Landscape diary ランスケ・ ダイアリー

ランドスケープ ・ダイアリー。
山の風景、野の風景、街の風景そして心象風景…
視線の先にあるの風景の記憶を綴ります。

海まで歩いてみた

2014-02-24 | Walk on

 

今日は、青空の広がる温かな一日が約束されていた。

思い切って、距離を延ばしてみよう。

家を出発して河沿いをひたすら歩き河口まで。

海まで歩いてみたい。

その想いつきは、とても素敵なアイディアに思えた。

 

 

地図上の距離は、ざっと片道8kmくらい。

往復16km。

足を痛めたとはいえ、骨折したわけではない。

足のダメージが回復すれば、充分に歩行可能な距離。

お遍路の道中では、一日30kmくらい歩いたのだから。

家から川まで2kmくらい。

出発は正午過ぎ。

 

歩き始め、右足の小指に違和感が。

小指内側の肉刺(まめ)が、少し大きくなったようだ。

右足を庇うように歩くとバランスが悪い。

なるべく意識しないように。

すっと背筋が延びた感じで、体幹を整えて。

呼吸をリズミカルに。

少し歩幅を広い目に。

前へ、前へ。

 

2時間半くらいで河口に到着。

キラキラ水面が輝き、視界が一気にひらけてきた。

想像していたような砂浜の広がる海ではなかったけれど、

やっぱり海は好いな。

川をずっと辿って海に至るという

地図をトレースするような水辺の旅は、

とてもわくわくする。

いつまで経っても僕たちは、夏の日のトム・ソーヤの眼差しを忘れない(笑)

 


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14 コメント

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痛烈(苦笑) (ランスケ)
2014-02-28 22:14:42
小田嶋隆が、また痛烈なコメントを。

「世界がサル山に見える人々」と題して、
NHK籾井勝人会長が就任初日に10人の理事全員に辞任状を提出させていた問題を、
サル山のマウンティングに擬えて、

ともあれ、わが国が世界にほこる公共放送を、サル山に変えるプランには賛成できない。
「イヌHK」と揶揄する人もあるだろうが、サルにだけは負けないでほしい。

ははは…素晴らしい(拍手)
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ザ・バンド (ホッホ)
2014-02-28 20:43:01
折角なので、ザ・バンドのアイシャルビーリリースト
聞いてください。

ザ・バンドのリードボーカルはリチャード・マニュエルと
メンバー全員が認めていました。

解散後、活動は再開していましたが、1986年に友人の死にショックをうけて酒と薬におぼれモーテルで首つり自殺をしてしまいました。

思慮深く慈愛に満ちた表情と哀愁をおびた歌声、体の奥まで沁みてきます。
http://www.youtube.com/watch?v=Ore6K3ESTLc
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I shall be released (ランスケ)
2014-02-28 14:02:43
私は20歳の頃、自分が50歳を越えて生きている姿が想像出来なかった。
私が50歳を越えたとき、「あぁ、これで爺(ジジイ)の仲間入りだ」と自覚した。

最近読んだもので印象的だったのが、
小津の映画「秋刀魚の味」の中で、笠智衆が演じた孤独な老人の年齢は、50代半ばだった。
という記述。
わずか半世紀前の日本では、50歳を越えれば充分に老人だった。

人という生物の寿命は、50から60歳がいいところだと思っている。
それを越えて生き続けることが、本当に幸せなのか?
私には判らない。
だから60歳を越える私は、余生を生きているのだと思っている。
神様が与えてくれた贈り物。贈与(ギフト)の時間を。

