昨夜放送されたNHKスペシャル「終わりなき被曝との闘い」は凄かった。
冒頭から、いきなり目に見えない放射線の空気中を漂う不気味な映像から始まる。
広島における入市被曝の実態は、福島が抱える低線量被曝(内部被曝)のこれから起こる過酷な現実を予感させる。
リンクを張った、この動画サイトは、NHKが過去に放送した8月6日原爆投下の日に合わせた番組を集めている。
2008年の8月6日(震災の前に)放送された「見過ごされた被曝」も見ていて背筋が寒くなってくる。
この番組でも強調されるように「低線量被曝の人体への影響は、ほとんど判らない」というのが、現在の正しい科学的見解なのだ。
何も判っていないのに、どうしてあんな断定的な口調で否定できるのだろう?
本当に、この原子力関連分野は終始、人の暗部を覗き見るような如何わしさが付き纏う。
余計なお世話でした。