Landscape diary ランスケ・ ダイアリー

ランドスケープ ・ダイアリー。
山の風景、野の風景、街の風景そして心象風景…
視線の先にあるの風景の記憶を綴ります。

、生きてゆく力

2021-06-24 | Walk on

2月に脳出血で入院して3カ月間療養して、4月末に退院した。

初めの一週間は、調子が良くて退院後のリハビリに励んでいた。

私は、日常的に自転車や山歩きで体力維持には努めて来ているので、退院後一カ月もすれば元の生活に戻れると楽観視していた。

ところが脳の血管障害である脳出血は、今までの骨折のようには行かなかった。

退院後2週間が過ぎたあたりから突然の体調不良が続き、眩暈や胃痛が繰り返し身体を苛み、外出もままならない

寝たきりの生活がしばらく続いた。

病院へ行って点滴や薬を処方してもらうと、しばらく落ち着く。でもまた突然の「体調不良。と一進一退の日々が続いている。

どうも回復まで一年くらいを要しそうな長期戦を「覚悟しなければならないようだ。

人生晩年期に入って、とんでもない落とし穴が待ち受けていた。。

 

コロナ禍の時代、自分自身の生き方と重ねて色々云いたいことも沢山ある。

これから話が長くなってしまいそうだ。

退院後ネット配信で観た映画、「ノマドランド」のこと、入院時から読んでいた話題の本。「人新世の資本論」や「日本再生のためのプランB」のこと等々~~~~~

とにかく今は、朝早く起きて規則正しい生活を送ることと身体にいい食事と可能な限りの散歩。。そしてよい睡眠を心掛けている。

生きるということの基本は、そういうことなのだと思う。

普通に散歩ができて自転車に乗れるようになる日常が戻るまで、諦めないで心身の健康維持とリハビリを続けます。

特にメンタルヘルス、大事です。ストレスが高じて神経性胃炎でしばらく苦しみました。

入院時から、たくさんの山友達や写真友達や旧友から暖かい励ましの電話やメールを頂きました。本当にありがとうございました。

 

入院時、ずっと斎藤和義の「やさしくなりたい」を聴いていたよ。

コロナ禍の時代、もっとも心に沁み入る歌だと思う。

とにかく脳の障害は厄介です。

普段無意識にできていた日常的な「身体動作が、何の前ぶりもなく突然できなくなってしまうのです。

その一つ一つを意識的に注意喚起しながら克服してゆきます。

まったく気の遠くなるような毎日です。

やっとブログ更新ができるくらいに回復しました。

未だ以前のような山や森へ入って自然写真を撮ることは無理ですが、

諦めないで、少しづつ自分の身体能力の可能な範囲で写真を撮れたら良いなと思っています。

まず最初の一歩です。

これが私にとって「生きてゆく力」となるのです。

 

 

 


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
生かされて (ホッホ)
2021-06-24 23:50:00
ブログ、復帰第一弾おめでとうございます。
生死を彷徨うような事故でしたが、生かされました。
完全回復は難しそうですが、徐々に健康体に戻るといいですね。
返信する
お見舞いにもいけず・・・m(_ _)m (鬼城)
2021-06-25 07:06:36
ブログ更新、おめでとうございます。
脳障害はやっかいです。
仕事がらいろんな話を学生や先生方から聞きます。
ランスケさんの症状はじっくり、ゆっくり回復していくだろうとおもわれます。
最初の処置が早かったようですね。
10分遅れたら障害がひどくなって回復はしないのが現実です。
元には戻らなくても普通の生活は出来るようですから安心しました。
周りに素晴らしい友人の方々がおられます。
私ごとながら今日はワクチン2回目です。
移動困難でしたが7月半ばあたり県都を訪れようかと・・・
リハビリ、規則正しい生活、頑張ってください。
返信する
拾った命生かされている命 (ランスケ・)
2021-06-25 07:36:50
ホッホさん、降って湧いたような発病でした。
自転車の転倒事態は、今までもよくある事なのですが、
こんな大事になるとは思いも由りませんでした。。
転倒事態も軽く頭を打ったくらいに考えていました。
普段なら一週間くらいで治っていました。
ところが今回は、脳の細い血管が裂けて出血が酷く、
処置が遅ければ死んでいたか植物人間状態で余生を送る羽目に陥っただろうと、入院して言われました。
脳の腫れがひいて血腫が治まるまで一カ月を要しました。
そういう意味では、確かに拾った命です。
生かされている⋯その言葉の意味、痛感しています。
本当に大事にしないとね。
拾った命です。
そのことを退院後もずっと考えています。
だから、あえて更新したブログのタイトルを「生きる力」としました。
子の命は生かされている命ですから。

