昨夜放送されたTBS番組ニュース23。
夏休み明けの9月1日に突出して自殺する子どもたちを防ぐため、不登校新聞が報道されました。
学校に行かなければならないと思い詰めず、逃げてもいい、休んでもいい、誰もあなたを責めたりしない。心と体を休めて。
まわりの大人や親は、子どもを休ませてほしい。
8月27日付、朝日新聞社説。
「夏休み明け 命のSOSを見逃すな」
本当に、たまたま見た番組だった。
平成25年度文化庁芸術祭参加 、テレビ・ドキュメンタリー部門大賞。日本放送文化大賞・準グランプリ。
「みんなの学校」関西テレビ制作番組。昨年25年11月27日放送。(再放送は、テレビ愛媛では26年1月24日放送されました)
少し紹介します。
40年以上教師を続けてきたkimura校長がいる、大阪市立南住吉大空小学校が大事にしているのは、みんなが学校に通い続ける「不登校ゼロ」です。
大空小学校は、「居場所を作る」ことをみんなが共有しながら、開校から6年間、児童と教職員だけでなく地域の人も加わって作り上げられてきました。
「誰もが来られる」この学校には、特別支援教育の対象となるこどもたちが、他よりも多く通っています。そんなこどもたちもみんな、この学校では同じ教室で学んでいます。
大空小学校では、どんなこどもの状態も「障害」とは呼びません。発達障害などで座っていられない子、こだわりが強くて、すぐに友達とトラブルを起こす子たちのことも含めて、すべてを、ひとりひとりの個性だととらえます。周りの子たちも、そんな‘ややこしい友達‘が抱える「困っている事」が何なのかを思いやることのできる、強い力が育っています。
4月から4年生に転校してきたセイシロウは、前の学校では特別支援のクラスに通い、一日1~2時間しか学校にいることができませんでした。
「普通に学校に通ってほしい」という願いを持つ母と一緒に引越しして、大空小学校に通いはじめました。初めの頃のセイちゃんは、みんなといっしょに教室にいることも我慢できない状態で、学校を何度も飛び出します。
「大空を引退します」が口癖のセイちゃんを、この学校でサポートしていくのは、担任の先生や特別支援担当の先生だけではなく、すべてのオトナとこどもたち・大空小学校の「みんな」です。
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6年生のカズキは学校を休みがちです。それでも、大空小学校では先生たちが家まで迎えに来てくれて、ずっと学校に通い続けています。開校2年目に新入生として入学する頃のカズキは、「あの子が行くなら、大空小には行きたくない」という噂を立てられるような存在でした。そんなカズキのことを校長先生は、「じゃあ、そんな子はどこへ行くの?」と話し、見守っています。カズキは、地域の人たちも優しく見守ってくれる大空小学校という「居場所」で成長を続けています・・・・・。
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お互いの違いを理解し、お互いを尊重しあえるような、こどもたちを育てる。
大空小学校の1年間を見つめ続けたことで浮かび上がる、あるべき公教育の姿や、こどもたちのために親や地域の人は何をなすべきなのかを考え、いまの大阪や日本で進められている教育改革の方向を深く問い直す番組です。
(関西テレビ放送 「みんなの学校」HPより紹介させていただきました。
ホームページURL→http://www.ktv.jp/minnanogakkou/index.html
きょうは、市内の多くの中学校で人権参観日だったようです。
次男の通う中学校でも、午前中「差別」についての授業のあと、体育館で人権コンサート。
西条市の小学校の校長先生が、ギターによる弾き語り。生徒たちも保護者も同じステージを共有できて、きょうのコンサートは先生の歌声も素敵だったし、メッセージもとても深く、涙しながら聴き入り、すごく感動的でした。子どもたちと共有できたことも大きかったですね。
