最近米軍のヘリや航空機の不祥事が頻発していますが

　ここ最近、米軍のヘリや航空機の不祥事が頻発しています。沖縄ではヘリの窓枠が小学校の校庭に落下したり、不時着が頻発しています。三沢ではF-16がエンジントラブルで増槽を投棄して問題になっています。

　ここで思うのは、これらの不祥事が最近になって増えたのか、はたまた以前からあったけれども報道もされずにいたものが、最近の風潮で報道されるようになって、いかにも不祥事が増えたように感じられるのか。そこがはっきりしなしので、不祥事が増えたのかどうかがよくわかりません。

　ヘリや航空機は整備を完璧にしたと思っていたとしても、またマニュアルや手順、承認の基準などが決められていたとしても、100%大丈夫ということはありえません。ですから飛行中に不具合が生ずる機体というのは避けられないと思います。そこで重要なのは先日の自衛隊のAH-64Dのように民家に墜落するということで、ヘリならば故障が生じたら速やかに安全な場所に着陸することが必要だと思います。

　また今回のF-16のエンジントラブルだと、F-16はエンジンを一つしか搭載していませんので、もしエンジンが止まってしまったりして墜落したら、それこそ大変なことになります。そういった点では米軍のヘリにしろF-16にしろ最悪の事態の前に処置しているわけで、その点はきちんと評価すべきです。

　ただ、気になるのはもし米軍の不祥事が増加しているのだとしたら、米軍の訓練や整備などに問題があるのかもしれないということです。錬度が落ちているとしたらそれは大問題という気がしています。

　マスコミも通り一遍の報道ではなくて、もちっと深堀した報道をしてほしいなと思うのでありました。