2月3日(日) 晴れ
厚木市聴覚障害者協会(ろう協)と、厚木市手話サークルあゆの会(あゆの会)の相互理解を深める大事な行事「合同懇談会&講演会」が行われました。
場所はいつもの研修室、内容は次の通りです。
◆午前の部 【講演会】 10:00~12:00
テーマ 「共に歩み続ける手話啓発活動~それぞれの立場から語る」
1) 厚木市聴覚障害者協会 細野氏
2) 厚木市手話サークルあゆの会 竹田氏
3) 厚木市登録手話通訳者の会 沼田氏
◆午後の部 【交流会】 13:15~14:30
ゲーム
1) 手話ビンゴ
2) 伝言ゲーム
司会およびゲーム進行
ろう協 曽根さん、 昼の部 阿部さん・滝沢さん、 夜の部 清水さん
手話通訳
重田さん、鳥海さん
【講演会】
細野氏の講演。
細野氏は、
・ろう学校時代の出来事や想い出
・戦争中食べるものが無くてイナゴやカエル、木の葉まで食べたこと
・家の手伝いで桑の葉を取ってリヤカーで運んだり、肥(こえ)を担(かつ)いで畑に撒(ま)いたり
・働いていた会社が火事になったり、いろんな会社で働いたこと
・ろう協とあゆの会の発足時(ほっそくじ)の様子(ようす)
・3軒目の家はバリアフリーにして、子供たちと一緒に暮らしていること
などを話してくれました。
竹田氏の講演は
・厚木市に引っ越してきた時のこと
・ろう者と出合った時のこと
・あゆの会に入ったいきさつ
・できたてのあゆの会の様子
・優しい手話を表した人を見て、手話を続けたいなと思ったこと
・東関東大震災の避難所のろう者が「手話ができる人がいないのがさびしい」と言っていたのを聞いて、もっと手話が世の中に広まればいいなと思っていること
などを話してくれました。
沼田氏の講演。
沼田氏は
・手話は自分からやる気にならないと覚えられない
・手話を続け、通訳になったのは「縁」があったのだと思う
・昔は「ろう運動」をずいぶんやった
・今はろう者にも便利な時代になったが、「理解」はされていない
・これからのろう運動は「要求」をするだけではなく、人々に理解してもらうという運動が必要
・通訳は手話を教える人「ろう者」と教えてもらう人のサポートをする人
・サークルと奉仕員養成講座・通訳者養成講座の違い
・「小川のせせらぎ」 「小鳥のさえずり」 をどうやってろう者に説明するか
・「子供がヨチヨチ歩く」 健聴者は様子を音で表現するが、これをどうやってろう者に伝えるか
このようなことを手話サークルで学んでほしいというお話をされました。
【交流会】
グループに分かれ、楽しく食事した後にゲームをやりました。
手話ビンゴ
伝言ゲーム
簡単な文章なのに途中で間違い、最後でまた元に戻る。結果、最後の人には正しく伝わりましたとさ。 (*^ω^*)
「福は内、鬼は外!」 何度やっても伝わらない。もうおかしくて。ヾ(≧ω≦)ゞひゃっはっはっ!!
と笑っていたが、ふと「健聴者には当たり前の掛け声だが、ろう者は耳から情報は入らない。こんな掛け声も聞いたことは無いのかも。」
こんなゲームからもろう者の世界をのぞくことができる。
まだまだトンサンはろう者への理解が足りないようだ。
というわけで、今日の合同懇談会&講演会はトンサンにとって楽しく、とっても勉強になりました。
竹田さんの手話が、みんなと違ってとっても優しいのも理由がわかったし。 (*^ω^*)ポリポリ