家に帰ってから、先生が歌った曲を何度もyoutubeで聴いてしまいました。
~今、輝くために~
選曲
1 尾崎豊 「僕が僕であるために」
2 イルカ 「まあるいいのち」
3 植村花菜 「トイレの神様」
4 中学校校歌
5 さだまさし 「いのちの理由」
私が生まれてきたわけは、父と母とに出逢うため
私が生まれてきたわけは、きょうだいたちに出逢うため
私が生まれてきたわけは、友達みんなに出逢うため
私が生まれてきたわけは、愛しいあなたに出逢うため
幸せになるために誰もが生まれてきたんだよ♪
6 ブルーハーツ 「青空」
先生の息子さんが8ヶ月間におよぶいじめを受けていたという話をされました。
息子さんは親にも誰にもそのことを言えなかった。
その理由は、父さんや母さんに心配をかけたくなかったから。
そして、このいじめはいつか終わると思っていたからだと言ったそうです。
「いじめも差別もアクションを起こさなければなくならない」
息子さんは命を絶つことはなかったけれど、教え子のKちゃんは自室で亡くなった、という話をされました。
「決して、自分のいのちを絶たないでください。誰でもいいから助けを求めて。大切ないのちは、自分だけのものではないのだから」
7 アンジェラアキ 「手紙」
8 いきものがかり 「歩いていこう」
歩いていこう 歩いていこう
僕は「今」を生きていくよ
君がくれた言葉はここにあるよ
そうだよ
歩いていこう
傷ついても 何度も信じたいよ
この手を この日々を
君と泣いて 君と笑って
僕は強くなれたんだから
そうだよ
ひとりじゃない
歩いていこう
少しずつ春らしくなってきて、きょうは市内小中学校の修了式。桜は東京のほうが満開を迎えたとニュースで見ましたが、このあたりではまだ気温が低く寒い日が多く、満開まではもう少し先のようです。それでも、昨日は松山道を走っていて高速から見える桜の木々は色付きもよく春の風景を感じながら走っていました。
ちょうど1週間前、「お彼岸だからみんなでお墓参りがしたい」と、子どもたちに声かけしていたら、久しぶりに長男も帰省し、次女も同じ日に大阪から帰省してくれました。家族が揃ってお墓参りができ、家族が無事に過ごせることを感謝し、みんなで顔をあわせて食事しながら話もできました。
長男も次女も、今は同じ目標をもつ「同志」の立場で、同じ思いをもちながらお互いの状況を共有し話をしている姿をみて、私も主人も心から嬉しく応援したい気持ちになっていました。
この何年か、長男が自分から「こうしたいと思う」と伝えてくるまでには長い時間が必要だったのでしょう。具体的な道が見えてきたのではと感じています。目標が達成できるまでには、おそらくまだまだ時間がかかるのかもしれませんが、その過程が大事なんだろうと思うのです。結果を焦らず、一つ一つの過程を一歩一歩歩いていくことに意味があるのだろうと、今までもそうであったように、彼の話に耳を傾け、「そうなんだね、そう思うんだね」と受け止めていく。それしかできないし、それでいいんだと思うわけです。道は自分自身で切り拓いていくしかできないわけですから・・・。
きのうは松山まで行く車のなかで、いま私が関心のある心理学の話や職場の子どもたちの話、などなど長男と会話を楽しみながらドライブしていました。そんな彼も来月で22歳。もう十分おとなの仲間入りをしているわけです。
さて、話を戻すと、先週県立高校の合格発表があり、定時制高校の合否も気になっていました。ここのブログでもソラマメの母さんからコメントいただき、本当に一つ道が拓かれたことをとても嬉しく思っていました。
全日制が難しくても、定時制や通信制があるということをこれまでもお知らせしてきましたが、愛媛県立高校通信制課程(松山東高校)の25年度前期募集が一次、二次と行われています。以前だと年に一回の募集だったので、この時期に入学を考える人は多いと思います。
