TOY-TORCHA

60歳お父ちゃんの「つまらなくって、何の役にも立たない」と大評判の馬鹿まる出しブログ。

父ちゃんのお茶飲み話 特撮!

2014-08-24 19:55:30 | 日記
最近、「パシフィックリム」をレンタルDVDで観ました。
観る前からわかってた事なんですが、やっぱり父ちゃんには駄目でした。

そして先日、錦糸町の映画館で「ゴジラ」観ましたが、これも駄目。

両方の映画に共通するのは「楽しさ」の欠落です。


ホリゾントの青空をバックに、ピアノ線にぶら下がったジェット機が飛んで来るとか、石膏で出来たビルや、木の枝を植え込んだ山の中に、ゴムで出来た怪獣のぬいぐるみが暴れまわってるとか、そんな映像を観ながら感じる「贅沢なおもちゃで遊んでる雰囲気」と、映画観を出た後に現れる「本当の怪獣がいる世界」。

それらを語る事が、怪獣映画の楽しさだと思うんですが、みなさんはどうなんでしょう?


CG全否定と言うつもりはありませんが、夏休みの工作みたいな特撮映画は触覚を刺激しますね。

観終わった瞬間に粘土で怪獣作りたくなります。

「父ちゃんがかっこいいと思うゴジラはこうだぁ!」と見せびらかしたくなります。

そのうち、「このゴジラはこういう風に現れて、こんな風に帰って行くんだ」とか勝手なストーリーもくっついて、自分だけの怪獣がいる世界を語りたくなるわけです。

失礼な言い方ですみませんが、父ちゃんにとって、怪獣映画の魅力の半分は、「出来のわるさ」にあるのです。

「父ちゃんならこうするのに」という、手を加える余地がある。

素材を受け取った感じがして、わくわくします。



今回の「ゴジラ」は、たいへん良く出来てましたが、そういう楽しさは微塵もありません。

「良く出来た大げさなホラ話」という印象でした。

誰か他の人が語る「本当の怪獣がいる世界」をそのまま映像にして見せてもらったような気分。


父ちゃんは、語るのは好きですけど、聞くのは好きじゃありません。




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