ホッホさんの間違って張ってくれたラストワルツの動画、 I shall be released 好いですね。
久しぶりに聴きました。

今の許容量を極端に狭くした、日本人自らが「自由」を放棄しようとしている時代だから、
何度も聴きたい音楽です。
その歌詞を張っておきます。

http://onemusic1.blog133.fc2.com/blog-entry-58.html
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貼り付け間違えました。 (ホッホ)
2014-02-27 23:23:35
ボブ・ディランの「フォーエバーヤング」間違えて貼り付けてました。http://www.youtube.com/watch?v=yqHXy8frOgY
ザ・バンドの「フォーエバーヤング」もいいのでバンドにしました。
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海へ還る (ホッホ)
2014-02-27 22:56:19
海を観ているランスケさんを見ていると、高校時代JAZZ
喫茶で、よくチック・コリアの「リターン・トゥ・フォー・エヴァー」をリクエストしていたのを思いだしました。http://www.youtube.com/watch?v=ziisuRiop-A

今年で3回目の二十歳(還暦)を迎えるランスケさん
ボブ・ディランの「FOREVER YOUNG」http://www.youtube.com/watch?v=_rIckugU4w0
でも「いつまでも若く」いきましょう。

misaさんお母さんのこと大変ですね。
しっかり今の現実を受け入れましょう。
すると色々な事が見えてくると思います。
そしてどうするか選択しましょう。
もし選択したことが間違っていると思えばまた次の
道(選択)を選べばいいと思います。
それでも駄目だと思えば次の選択があります。

選択の自由こそが人間に与えられた特権です。

必ず道は開けます。勇気をもって前進!
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「考える身体」より (ランスケ)
2014-02-26 23:35:20
情報を収集することと、
ものを考えるということは違う。

ものを考えるためには訓練がいる。

その訓練は身体的な修練だと思った方がいい。
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シンプルで慎ましく (ランスケ)
2014-02-26 20:19:02
しずくさん、お久しぶりです。
諦めずに雪の石鎚へ入山されているのですね。

しずくさんは、自転車歴30年以上ですか。
それは尊敬に値しますね。
ヴィギナーの私しめに、これから色々アドヴァイスください。

15年くらい前にMTBに乗っていましたが、それ以来の自転車です。
今回は、ロードバイクではなく日常の足として利用するので、クロスバイクを選択しました。
注文して入荷するのに2週間とか。
未だ1週間くらい。待ち遠しいです(笑)

事故後、身体がままならない日々を過ごしていて、
また色々、本を読みながら想いを巡らせました。
(とかく面倒な性格なので、障害に出会うと立ち止まって処し方を、
あれこれ手探りしないと先に進めません)

辿り着いたのは、身体と意識の整合性をつける、ということでした。
簡単に云うと、シンプルで慎ましい生活と身体運動への回帰です。

震災後の電力不足の頃、「一度便利さに慣れてしまうと、生活の質を落とした不便な暮らしに後戻りできない」
という言葉が、まことしやかにメディアから頻出していましたよね。
なんて傲慢で恥ずかしい言い分なのでしょうね。
生物は環境が変われば、それに適合するのが生存のための必然なのに。

可能なかぎり、自分の意識と身体の回路をひらいたシンプルな暮らしを心がけて行きたいです。
そんなブログを目指します(笑)
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お見舞い申し上げます (しずく)
2014-02-26 13:54:00
お久しぶりです。お怪我をされたとのこと。心よりお見舞い申し上げます。

昨年のお会いした石鎚の大雪以来、何度かチャレンジしましたが、雪の多さにまだ山頂に辿り付けていません。
単独ですので今シーズンは無理しないで行ける所までで石鎚を眺めるのも良いかと思っています(*^_^*)

クロスバイクをご購入されるのですか?私も30年以上自転車で走ることを楽しんでいます。
風や空や陽射しの中で過ごす時間を大切にしています。日頃、何気なく生活している中で、自転車や歩くことで気がつかなかった素敵なことがたくさん見つかるといいですね。
ブログのお写真を楽しみにしております。
どうか無理されずによい時間をお過ごしください(^-^)
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水辺の風景 (ランスケ)
2014-02-25 14:15:41
宇和島も扇状地に発達した街だけに川との関係性が大きいですよね。
鬼城さんの川に対する想いを、いつもブログから感じ取っていました。