新入学・編入学・転入学とありますが、詳細は「松山東高校通信制課程」HPで検索してください。書類選考と面接。学力検査はありません。
松山東高校通信制 HPへ
春は近いんだろうけれど、このところ冬のような寒さ。
3月15日は市内中学校の卒業式。
15歳の旅立ち。
中学校で学校へ行けない子にとっては、「卒業」ってなんだろう。
誰にとっても、一つの区切りにはすぎないんだけれど、6年前の長男のときのことをやはり思い出します。長男は、3年生である卒業生が出席する式典には出ずに、式典後、校長室で個別に卒業証書を受け取りました。私は、他の保護者と一緒に、親として一人卒業式に出席しました。
卒業式に出席するのもしないのも、もちろん自由です。選択できます。その当時でも、いろいろでした。卒業式に出席できなくても、もちろん卒業証書はいただけるし、卒業できます。
あのときも、こうしてブログに書いたけれど、「これで、義務教育が終わったという解放感」。そんな思いがありました。長男は、どんな思いだったのかな。今でも、ふとそんなことを考えます。
進路が決まっている子どもさんにとっては、春から新しい道を歩き出してほしいです。自分なりの歩き方で。
3月1日。
県内の多くの高校生がきょう巣立っていく。
旅立ちの日。
思い起こせば、長女は全日制を卒業、
長男にとっての「卒業式」はなく、
次女は通信制を卒業。
本当に我が家は面白い。
「卒業式」って
なんだろう。
中学校で学校に行けなかった子どもさんにとって
高校生になること、
高校生として歩いていくことは、
簡単じゃない。
3年間、いろんな思いに葛藤がありながら
本当に 一歩一歩
行きつ戻りつ、足元を固めていく作業。
そして、一つ一つゆっくりとでも
確実に
山を登りはじめる。
「卒業式」
一つの通過点に過ぎない。
大変なのは、いまからの歩み。
でも、歩いてきた道があることが
あなたの自信になっているはず。
いろんなことがあっても、
乗り越えるチャンスと思って
歩いていってほしい。
ときには戻ってもいい
若いときには
なんでもできるのだから
夢を追いかけて
進んでください。
おめでとう。
大阪市の小学校5年生の子が、学校の統廃合中止を訴えて自殺した。
大津市のいじめ、大阪市の体罰・・・
自らのいのちを絶つ子どもが減らない。
<生き返らない現実、伝える>
「どんな原因があっても、いのちを絶ったら、もうその先には何もない」
「生きていれば解決策は必ずある」ということを、日頃から大人たちがもっと伝えていかなければ、日本の子どもたちの死は減らない。
<弱いのではない>
「心の弱い子は自殺してしまう」と、いう言葉が子どもから出てきましたが、心が弱いから自殺してしまうのか。強がって我慢しすぎると心が折れ、死ぬしかないと思い込むことがあります」
<支えあう仲間を>
一人で乗り越える体験も貴重ですが、日頃から支えあえる仲間を作り、違う場に逃げる心の余裕を持ったほうがいい。死にたいと思う危機は誰にでもある。
どうしようもなく死にたくなったら、医者や専門機関、信頼できる大人に相談すれば楽になることも小中学生のうちから教える。乗り越えられる方法をいくつも教えていくことが大事。
(2/19付朝日新聞から抜粋しました)
2月25日、市民サロンでの市長との面談に親の会メンバーと共に行ってきました。
<メッセージは、「いのち絶たないで 子どもたち」>
前回のブログでも、映画「月あかりの下で」上映会開催時に市民サロンで市長にお願いをしたと書きましたが、今回は、いじめをテーマにした映画「かかしの旅」上映について、市の子ども支援部署と連携しながら進めていきたいということで、映画上映開催が実現できるようお願いしてきました。
上映するには市の予算等もあるので、そのあたりの調整をしていただきながら、共催での開催がいまのところの有力候補。
また、「子ども・若者の居場所つくり」についても、この春には立ち上げて活動を始動したいという子どもたちの思いが実現し、今年一年の活動に関しては、市のまちずくり活動支援事業において、助成金申請をしたいと思っている、ということもお伝えしました。
