時には厳しくお囃子の手ほどきをしてくださいました。
以来、長年にわたりご指導いただき、立川の私たちのお祭りにも何度も応援に来てくださいました。
「テケテンツクテレツクテンツクツ」とか「テンスケテンテンツクツ」というお囃子の太鼓の文句を、私は、文字ではなく、榎本さんの声音で記憶していますので、いつでも頭の中でその音源を再生することができます。
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お世話になった師匠たちのことを思い出すときに、
いつも考えるのは、「同じことが自分に真似できるか」ということ。
例えば、どこかの町会の方々がやってきて、「ウチもお囃子をやりたいから教えてほしい」と頼まれたら・・・
いや、無理ですっ、できませんって。自分のトコの会の運営だけでも一杯一杯なのに、ヨソの指導まで・・・
ホントにお師匠さん達には頭が下がります。まさに一生アタマが上がらないっていうやつです。
殿ヶ谷十二支はやし連を永く継承していくことが、唯一の恩返しの方法と肝に銘じて、精進してまいります。
心よりご冥福をお祈りいたします
写真は2011年8月立川よいと祭りにて