石鎚山岳写真の偉大な先達たちが三人いる。
高橋毅、福島勲、三浦聖の三氏だ。
私たちは、この三人が見せてくれた神々しい霊峰石鎚の姿を夢見て、何度も厳冬期の山へ通った。
その中でも地元、西条市在住の三浦さんは、霊峰石鎚遥拝の聖地である厳冬期瓶ヶ森の写真では群を抜いている。
厳冬期の瓶ヶ森へ通うことは、石鎚よりも遥かに厳しい。
冬装備のテン泊荷物とカメラ機材で30kgを越える。
それを担いで麓から蟻地獄のラッセルを繰り返しながら登る。
吹き荒れる風雪に耐えながら雪中キャンプを数日過ごすこともある。
それでも冬の嵐が過ぎ去った後の光景は壮絶だ。
朝の光に包まれた雲の上の神々しいまでの風景。
その一瞬のために私たちは通い続ける。
厳冬期瓶ヶ森、神々の聖地の風景をどうぞ。
三浦聖写真展
松山市一番町、全日空ホテルAVE3F、ノースフェイス+松山店
5/7(土)~5/22(日)まで。
すが 私が入った時は店員もいたので どうしても
店の中に入ってしまう衝動に駆られてしまいました。
今回は買わず あくまでも三浦さんの写真がメイン
あの羽をひろげたような霧氷はすごいキレのある
画像で 圧巻されました。いただいたハガキはじ
っくりみて ヒントにしたいと思います
あの鷲の羽のようなエビの尻尾は、霧氷と呼ぶには穏やか過ぎます。
私も過去に天狗尾根の鷲の羽を撮影して、掲載していますが、
あれが出現するには冬の壮絶な嵐が数日吹き荒れた後です。
ですから、ああいう風景に出会おうと思ったら、腰高のラッセルを延々と続ける蟻地獄を覚悟しなければなりません。
他の写真も厳冬期の苛酷な雪嵐の後の壮絶な風景が並びます。
Facebookの小綺麗な、いいね写真とは次元の違う世界ですね。
年はとりましたが、まだまだがんばりたいと思っております。
今後ともよろしくお願いします。
でも、なかなかこういう写真は理解されないでしょうね。
巷に溢れている写真は、予定調和の何処かで観たような風景ばかりです。
あらかじめ評価の定まった物にしか興味を示さないという傾向も、なんだか哀しいですね。
撮影許可をお店の人に頼むと、親切に応対してくれました。
山関係の人が、結構来ているみたいですよ。
三浦さんの年齢で、未だ厳冬期の瓶ヶ森に通い続けること自体が驚異です。
エベレスト最高齢登頂の三浦雄一郎もいることですから、まだ当分大丈夫(笑)
是非お立ち寄りください。
二枚目の店頭写真から分かるように、入口の別スペースに写真は展示されています。
だから気兼ねなく写真を閲覧できますよ。