Landscape diary ランスケ・ ダイアリー

ランドスケープ ・ダイアリー。
山の風景、野の風景、街の風景そして心象風景…
視線の先にあるの風景の記憶を綴ります。

夏遍路Stevenそして 梅雨明け

2018-07-14 | 祈り

 

四国地方も7/10頃、梅雨明けしたようだ。

西日本に大きな災害をもたらした長雨の後、猛暑の夏がやって来た。

仕事関係で被災後の大洲市内を訪れることがあった。

肱川が氾濫して浸水したのは、市内でも一部の地域だった。

そこは昔から肱川が氾濫したら水を逃がす遊水地だった。

そんな場所に郊外型商業施設を誘致していたのだ。

一体は泥を被り、店舗前にはうず高く瓦礫と化した商品が積み上げられていた。

しばらくはインフラ復旧に時間を要するようで、自衛隊の給水車の姿を見た。

被災から免れた市内唯一の銭湯が、被災者の多くを受け入れているという噂を聞いた。

大洲という場所は、盆地特有の気象現象による県内で最も気温の高いことで有名だ。

この日も36℃を記録していた。

 

そんな真夏日の午後、目の神様、生目神社の参道でお遍路さんと出会った。

オランダからの歩き遍路Stevenは、大学で真言密教を学んだそうだ。

先生の薦めもあって真言密教の聖地巡礼、四国遍路を思い立ったと話していた。

流暢な日本語を話していた。

気になったのでネイルアートした爪を見せてもらった。

消えかけていたが「七転び八起き」と描いていた(笑)

長雨の山越えと、その後の炎暑の行程にも係わらず元気な笑顔を見せてくれた。

Stevenには、四国遍路発祥の聖地、八ツ塚群集古墳を訪れるこを薦めておいた(笑)

田圃の中の氏神様に立った幟は、夏越しの祭りだろうか?

この暑い夏を乗り切る農作の行事だ。

近郊の杜に営巣したアオバズクは、雛の巣立ちも近そうだ。

親鳥♂♀が巣穴近くの枝に止まり、雛たちの巣立ちを見守っていた。

そして今夏も懐かしい昆虫少年の夏が始まりそうだ(笑)

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 降り止まぬ雨の日々と雨上が... | トップ | カルスト高原の夏 »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
昆虫少年? (鬼城)
2018-07-14 07:57:22
文字通りでしょうか(笑い)
外国人の四国遍路への理解は素晴らしい。
真言密教の勉強もして居るとか?
自分には密教が伝わってきた時代のことは理解できるが、そもそもの教義が分からない。
すこし勉強しようかな?
さて、大洲盆地の災害、以前も同じような被害に遭っているのに繰り返す。理解できない。
ダムの放流か、それとも想定外か?
学者、有識者と呼ばれる方々は結果があって論説する、地震しかり!
私が学者や有識者を嫌いになる所以である。
もう一つ、不快至極な出来事が・・・
今朝の新聞で東温市の青い芥子の受難が取り上げられていた。
切り取っていったらしい。
本当に情けない。
アオバズクの大きな目で見張って貰おうか・・・「迷惑」の声が聞こえそうだ。
返信する
共生のための最低限のルール (ランスケ)
2018-07-14 23:32:08
風穴の青い芥子を切り取って持ち帰りですか?
日本人の倫理観も地に堕ちましたね。
この国の最高責任者である総理大臣が、今まで多くの先人たちが積み重ねてきた信頼や公徳心を、
ことごとく自己利益のために破壊してゆくのですから。
それを目の当りにした多くの人々に公徳心を期待するのは無理かもしれません。
連日、総理大臣とその取り巻きのルールを一切無視した詭弁を見せられと、
社会のタガが外れてしまうのは必然だと思います。
これから何処まで日本人の倫理観が地に堕ちるのか?
本当に歯止めが利かなくなるのでしょうね。

被災地の瓦礫の山を見て、平然と火事場泥棒を口走る人たちを見て愕然としました。
倫理観という最低限のルールは綺麗事ではありません。
自分と同じような人間が多数派になると、この世界は住みやすいか?
という共生のための最低限のルールです。
そんな想像力さえ、今の日本人は失っているように思えます。
返信する

コメントを投稿

祈り」カテゴリの最新記事