トーネードの無職生活

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世界の傑作機のソードフィッシュを読む

2016-09-27 07:00:00 | 日記
 隔月で世界の傑作機というムック本が発売されています。第二次世界大戦時の航空機から現代ですとF-4ファントムまで取り上げられています。誰でも知っている戦闘機から、私もそのような機体があったのを知らなかったというマイナーな機体まで色々取り上げられます。記事も文系な私ではほとんど理解できないものもあったりしますが、写真を見ているとかっこいいなあとか思ったりしています。

 今回取り上げられた機体はソードフィッシュというイギリス海軍の艦上攻撃機です。第二次世界大戦で航空母艦を運用したのは、日本とアメリカ、イギリスです。日本とアメリカの艦攻は全金属製の単葉引き込み脚でしたが、なんとイギリスは複葉羽布張り固定脚という旧式なソードフィッシュという機体でした。

 なぜにそんな機体でも良かったのかといいますと、戦っている相手のドイツとイタリア海軍は空母を戦力化できなかったので、地上から戦闘機が飛ぶ範囲は危険ですが、それ以外は戦闘機は飛んできませんから、旧式な機体であってもなんら問題がなかったわけです。

 で、この旧式な機体がまた活躍したのですな。ひとつはイタリアの戦艦部隊が停泊していたタラントを空襲して戦艦部隊に大損害を与えたこと。

 それから、ドイツの戦艦ビスマルクが大西洋に進出して通商破壊戦を行おうとしたところで、まずは魚雷を一発命中させてビスマルクに燃料漏れをおこさせてフランスに修理に向かわせることになったこと。さらにフランスに逃げ込もうとしたビスマルクに再び魚雷を命中させたのですが、当たり所が絶妙でビスマルクの舵がきかなくなりその場をグルグル回るという状態に追い込みました。そして追いついてきたイギリスの戦艦部隊がビスマルクを粉砕したのでした。

 その後はドイツ海軍はUボートでの通商破壊に集中したため、ソードフィッシュにレーダーを装備して対潜哨戒するようになりました。

 ということで、ソードフィッシュは旧式機ながら記憶に残る傑作機となったのでした。