Landscape diary ランスケ・ ダイアリー

ランドスケープ ・ダイアリー。
山の風景、野の風景、街の風景そして心象風景…
視線の先にあるの風景の記憶を綴ります。

満開の桜の下で

2014-03-29 | Walk on

 

私の住む街では、二日続きの陽気で桜がほぼ満開を迎えた。

桜の開花を待ちわびたように繰り出してくる人々を見ていると、

なんだろう?

この幸せそうな和み感は…

華やかな桜映えの空間、そこだけが穏やかな光に包まれている。

満開の桜の下では、みんな幸せそうだ。

確かにそこには、ささやかだけど人生の「善き時間」が流れているように思えた。

今年の桜写真は趣向を変えて、桜の樹の下にあった「善き時間の記憶」

さぁどうぞ、幸せの時間に。

 

最初は石手川公園の桜並木。ここは母の遺影を撮った場所。

 

この2点は公園の桜まつりの様子。

花見の定番のカラオケで盛り上がる花の宴。

 

ボール遊びをする父子。

でも男の子はお母さんが気になる様子。

母子で交わされる慈しみの視線。

 

二組の母子(孫と祖母かも?)が交差する。

そこに数十年の時間が交差するような錯覚を覚えた。

 

この犬と散歩するお爺さんは絵になる(笑)

 

桜を見上げる老人たちの表情がいい。

一抹の無常観があった。

 

桜並木三点。

ちなみに自転車の人は私ではありません。

 

場所を道後公園に移して。

ここは活きいきした子供たちの表情を。

そしてそれを見守るお母さん。

 

花見には屋台が付き物。

上の父子三人は、屋台の香具師の親子なのだろうか?

姉妹の表情が気になった。

そして懐かしい屋台の駄菓子屋さん。

現在の子供たちも興味津々の様子。

 

最後は堀之内の芝生公園へ。

まだ桜が幼木で、空間が間延びしていた。

今日の気分は、スピッツの「ロビンソン」

桜とは違うだろう?

と云われそうだけど、

無邪気なまでのふわふわした浮遊感が、紛れもなく春です(笑)

 


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4 コメント

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良いですね (misa)
2014-03-29 22:56:51
声が聞こえてきます
まるで動画を見ているような不思議な感覚です

「君の写真はもう古いのかもな」と言われた時は真っ暗になりましたが今思えばその通りなのかもしれません
引き際をカッコ良くなんて言ったのも負け惜しみのcamouflage
見る人の心が動くから良い写真なのです
ご馳走様でした!
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Unknown (鬼城)
2014-03-30 09:14:21
ランスケさんの点描に中には、暖かいものが流れています。生きているという流れ・・・
いずれ私も車いすで桜を眺めているような情景もふっと浮かんできます。
石手川公園ではお母さんとの思い出が・・・
松山の花見も「カラオケ」「焼き肉」と最近の流行に換わっているんですね。昔ながらの重箱に一升瓶の花見はどこへ行ったのか?
返信する
花散らしの風雨 (ランスケ)
2014-03-30 10:41:03
misaさん、ありがとうございます。

確かに私は変わろうとしているのだと思います。
どういう形になるか?分からないけど…
今まで、ほとんど人のいない風景写真ばかり撮って来ましたからね。

misaさん御指摘のように、
動画的(映画的)な手法を意識しました。
複数の写真で見せる組み写真ではなく、あえて映画的に。

それにしても三日前あたりからアクセス数が極端に落ちています。
ほぼ半減ですね(汗)
でも不思議なのが、ランキングが落ちていない。
週間ランキングは、むしろ上がっている。
私と同様gooブログのアクセス数を表示している流れ星さんのところを見ると、
やっぱり同じようにアクセス数が下がっています。
どうもこれは何か別に原因がありそうです?

四国の桜は、ほぼ満開を迎えたようです。
そして今日の台風なみの強い風が桜散らしの風になりそう?
あっという間に咲いて、あっという間に散ってしまう。
潔い花です。
返信する
桜の下の善き時間 (ランスケ)
2014-03-30 11:01:27
宇和島も桜満開ですね。
今年は山桜も一緒に満開とか。
それもまた豪華ですね(笑)
由良半島あたりの一面の花模様を観てみたいです。

今まで桜の花ばかりに気を取られていました。
でも今年は、それを観る人たちの、なんとも幸せそうな表情に目が行きます。
桜の季節だけ訪れる「幸せな空間」です。

misaさんや鬼城さんの仰るように、
暖かい空気感が写真から伝わったとしたら、
間違いなく満開の桜の下に集う人たちの「幸せ」のオーラでしょう(笑)
特に老人と子供は絵になります。

あの東屋で桜を愛でる車椅子のお年寄りの表情が好いでしょう。
まるで亡き父母を見ているようでした。
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