2月10日(日)は、第51回愛媛マラソン(市民マラソン)が開催され、松山市内の42,195kmのコースで、過去最多の7992人が走ったそうです。県庁前をスタートしたランナーは、旧北条市内で折り返し、県庁隣の城山公園がゴール。シドニー五輪女子マラソンの金メダリスト高橋尚子さんがゲストに招かれ、ランナーとハイタッチしながら走る姿を、テレビ中継で見ていました。
全国から参加されてる方の多くは、この愛媛マラソンで走りたいと思ってくださっている方がたくさんいて、愛媛県民としてはなんだか嬉しいですよね。映像で見るスタートの様子はすごい圧巻ですよ。四国中央市からも大勢参加されてたみたいで、いまマラソンブームですよね。走れる方、尊敬しちゃいます。皆さん、お疲れ様でした。
そして、きょうは次男の通う中学校のPTA地区別懇談会があり、今年は地区役員にあたっているので出席しました。
昨日、100人余りの生徒さんたちが市内のスーパーの店舗前で、人権啓発活動の一環としてメッセージの入ったティッシュ配りをしていたんですが、その内容の人権劇のビデオを参加者で観ました。「差別は、なくそうと思わない限りなくならない。何もしなければ何も変わらない」と語った中学生。劇の中で、大人は「何をいまさら人権なんて・・・」というけれど、子どもたちは様々なことを学びながら人権・差別について知り、それを伝えていきたい、差別をなくしたい」と動いている。
(差別は)「なくそうと思わなければなくならない」
そして、いじめも、「なくそうと思わなければなくならない、傍観者でいるかぎりそれはいじめを容認しているのと同じ」
私は今年人権部の役員になったこともあり、早速Pの副会長さんに、映画「かかしの旅」のPRと、学校上映をしたいということを伝えて帰ってきました。ぜひ、来年度の予算に組み込んでもらって映画上映を実現させたいという思いはますます強くなってきました。
また、前回の映画「月あかりの下で」上映会をするにあたって、市民サロンで市長にもこの映画の必要性を訴えたのが2年前。今回も、映画「かかしの旅」学校上映に向けて、今月の市民サロンで市長に直談判しに行く予定です。
2月1日付の朝日新聞記事。(以下、抜粋します)
屈辱や絶望から生きる力を失い、「暗いいじめのトンネル」を抜けようとした・・・。
大津市の中学生が自宅マンションから飛び降りた行為を、第三者調査委員会の報告書はそう表現した。担任も校長もいじめを認識できた、と指摘。
子どもたちのSOSはなぜ見過ごされたのか。
(聞き取り調査後の)報告書は、男子生徒へのいじめが「透明化」(当たり前の光景となり気ずかなくなる)していた、と表現した。
いじめは連日のように教室内、廊下、トイレで行われ、クラスの多数の者が見ているにもかかわらず、クラスの生徒はこれを止めず、担任も現場を見ていたにもかかわらず、適切な対応をしていなかった・・・。
第三者委員会の横山委員長は、昨年8月から5ヶ月間に及んだ調査を「亡くなった少年の気持ちを常に忘れることなく取り組んできた」と振り返った。
尾木直樹委員は、「調査活動をしている間にも全国で何人も次々に亡くなった。それが一番つらかった。一刻も早く報告書を出して、ブレーキをかけたいと何回も思った」と話した。
男子生徒の父親の会見内容では、「いじめとは常に死につながる危険な行為で、犯罪であることを教師といじめをしている子どもたちは認識してください。物理的な暴行や傷害だけでなく、精神的な苦痛を与える無視や暴言、中傷も死に至らしめることを学校現場で教師の方々は教えてください」と、話した。
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映画「かかしの旅」の中でも、大津市の「学校現場」と同じように「いじめ」が日常的に繰り返されていました。生徒へのいじめが「透明化」されているのが現状なんです。