ホッホさん入院時は本当にお世話になりました。
友達の有難さを痛感した療養生活でした。

最後の画像、公園のアオバズクもコロナ禍の世界にまた今年も渡ってきてくれました。
この緑濃い公園が退院後の私のオアシス、散歩の目的地となっています。
この森の中のベンチに横たわりうたた寝する時間が至福です。
木蔭を心地よい風が吹き抜け鳥のさえずりが聴こえます。
「生きていて良かった」と安堵します。
返信する
エッセンシャルワーカーの時代 (ランスケ)
2021-06-25 09:07:10
鬼城さん、ありがとうございます。
お見舞いなんて気にしないでください。
基本的に病院はコロナ禍で親族でも面会できません。
本当に医療の「逼迫は。入院していて実感しました。

ブログを拝見すると、蛍や「ササユリと続々と季節の風物詩を見事に映し出されていますね(拍手)
写真は撮影者の心情を反映します。お見事です。

私も一回目のワクチン接種終えました。
脳の血管障害なので接種後の血栓が怖くて躊躇していました。
予約前に「主治医の受診を受けOKをもらいました。
とにかくワクチン接種しないと何も始まらないですから。
次々と発症する変異種の拡大を思うとコロナ終息には、まだ長い時間を要しそうですから。
それまで安全を保障するのはワクチンしかないですからね。
治療薬の開発も世界で加速しています。
コロナ後の世界を見据えた持続可能性の高い医療福祉経済の展望を分かり易く解説する「日本再生のプランB」はお薦めです。
コロナ禍を経たアメリカで若い人たちの人気職種の一位が、今この医療福祉関係であることが頷けます。
エッセンシャルワーカー、誇りをもって取り組める職種ですから。
そんな若い人を育てる鬼城さんのお仕事、少子高齢化の地方再生の切り札だと思います。
もう働く人たちの人件費をコストと考えるような新自由主義のグローバル経済の流れは終わりを迎えました。
アメリカでは金融やIT系職業の人気は急落しています。
返信する
心と身体 (misa)
2021-06-25 22:12:33
メールで現状を知り心配していましたが
何はともあれブログ復帰され安堵しています
私はワクチン接種を二回終え、一週間後、四度目の入院OP(副作用継続中)
ここまで来たら命を繋ぐ儀式の様なものです
かと言って嘆いてるわけでもなく、自暴自棄になってるのでもなく、現状を受け入れたうえでの生き方を模索しながら日々を送っています

お互い死の淵を彷徨った者だから余計命の尊さが身に染みる
焦らず、ゆっくりゆっくり
悔いを残さない老後を送りたいと願います
返信する
笑って会える日まで (ランスケ)
2021-06-26 03:37:11
misaさん、コメントありがとうございます。
こうやって、お互いの辿って来た運命の変遷を振り返ると同じような厄介な山あり谷ありの人生ですね。
そしてお互いに、それにめげることなく受け入れているのが凄い(笑)
「生かされている」この感覚は、山へ入り、幾度も人智を超えたような荘厳な風景に出会ってきた私たちだからこそ、肯定的に受け入れられる過酷な運命を超える生命力への純粋な賛歌だと思います。
こんな死線を漂っても、まだ生き続ける生命力に、ただ感嘆し、その不思議な佇まいに人智を超えた感謝の念を抱くのだと思います。
コロナ禍の時代、misaさん私たちなら生き延びますよ(笑)
お互いに病を克服して、またお山でお会いしましょう。
笑って会えるその日を楽しみにしています。
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