16日に上映された映画「さなぎ~学校へ行きたくない」
神戸元町映画館で上映&舞台挨拶&トーク&交流会の様子が、元町映画館ブログにアップされていました。
初日は、監督の三浦淳子さんと「愛ちゃん」の叔母である木下和子さん(愛ちゃんのお母さんの双子の姉妹)も登壇されてのトークでした。
様々なエピソードを交えながらのトークの様子がよく伝わってくると思います。
どうぞブログをご覧ください。
MOTOEI BLOG
「さなぎ~学校に行きたくない」三浦淳子監督・木下和子さん舞台挨拶&トーク
16日に上映された映画「さなぎ~学校へ行きたくない」
神戸元町映画館で上映&舞台挨拶&トーク&交流会の様子が、元町映画館ブログにアップされていました。
初日は、監督の三浦淳子さんと「愛ちゃん」の叔母である木下和子さん(愛ちゃんのお母さんの双子の姉妹)も登壇されてのトークでした。
様々なエピソードを交えながらのトークの様子がよく伝わってくると思います。
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「さなぎ~学校に行きたくない」三浦淳子監督・木下和子さん舞台挨拶&トーク
きょうは、早起きをして、神戸元町へ、ドキュメンタリー映画「さなぎ~学校へ行きたくない」観てきました。
映画は、やはり大きなスクリーンで観ると迫力もあり、臨場感もあり、劇場での良さがあり、また、上映後、 監督さんの舞台挨拶とトーク、そして終了後には参加者の方との交流会がありました。
映画館は、60人ほどが入れる劇場で、 一番後ろの席に座っていても監督さんのお顔がよく見え、映画づくりについてのエピソードも交えながらお話してくださいました。
そのあとの交流会では、いま子どもさんと向きあってる方や、過去に向き合っていた方など、参加者みなさんとの語り合いの場になり、ととも良い雰囲気でした。
監督さんにお会いできて、直接お話を伺うことができて本当によかったです!
そして、いまからは、四国や九州でも上映したいと言われ、愛媛もまだ行ったことがないので、是非行けるように考えたいと言ってくださって嬉しかったです!
俄然、私も方向性が見えてきました。 親の会メンバーに報告して相談したいと思います!
実は、前にもお知らせしていましたが、ドキュメンタリー映画「さなぎ」を、四国中央市でも上映したいと思い、平成25年度の助成金(社協)申請をしました。
2年前に開催した「月あかりの下で」上映会のときは、まちづくり活動支援事業の助成金を申請したので、上映&トークイベントとして開催することができたのですが、今回は、実はこの助成金額では上映するには十分でないのです。それを、悩んでおります・・・。
私としては、やはり映画を上映するなら、上映後にトークを入れたい。
それも、監督さんをお呼びして。
映画だけを上映するならいつでもできます。
でも、この映画については、やはり監督さんの製作における経緯やどんなふうに創られたか、興味があります。
学校に行けなかった愛ちゃんの様子やそれを見守るお母さんや家族の気持ち・・・
いろんなことが知りたいのです。
その実現のためにどう動いたらいいのか、ずっと思案しています。
映画「さなぎ」ホームページを見ていただくと、
実は今月16~22日まで、神戸元町で上映されるそうです!!
そして、初日には監督さんのトークもあります!!
行きたいな~
興味関心ある方、ぜひホームページをご覧ください。
☆11月8日(金)は映画が撮影された長野県での上映会あります。
そして、神戸元町映画館。
日時:11月16日(土)~22日(金)
場所:神戸市中央区元町通4-1-1
初日、上映後、監督トークあり!!
お問合せ:078-366-2636
☆京都シネマでは11月9日~15日。
☆福岡では、12月15日。「不登校なんて怖くない!居場所を一緒に探そうよ!上映会」上映後、監督トークあり。
☆鎌倉市生涯学習センター 2014年1月11日(金)「はる風チャリティチャレンジ上映会」上映後、監督トークあり。
☆座間市(ハーモニーホール座間)2014年2月2日(日)「あすなろ上映会」上映後、監督トークあり。
<映画をとおして人権を考える>
第2回 人権問題講演会 主催 NPO法人「Do」(松山市委託事業)
日時:9月7日(土) 13:30~16:30
場所:コムズ 5階 大会議室
定員 100名 入場無料 申込不要
講演は、この映画「月あかりの下で~ある定時制高校の記憶」に出演されている、元埼玉県浦和商業高校定時制教諭のHirano Kazuhiroさん。
演題は「定時制高校の今」
そして、愛媛新聞記者のFujita Megumiさん。演題は、「愛媛県における定時制高校の今」
明日、松山での開催ですが、都合のつく方、映画上映と講演参加いただければ嬉しいです。
そして、8月20日に四国中央市栄町商店街にオープンした「niko cafe」に行ってきました!