「学校」で行われている行為は、私たち親にはなかなか表面化してこない。子どもが訴えてこないかぎりは。それだけ見えにくくなっている現状なのでしょうか。
親も、学校に任せっきりにせず、もっと関心をもたないといけないのかもしれません。
そして、「学校」を孤立化せず、保護者も地域も連携しながら、一緒になって考えていかなければならないのだと思うのです。
「いじめを風化させてはならない」 中学生の投稿もありました。
映画「かかしの旅」試写会、上映に向けて動きたいと思っています。
ぜひ、実現させてください。ご協力をよろしくお願いします。
またまた寒波がくる、と予報で言ってましたが、最近の愛媛県東予はわりと寒さもそう厳しくなかったかな、と思っていたところ、今朝空気が冷たいなーと思っていたら、主人が出掛ける頃にわかに雪がチラチラと・・・でも今は止んでますね。ただきょうは東予も曇りから雪マーク出てたので安心はできないってことですよね。今のところ天気は良好ですが、どうなりますか・・・
実は、先日の少年の日を迎えるにあたって、次男の学級通信に目が止まりました。
~有正省三さんの「二年生へ」~
少年式を迎えたきみたちに
是非
覚悟してもらいたい
それは
「勉強時間を増やせ」とか
「よき中学生になれ」といった
表面的なことではなく
今までの怠惰で
甘ったれた生活に
きっぱりと別れを告げ
決然と自分の可能性に挑み
生まれかわってもらいたいということだ
世の中には
いてもいなくてもいい人など
一人もいないし
頑張って伸びない人など
一人もいない
みんなそれこそ一人残らず
かけがえのない生命と心
そして
躍動する可能性を持っている
これからの中学校生活は
進路が決まるから大切なのではなく
生きてゆく土台を
本気になって築かねばならないから
大切なのだ
昨日の朝は小雨が少し降ったり止んだりする中、午前中は少年式式典、午後からはクラス別合唱コンクールがありました。午前中は出席できなかったんですが、2年生2人の生徒さんの将来の夢や決意のことばがあったそうです。
午後からの合唱コンクールのほうは、保護者の方も来られてて、体育館中に響き渡る歌声はとても元気で、ハーモニーも素晴らしかった。こんな風に、ゆったりとした気持ちでこの日を迎えられたのは何年ぶりかな、と。
今朝の新聞記事をみると、愛媛県内では各地の中学校で少年式が催されていたそうです。
「少年式」は、子が成人したことを祝う昔の儀式「元服」にちなんだ、愛媛県独特の2月の恒例行事だそうです。そういえば、私が中学生の頃は経験したことはなかったような。先日、関東出身の方と話をしてて、「少年式」って、愛媛県だけらしいよ、と。記事のように、やはり愛媛県独特の行事なんですね~。
昨日の市内中学校の少年式の様子が、今朝のケーブルテレビでも放送されてました。
今治市の中学校では、少年式にあわせ、プロの和太鼓と25弦箏デュオの演奏があったそうです。地元の主婦らでつくるアマチュア和太鼓グループ「来島水軍狼火太鼓」を指導している縁で、25弦箏と歌の「かりん」さんと和太鼓の「はせみきた」さん2人の演奏会が実現した、と書かれてました。こういう地元ならではの催しもいいなあと思いましたね。
昨日、夜10時から放送された、NHK「探検バクモン」。
毎回、いろいろなところへ出掛けていくという番組で、今回は、いじめのない学校ということで、「東京シューレ 葛飾中学校」を爆笑問題が訪問。東京シューレの子どもたちとの対話がありました。
私も、実は長男が不登校になったときに、ネットで検索して探し、「東京シューレ」にたどりつきました。実際に、私自身、東京シューレを訪問したことはなかったので、今回のこの企画を興味深い思いをもっていました。
東京シューレ葛飾中学校を開校されたオクチさんが校内を案内されていましたが、私は、松山の親の会「あんだんて」5周年記念イベントに参加したとき、初めてオクチさんの講演をお聴きして、既存の学校教育にこだわらない教育のあり方があることを知りました。その後、東京早稲田大学で開催された、毎年恒例で開かれている「登校拒否・不登校を考える夏の全国大会」や広島で開催された「西日本サロン」でも奥地さんのお話を聴く機会を得ました。
