勃ちあがった象の白い涙の物語

ロックンロールにゃ老だけど死ぬにはチョイと若すぎる

「明日に架ける橋」 サイモンとガーファンクル

2011-10-21 09:04:48 | 音楽
サイモンとガーファンクルの実質的な活動期間は約6年間くらいで、発表されたアルバムの枚数もそれほど多くない。
しかしながら、非常に人々の印象に残っているグループで、もう30年位前に、確かTBSだと思うが、ドラマで幕末青春グラフティなるドラマ・シリーズがあって、その第1弾が坂本龍馬を題材としたもので、そのドラマに使われた音楽がビートルズで、その第2弾として福沢諭吉を題材としたドラマの音楽に、このサイモンとガーファンクルが使われていた記憶がある。つまり、少なくとも、このドラマ・シリーズにかかわった人にとっては、ビートルズに匹敵する音楽グループというイメージがあったわけである。

実は、個人的には、このポール・サイモンという人は大嫌いで、南米やアフリカの民族音楽を取り入れた音楽、つまりはワールド・ミュージック的なものをやった最初期の人であり、その音楽的なセンスは認めるが、その民族音楽を生んだ文化に対して何ら敬意を払わないその姿勢に、すごくズルいものを感じてしまうのだ。

しかしながら、そのメロディメーカーのセンスというか才能は認めざる得ない。
このアルバムも、そういった才能の詰まったアルバムで、どの曲も優れたメロディーの曲ばかりであり、彼らの代表的な楽曲も多く収録されている。