陸軍大学校という本を読んでいるところです。陸軍大学校とは旧帝国陸軍で士官学校を卒業したのち、優秀な中尉、大尉レベルの将校が厳しい選考を経て入学できる陸軍の最高学府でした。将来の参謀や師団長などになるエリートでもありました。
陸軍大学校を優秀な成績で卒業した者には、海外留学とか陸軍省、参謀本部などの陸軍の中枢組織で勤務することができました。そんなわけで、昭和の陸軍は師団長や参謀長、中央の幕僚などほとんどが陸軍大学校の卒業者で占められる結果となりました。これがまた参謀や中堅幕僚の下剋上を生み出した要因でもありまして、陸軍大学校の功罪でもあります。
この本を読むと、明治の陸軍が設立された時期に、苦労して陸軍大学校というものを作ったことがわかります。そして、日清、日露の戦役でうまく機能したのでありますが、やはり大正、昭和と続いてくるうちに、陸軍といえども役所ですから官僚化がすすんでしまい、組織が硬直化して本来目指していたものとは方向性が違ってきてしまったようです。
しかし、陸軍大学校で学んだ方が書かれたものを読むと、休む暇なく宿題などに追われていたようで、それが将来の役に立ったという話もあります。要は、陸軍大学校で学んだことをその後いかに生かしたか、さらに勉強を進めたかということになるのでしょう。どうも日本人の悪い癖で、その時には頑張っても、卒業してしまったらプライドだけは高くなって、その後は偉そうにするだけで進歩がないという輩が多かったように感じます。
これから読むところが陸軍大学校の入学試験に関連したところなので、いったいどんな試験だったのか非常に興味があります。
陸軍大学校を優秀な成績で卒業した者には、海外留学とか陸軍省、参謀本部などの陸軍の中枢組織で勤務することができました。そんなわけで、昭和の陸軍は師団長や参謀長、中央の幕僚などほとんどが陸軍大学校の卒業者で占められる結果となりました。これがまた参謀や中堅幕僚の下剋上を生み出した要因でもありまして、陸軍大学校の功罪でもあります。
この本を読むと、明治の陸軍が設立された時期に、苦労して陸軍大学校というものを作ったことがわかります。そして、日清、日露の戦役でうまく機能したのでありますが、やはり大正、昭和と続いてくるうちに、陸軍といえども役所ですから官僚化がすすんでしまい、組織が硬直化して本来目指していたものとは方向性が違ってきてしまったようです。
しかし、陸軍大学校で学んだ方が書かれたものを読むと、休む暇なく宿題などに追われていたようで、それが将来の役に立ったという話もあります。要は、陸軍大学校で学んだことをその後いかに生かしたか、さらに勉強を進めたかということになるのでしょう。どうも日本人の悪い癖で、その時には頑張っても、卒業してしまったらプライドだけは高くなって、その後は偉そうにするだけで進歩がないという輩が多かったように感じます。
これから読むところが陸軍大学校の入学試験に関連したところなので、いったいどんな試験だったのか非常に興味があります。