映画「みんなの学校」上映会&木村元校長先生講演会、行ってきました!
「みんなの学校」は、大阪市住吉区にある公立の小学校、「大空小学校」。1年間を追ったドキュメンタリー映画です。
「すべての子どもの学習権を保障する学校をつくる」
初代校長を務めた木村先生と教職員らが掲げた理念のもと、2006年開校以来「みんながつくる、みんなの学校」を目指してきました。
今回の映画は、テレビ放映も見たし、松山での上映も観て、そして新居浜。
でも何回見ても、その度にやっぱり感動しながら見入っていました。
松山から駆けつけてくれた友人は、最初大阪まで行って見てきて、今回で3回見たそうです。
そしてやっと、木村泰子先生のお話を聴けて、このお話はやはり大空小学校開校から9年間、子どもたちと寄り添ってきた重みを感じました。
先生だけではできない、地域の方々や多くのサポーターの皆さんがいて、開かれた環境だからこそ、一人一人に目が行きわたり、すべての子どもたちにとって安心安全な学校づくりができた、と先生は仰ってました。
本当にその通りだと感じました。
この映画は賛否両論あるように聞いていましたが、私は木村先生のお話を聴いて、先生のこどもたちに対する熱意と愛情を感じ、大空小学校で過ごした子どもたちは幸せだっただろうなあと、卒業式のシーンからも伝わってきました。
この大空小学校を巣立ち、地元の中学校へ入学して違和感を感じた、という卒業生の話も、今の中学校、これでいいのかな、と考えさせられました。
自分で考えて自ら行動する、学校生活では、こんなことが意外と今のこどもたちには難しい。社会に出て行くためには、これこそが一番大事なことなのに。
でも、木村先生が最後に話された、Sくんの言葉、素敵でした。映画に出てくるSくんの言動も素晴らしい感性だった。彼が彼らしく、成長できる力を持っている。みんなこどもたちは素晴らしい力を持っている。まわりのおとなたちがその芽を摘んでしまうことだけはしたくない。
木村先生、ありがとうございました!
最後に、先生の著書「みんなの学校」が教えてくれたこと、買ったのでもう一度読んでみます。
嬉しい一日でした。
親の会メンバーさんも何人も来られていて、会場は大入り満員でした!