東京シューレは、学校に行きにくい子どもたち、いわゆる、いまの学校教育に合わないこどもさんたちが、自由な校風のなかで、こどもたち主体の多様な学びを得るために通う場所です。東京シューレの校内のなかに「ホームスクール」という部屋がありましたが、学校に通わずとも、「家庭を中心に学ぶ場」それが、ホームスクール。
東京シューレには、葛飾中学校やフリースクール、また家庭で過ごす「ホームシューレ」もあります。我が家も、長男と一緒にホームシューレにお世話になっていました。ホームシューレは実際に通う場所というのはなくて、基本家庭で過ごしながら全国に居るホームシューレの方とネットを通じて交流したり、各地で開催されるサロンなどに参加して直接会って交流することもできます。なかなか外に出られないこどもさんにとっては、ゆっくりと時間をかけながら少しずつ元気を取り戻しながら成長していく過程を見守ります。
寒いな~と思っていたら、喉がイガイガしてきて、咳も出てきて、仕事も早めにあがらせてもらいました。う~まずいまずい。喉に効くというので、帰りに「のどぬ~る」を買って、咳止めの薬も飲んで。マスク生活です。あ~早く治したいです。
ホームシューレの掲示板を見ていたら、11/21(水)夜10:00~NHK「探検バクモン」に東京シューレが登場するそうです!!
NHK探検バクモン73分拡大スペシャル テーマは、「いじめVS爆笑問題」
爆笑問題が、東京シューレ葛飾中学校を探検。スタジオでは、フリースクール東京シューレの子ども・若者と爆笑問題、尾木ママ、はるかぜちゃん、ROLLY、志茂田景樹がガチンコトーク。
詳しくは、NHKホームページ「探検バクモン」をご覧下さい。
いよいよ明日から、川之江地区秋祭りが13~15日の3日間行われます。
わが子が小学生現役の頃は、祭りが迫ってくると事前準備に追われバタバタと気忙しく過ごしていたのが、つい昨日のことのようです。今年は、お手伝い程度なのでずいぶん気が楽です。お天気は大丈夫かな~。子どもたちにとっては待ちに待った「太鼓まつり」。怪我なく無事に楽しく過ごしてほしいです。
今朝の朝日新聞教育欄「いま子どもたちは 自由と自律」で、埼玉県の15歳の輝くんの記事があり、「家庭の方針で、小学校に行かず兄とともにホームスクーリングで過ごした」とありました。
輝くんの夢は、数学者か物理学者になりたい。小さい頃から数の操作が大好き。電車の切符の数字で、答えが0~9になる数式を考えた。1から1万まで頭の中で順に数字を足してみた。11歳のとき、寺尾聡主演の映画「博士の愛した数式」に感動した。「数学なら自分を深められる」そう思った、という。
10歳から、週3日フリースペースに、週1日は塾に通った。
中学から自由の森学園へ。授業に出ない友達がいても「お好きに。ボクはいいや」と、欠かさず出席する。「みんなは小学校で勉強をやらされてきたから、さぼりたくなるんだと思う。僕は勉強をしたくて学校に入ったから」
数学の授業では、たくさんの数式の解き方を学び、知識を深められるところが好き。・・理科の授業では、なぜこういう実験結果になるのか、友達と相談しながら考えている。
東京都府中市の自宅から片道2時間の通学時間。でも、「じっくり考える時間と、その力が将来の研究に生かせる」
時々、ほかの小中学校に通っていたらどうなっていたかを想像する。「不良になっていたか、点数だけ求めるガチガチ勉強人間になっていたか、かなあ」(朝日新聞掲載記事より抜粋)
・・・「家庭の方針で、ホームスクーリング」という選択。学校教育を選択するかしないか。ああ、それだけのこと。自由に選択できるということ。こういう選択のしかたもあるんだな。子どもが必要と思えば、自分に合った学校を選べばいい。簡単なことじゃないか、って気になりました。