とても懐かしい曲、ニール・ヤングの「Heart of Gold 」
今更ながら年を重ねると、この歌の重みがひしひしと伝わってくる。
私は生きがいがほしい
それはあなたを愛すること
私は純粋な心を求める鉱夫
こういう表現は得意じゃないけど
純粋な心を捜し続けさせてください
そして、私は年老いていく…
あなたとともに
金色に輝く心を捜し続けて
年老いていく…
ハリウッドに行ったことがある
レッドウッドにも行った
純粋な心を求めて海を渡った
私の意志が道を開いていく
純粋な心を捜し続けて
そして、私は年老いていく…
あなたとともに
金色に輝く心を捜し続けて
年老いていく…
これからも純粋な心を求める旅は続いていく
あなたのために捜し続けて、私は年老いていく…
あなたのために純粋な心を捜し続けて
私は純粋な心を求める鉱夫
訳詩:ださいおさむ
ザ・バンドの「ラスト・ワルツ」の映画(76年11月25日サンフランシスコでのグループとして最後のコンサート・監督マーチン・スコセッシ)が徳島のミニ・シアターで上映されるのをたまたま徳島に仕事で来ている時、見つけていたので日曜日に松山から観に行った。
その当時は、まだ高速道路がなかった。
ザ・バンドは、僕の一番好きなロックバンドなので大興奮しながら始めてみる(動画)メンバーレヴォン・ヘルム(ドラム・アメリカ人)リック・ダンコ(ベース)、ロビー・ロバートソン(ハード・ギター)、リチャード・マニエル(ピアノ)、ガースハドソン(オルガン)の四人はカナダ人。もうここまでメンバーの名前を書いただけで身振いします。
そして、ゲストが次々登場します。
そして、そして、ついにニール・ヤングが登場し(独特の声と容貌、そして謎めいた笑顔)ヘルプレスを歌いだします。
ハーモニカを吹きそしてヘルプレス(無力)、ヘルプレス(無力)、ヘルプレス(無力)、ヘルプレス(無力)と歌うのです。
音楽を聴いていて泣くことはほとんどないですが、この曲だけは、油断して聴いているとこみあげてきます。
ジョニ・ミッチェル、リック・ダンコ、ロビーロバートソンとアイコンタクトをとりながら歌う様に一発で虜になりました。
そうそう、この「ラストワルツ」にはmisaさんの好きな、ニール・ダイアモンドも「涙をふきとばせ」で参加してます。
夕方9時に放映が終わり徳島から、松山まで200キロを2時間で帰ってきました。
あっと言う間の一日だったことを思い出しました。
200キロ3時間でした。
もちろん私も、あの時代の音楽にどっぷり浸っていましたから、色んな場面でザ・バンドの音楽とは係わってきました。
でも私は、もっとルーツ・ミュージックや第三世界的な音へ傾倒していったので、あなたたちほどザ・バンドへの思い入れはなかった。
むしろライ・クーダーの音楽変遷の方に魅かれました。
だから世界中の無名ミュージシャンが集まって演奏するplaying for change みたいな音楽には、とても共感します(笑)
あぁ、そういう意味では、ボブ・マーリーは相変わらず私のヒーローかもしれない。
理不尽なものに敢然と異議を唱えるヒーローが、やっぱり好きなのでしょう(はは…子供なのかね)
Heart of Goldなんて、まるっきし子供の憧れそうな世界観だよね。
スタンドバイミーもアウトサイダーも、そんな遠い昔に失った黄金の時間でした。
来週から福島へ行ってきます。
何も出来ないで、すごすご帰ってくる確率が高いけれど、あの場所を自分の眼で観ておかないと前に進めそうもありません。