今年元旦の石鎚山頂、明け方の気温は-7℃だったそうです。
(お山の主、福島さんに確認。掲載している画像は元旦ではなく過去のものです)
大晦日にわずかな降雪があった程度で、ほとんど雪のない状態だったようだ。
おそらく12月の積雪量としては過去最低だろう。
11月末の初冠雪以来、ほとんどまとまった雪が降っていないのだから。
石鎚スキー場も、なんとか人工雪で大晦日のオープンにこぎ着けたようだ。
年明け三ガ日の気温は、例年の三月並みの気温だというから驚きだ。
今年の暖冬傾向は、ちょっと異常だと思う。
年末年始のネット情報を検索していたら、気になる書き込みがあったので、この記事を起こしました。
冬山に入って体感気温として寒かったのは理解できますが、
時々、ありえない数字を載せる人がいるので、びっくりします。
四国の山で氷点下20℃近くまで下がることは、先ずありません。
(過去10年以上2000年代の気象データを確認しても)
私が1999年から通い始めた17年間の厳冬期石鎚で一番下がった気温が-16℃です。
例えば、一冬で平地(松山)の最低気温が-2℃か-3℃くらいまで下がることが一度か二度くらいあります。
そんな日に石鎚山へ入って、明け方に体感した温度が、この-15℃前後の気温です。
100mで0.6℃下がると云われる標高差による気温の目安です。
だいたい石鎚山頂の最低気温は、平地の最低気温より10℃低く見積もって±3℃くらいの誤差で収まるくらいだと思います。
だから平地で0℃だと石鎚山頂は-7℃から-13℃くらいの気温だと考えてください。
これは日の出前の気温で太陽が昇ると気温差は、まったく違ってきますから。念のため。
因みに四国の気象データとして最も寒かったのが剣山測候所の記録した氷点下23℃ですね。
これも30年以上前の記録です。
2000年代になってからは氷点下17℃以下の記録は見当たりません。
もう一つ、四国の県庁所在地の最低気温過去データも参考に、どうぞ。
これも高知の氷点下7.9℃が最低記録です。
2000年代になってからは氷点下5℃まで下がることもなくなりました。
きっと氷点下20℃という気温を、厳しい寒さを実感できる数字だと考えている人が多いのでしょうね。
でも四国の山で、この気温まで下がるには平地の最低気温が氷点下7℃から氷点下5℃くらいまで下がる必要があります。
温暖化傾向の顕著な最近では、ありえない数字です。
だから石鎚山頂で最も気温が下がっても-15℃くらいまでだと考えてください。
今シーズンは、福島さんによると-10℃が最低気温だということです。
この写真はいいですね。
そうですね。
この画像は三浦さんの第一写真集に収められた瓶ヶ森の鷲の羽のような風雪の樹を意識しています。
この日は西条市内も朝から積雪してロープウェイ駅までバスが行けないかもしれないと警告された日でした。
成就社から深雪のラッセルを単独で6時間以上かけて山頂まで辿り着きました。
写真としては、つまらないけれど厳冬期の迫力は満点です(笑)
こういう写真を撮ろうと思ったら、それなりのリスクを背負わないとね。
厳冬期の瓶ヶ森や石鎚の写真を撮るために30kg以上のザックを担いで蟻地獄のようなラッセルを10時間以上かけるリスクを背負ってきたつもりです。
誰かのマネでなく未知の風景を求めようと思ったら、幾つになっても冒険心は必須ですね。
ちょうど新しいYOU TUBEのbest of web が出たので御覧ください。
もう最後までわくわくする映像です。
https://www.youtube.com/watch?v=yHVrGUeTFbo#t=26
厳しい石鎚が戻ってくるよう祈念します。
大晦日より福島さんや風雪さんにくっついて石鎚山での年越しに行ってきました。
ペンタ君も成就から朝駆けで新年の一番乗りでしたよ。
大晦日はガスと雪で何も見えなかったけど、元日の日の出の直前からガスが切れ始めて素晴らしい初日の出となりました。
4~50人(小さな子供さんもいました)ほどの皆さん、歓声を挙げ辺り一面が緋色に染まりとても感動的でした(〃^ー^〃)
こんな風景に出会えたこと、沢山の皆さん(愛大名誉会長さんやかたっくりさん達)と出会えたことを心から神様に感謝しました。
福島さんが-7℃と気温を確認してくれましたが、私は思ったより低いなと感じました。風が弱かったのもあるのでしょう。
「寒い寒い」と足早に下山する人も多かったので装備や感覚の違い?私はそれほど寒くなくてヨカッタ!と思ったほどです。
それでも-20℃はないですね~
「1年に1枚の感動の瞬間」が有ればと願っていますが今年の分は元日に使い果たしたようです(笑)
後はのんびり山や自転車を楽しみたいです(*^^*)
今年もよろしくお願いします。
こんなに暖かなお正月も、ちょっと記憶にないですよね。
今朝の新聞を見ると、昨日の松山の最高気温は17℃です。
春爛漫の四月の気温ですよ(笑)
今回の記事に掲載した主要都市の最低気温過去データを観れば一目瞭然。
1970年代からの気温の上昇は顕著ですね。
私の記憶する限り、この10年で松山の最低気温が氷点下4℃まで下がった日はないはずです。
私たちは、当たり前のように享受している便利さと引き換えにしたもの考えないとね。
masaさん経由で皆さんの元旦のフェイスブック石鎚情報は届いています(笑)
私も年末年始の天気予報を見て、唯一のチャンスは元旦の朝だと予想していました。
(私は年末年始は山へ入りません)
masaさんにも石鎚へ行くように薦めたのですが、
残念。チャンスを逃したのようです。
良かったですね。
気温が高めなので、あそこまで雲海が発生するとは予想外でした。
初日の出の瞬間を願った大勢の登拝者の祈りが通じたのでしょう(拍手)
このまま雪なしの冬が続くとは思えません。
これから大寒に向けて気温も下がって来ると思います。
大雪の後の神々しい雪山の朝を期待しましょう。
確か、風雪さんたちとシラサ山荘の予約も入れていると聞いています。
まだ冬は始まったばかりですよ。
例年、雪の少ない北海道でも記録的な豪雪のための悲劇が記憶に新しいですね。
この気象現象は、夏に頻発するゲリラ豪雨のメカニズムと同じだと考えた方がいいと思います。
雪は氷点下まで気温が下がり、低気圧が通過すれば降ります。
ドカ雪の頻発と寒冷化は関係ありません。
(掲載した主要都市の最低気温過去データを見れば明らかです。
毎年のように記録的な猛暑は伝えられますが、最低気温の更新は、まったく聞きませんから)
むしろ温暖化による極端な気象現象と捉えた方が正解でしょう。
この冬も再び活発化したエルニーニョ現象による海水温の上昇で南岸低気圧の発生が多そうです。
これの発生は、ドカ雪をもたらす可能性大です。
期待しましょう(笑)