私も旅に出ると、川辺の風景に惹かれます。
水辺の風景は、さらさら流れる水音と空が広がって気持ちが解き放たれるせいか癒されますね。

私自身の水の旅も、以前は源流域の森と水の風景に拘ってきましたが、
これからは、里や街から海へ。
少し視線を変えてみようかと思案中です(笑)
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結論を急がないで (ランスケ)
2014-02-25 13:56:05
お母様が救急搬送ですか。
自分の身体がままならないときに、大事な人が倒れてしまうと、
思考停止に陥ってしまいますよね。
お気持ち、お察しします。

でもmisaさん、まだ結論を急がないほうがいいと思います。
お母様の容態が、どう変わるか?にもよりますが、
とりあえず病院での猶予期間は3ケ月くらいはあるはずです。
ケアマネージャーさんともよく相談して、今後の受け入れ態勢を考える時間は充分にあります。
ケアマネさんも施設のひも付きでない人を探す必要があると思います。

お母様の気持ちとmisaさん自身の気持ちと御家族の気持ちを確かめて、
最善の方法をみんなで探ってみてください。

結論を急ぐ必要はありません。
後悔の残らないような選択を、みなさんで模索してください。
私自身は、たくさんの後悔を抱えてしまったで適切なアドヴァイスが出来るとは云えませんが。
返信する
ウォーキングハイ? (ランスケ)
2014-02-25 13:20:51
日曜日の河川敷は、人が多いですね。
サイクリングロードが整備されているので、自転車そして走る人、歩く人…

ホッホさん家の近くの土手を歩きました。
こんな近くにロケーションのいい散歩道があるのに?
空のひらけた場所(または水辺の環境)を歩いていると、新陳代謝がよくなって、閉じていた回路が啓かれてゆくようです。
一番簡単な気分転換は、散歩です。

そうですね。
河口近くまで来ると、意想外に石鎚が大きく視界に入って来ますよね。
距離は遠ざかっているはずなのに?
障害物がなくなって、焦点を結び易くなったせいでしょうか?

さすがに帰りは、足がパンパンでした。
お風呂に入り、太腿と脹脛を入念にマッサージ。

事故後、憑き物が落ちたように気持ちが山から離れました。
しばらくは、自分の身体と意識のゆるやかな共存関係を探ってみます(笑)
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足慣らし (鬼城)
2014-02-25 09:15:22
 歩くということ・・・自分を見つめ直すに良い機会になります。
私は若い頃はひたすら走っていました。
考えるより、先に、先に目標が変わっていきます。
バランスを考えながら歩く・・・ソチで渡部選手のコーチ、萩原さんが採った方法とおなじですね。
ストック一本で姿勢を保つ・・・ 
相変わらず、写真は「うまい!」
 misaさんに一言、親不孝かどうかは、本人が決めるものではないと思います。
お母さんがどのように考えるか?
ランスケさんも自分を責めているときがありましたが、子どもとして最大のことをされていました。
親孝行は自分も大事にせねば・・・
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風が運ぶもの (misa)
2014-02-24 22:51:25
またまたホッホworldに引き込まれ懐かしいEP、LPを引っ張り出しては針を落としていました
何にも手に着かず物が散乱した部屋でぼーっとしてました
母の急変で救急搬送に役に立たない左手をどれほど恨んだことか・・・
片手での介助には限界が有ります
きっとこのまま寝たきりとなる覚悟を決め今特養申し込みを考えています
あれほど嫌った施設入居を選ぼうとしている
misaは最悪の親不孝者です
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山から海え (ホッホ)
2014-02-24 21:06:08
今出までやってきたんですね。

上から7枚目の写真(マラソンしてる人が写ている)の位置位から石鎚が大きく見えます。
昔、友達と新年の書初めで河原に降りて石鎚を凍えながら描いた記憶があります。

その友人が夏が終わると砂浜で(今は埋め立てて企業団地になりました)トワ・エ・モアの「誰もいない海」
http://www.youtube.com/watch?v=wfe1MgB-3kU
を海に向かって歌っていました。ロマンチストと言うか自由気ままな奴でした。

潮騒を見ていると時間をわすれますね。
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