10月19日(土) 曇り
今朝の読売朝刊の「論点」に「エネルギー政策」をテーマとして、小泉首相の意見と読売新聞遠藤弦論説委員の意見が載っているが、トンサンは読売新聞は間違っている。小泉元首相が正しいと思っている。
これは10月8日の読売新聞 社説 「小泉元首相発言 「原発ゼロ」掲げる見識を疑う」」と書いた記事に対し、小泉元首相が意見を寄せたものだ。
そして論説委員の遠藤弦氏が意見を載せている。
小泉氏は楽観的過ぎないか 論説委員 遠藤弦
読売新聞はこの間違った意見を載せたことを、あとで後悔することになるだろう。
読売新聞が間違っている点を次に掲げよう。
意見記事を通して間違っているのは、目先のことしか見ていないことだ。
それは廃棄物処理のことを棚上げにしている点だ。
(論説)
廃棄物を地中深く埋める方法は、日本を含め、各国が採用を決めている。
問題は、自治体や住民の理解が得られず、候補地が見つからないことだ。
「メドが付かない」というのではなく、「メドを付ける」のが政治の責任である。
こういういいかげんな意見を載せている。
地中に埋めたらそれでおしまいか?
何万年も害を及ぼす放射能についてはだれが責任を取るんだ?
だから住民の理解が得られず、メドが付かないのだ。
大新聞ならもっと大所・高所・遠いところまで見据えた視点で物事を考えなければならない。
「害になる放射能は我々では処理できないから、子孫のあんたたちが何とかしてね。」と言っているのだ。
読売新聞の「社説」「論説」はレベルが下がった。
その原因は、近視眼的な見方しかできていないからだ。
遠大な目を持つ識者はいなくなってしまったのか。