ブログ更新を、と思いながらアップできずに週末を迎えてしまいました。
12月の親の会は、12月15日(日)午後1時30分~5時半まで。金生公民館新館2階です。今年最後の親の会になります。
そして、こんぺいとうの花の会は、今月は、12月ということで、にじいろ&パンダ倶楽部さんとの合同企画で、クリスマス会をすることになりました。詳細のチラシはまた後日、ボランティアセンターのホームページにも掲載されるのでご覧になってください。
11月の会報にも案内を掲載しています。明日、発送します。
<こんぺいとうの花・・・不登校・ひきこもりの安心な居場所>
☆クリスマス会 プログラム☆
日時:12月15日(日) 時間:午後1時~3時まで
★13:00~ケーキ作り・お茶会、13:30~プレゼント交換、15:00解散
場所:ともカフェ(土居町小林) 1時に各自で現地集合
当日必要なもの:500円(おやつ・飲み物代)、交換するためのプレゼント(500円以内)
★お問合せ・お申込は、ほっとそっとmamaへ
★12/11までにお申込ください。
実はいま、講座で河合隼雄先生のテキストを使っているのですが、先日、松山に居る長男に会って一緒に食事をしたときに、河合先生の著書は読みやすいという話をしていたところ、自分も読みたくなり、amazonで検索して中古を購入して読み始めたとか。「昔話の深層」。
私は私でどれが読みやすくわかりやすいかなと探していたところ、この本が目に留まり、購入。それが、河合隼雄先生の「子どもと学校」(岩波新書 初版1992年 )。
実は、先日神戸で映画「さなぎ」を観たあと、監督の三浦淳子さんのトークの中で、映画の題名である「さなぎ」の話をされていたんですね。
同じく河合先生も、著書のなかで、(以下、抜粋します)
・・・毛虫が蝶になる中間で、「さなぎ」になる必要があるように、人間にもある程度「こもる」時期が必要である。人間にとって子どもがオトナになるということは、なかなかのことである。
思春期から青年期にかけて、ほとんどの人に、それは何らかの形でやってくる。何もする気がしない、という形になるときもある。机に向かっているのだが、少しも身が入らない、というときもある。(中略)・・・
そのような「さなぎ」状態が他の子どもよりもきつい形であらわれてくると、不登校になり、文字どおり部屋に「こもる」ようになる。
このようなときに、一番大切なことは、それを尊重して「待つ」ことであろう。ときが来れば必ず出てくるし、そのときの遅れなど必ず取り戻せるのである、と書かれています。
映画「さなぎ」を観て、監督さんの話を聴いて、そして河合先生の著書を読んでも、全く同じ事を話されていました。偶然とはいえ、「こもる」行為には必要性があってこもるのだと、それはマイナスでもなんでもなく、人が成長するためには必要があってのことなんだと。妙に納得してしまった。
また、「自立」と「依存」について。(以下、抜粋します)
・・・ずっと以前から、私は自立と依存ということを単純な反対概念として考えることに反対してきた。自立と依存を全く反対のものと考える人は、依存をなくすことによって自立を達成させようとするが、これは大変な間違いである。
「自立」している人は、適切に他に「依存」していることに気づくであろう。人間は他に依存するからこそ生きてゆける。ただし、そのような相互依存を適切にしているときを、自立と呼んでいるのである。したがって、自立したいと思う人は、依存をなくすのではなく、適切に依存することを学んでゆかねばならない。
自立に到る過程に、依存することが、しばしば大切となってくる。ひきこもり、包まれている体験を十分にしてこそ、次に出立へと向かってゆけるのである。