勃ちあがった象の白い涙の物語

ロックンロールにゃ老だけど死ぬにはチョイと若すぎる

和風二段弁当(キングサーモンハラミ)

2011-05-15 21:02:20 | Weblog
以前は「おにぎりのローソン、弁当のセブンイレブン」といわれていた。
ローソンは、他のコンビニに比べ、いい米を使っているような印象があって、そのせいか、おにぎりに関しては、数多いコンビニの中でもローソンが一番だと思う。しかし、コンビニ弁当に関してだけ言えば、米の美味しさはローソンに劣るものの、種類の豊富さや質の高さは、セブンイレブンがローソンを圧倒していたように思う。

しかし、最近のローソンは、少し事情が違っているように思う。
種類の豊富こそセブンイレブンに適わないものの、ここしばらくで新たに投入されているローソンの新弁当は、けっこう美味しいものが多い、と思う。

そんな中で、個人的にお勧めなのは、和風二段弁当(キングサーモンハラミ)である。
偉そうな名前をつけていても、要はシャケ弁当なのだが、その肝心なシャケが、とにかくおいしい。
脂ののりかたがちょうどいい感じで、既に定評のあるおいしいお米との相性もバッチリである。
願わくば、もう少し栄養のバランスを考えて、野菜類ももっと入れてほしい気もするが、コンビニ弁当にそれを求めるのは、少し贅沢すぎるかもしれない。

「乾坤の夢」 津本陽

2011-05-15 08:52:02 | 書籍
関が原の合戦から大阪の役までを徳川家康を中心に描いた小説。
その時代背景自体は、日本歴史上、もっともエキサイティングな時代だけに、本来ならば話として面白くならないわけがないのだが、この本に関しては、本当につまらない。正直、小説としては読むのが苦痛であるとさえいえる。

多くの文献を漁り、膨大な情報量が詰め込んである。その歴史の裏話の量としては、他の歴史小説を明らかに圧倒している。しかし、それがために、話の進め方に無理が出ているし、人物が描けなくなっている。
歴史的に大きな事件を取り扱っているだけに、読者としてその大まかな話の筋や結論を知っているだけに、何とか読みきることができたが、そうでないのならば、話の筋すら把握できないのではないだろうか。

歴史の資料文献として読むぶんにはいいが、小説として読むにはどうなんだろう、と思う。