親子連れで気兼ねなくランチやカフェができるお店です。
間取りも広々としていて、ゆっくりと過ごせるとても素敵なカフェ。
代表の方とも少しお話させていただいて、今後いろいろなイベントもしていきたいということで、私たち親の会でも打ち合わせの場であったり、こんぺいとうの花の会も含めたイベント会場として是非、利用させていただければ有難いです、とお願いしてきました。
niko cafeが、地域のコミュニティの場として、多くの皆さんに知っていただいて、様々な活動の拠点になっていったらいいな~と思っています。
まずは、メンバーと気軽に足を運んで、利用させてもらいたいです。
ドキュメンタリー映画「月あかりの下で~ある定時制高校の記憶」
先日、8/9(金) 愛媛大学での上映会(反貧困フェスタ前夜祭)開催をお知らせしたところですが、
実は、9/7(土)にも松山市内で上映&講演会が開催されます。
<第2回 人権問題講演会>
講演:「定時制高校の今」
☆平野和弘さん(元・埼玉県立浦和商業高校定時制教諭)
☆藤田恵さん(愛媛新聞記者/「ボクラの居場所~県内定時制高校の今」を取材)
☆日時:2013年9月7日(土)
☆時間:13:30~ (開場 13:00~)
☆料金:主催者へお問合せください。
☆会場:松山市男女共同参画推進センター(コムズ)5F 大会議室(愛媛県松山市三番町6-4-20 tel 089-943-5776)
☆主催:NPO「同和問題を考える市民の会」
☆問合せ:tel 089-948-6380(松山市人権啓発課)
・・・・・・愛媛新聞に掲載された「ボクラの居場所~県内定時制高校の今」は、私も興味深く記事を読ませていただきました。そして、親の会でも話題に上がりました。
この記事を読んで、松山市内の定時制高校を受験され、今まさに通学している子どもさんもいます。
そして、そして、またふたたび、この映画に登場されたHirano先生が愛媛に来られることを大変嬉しく思っています。ぜひ、お会いしたいな~
2年前、四国中央市で開催したドキュメンタリー映画「月あかりの下で~ある定時制高校の記憶」が、来月8月9日(金)に愛媛大学(南加記念ホール)で上映されるそうです。
8月10日は、「反貧困フェスタ2013 in松山」
湯浅誠さん、香山リカさん、等々トークイベントあり、分科会あり。
そしてそして、なんと!
監督の太田直子さんも松山入り、参加決定!!
☆日時:8月9日(金)
☆時間:18:30~(開場 18:00)
☆料金:主催者へお問合せ下さい。
☆会場:愛媛大学(松山市文京町3)TEL 089-927-9000
☆主催:反貧困フェスタinえひめ実行委員会
☆問合せ:070-5689-2136(事務局担当オープンハンドまつやま)
☆URL:http://antipoverty-network.org/archives/1846
ぜひぜひ、近隣の方、松山の方、松山以外の方でも行けそう!という方、
ぜひ足を運んでいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。
あのね・・・通信6月号に掲載し、お知らせしていました
ドキュメンタリー映画「さなぎ~学校に行きたくない」試写会をします。
<映画の内容>
この映画は、野山を転げまわって友達と遊ぶのが大好きな少女が、小学校に入学してまもなく学校に行けなくなった。
こんな明るい子がどうして不登校に?
困惑しつつも、お母さんは、少女の心に寄り添って一日を生きるようになる。
自分の人生を、自分なりの時間で見つけようとする、小学3年生から大学生になるまでの、14年にわたり、友達として招かれた監督が、時に家族と侵食を共にしながら、少女とお友達、家族を撮影した稀有な映像がドキュメンタリー映画になった。
子どもの成長、いのちについて問いかける。(三浦淳子監督作品)
<ほっとそっとmama&こんぺいとうの花 合同試写会>
☆日時 7月14日(日)
☆時間 15:00~16:30
☆場所 四国中央市金生公民館 新館2階和室
☆申込は不要です。みなさま、どうぞお集まりください。
☆映像は、スクリーンとプロジェクターで映写します。
昨日は、愛媛県西条市で上映会があり、見に行きたいな~と思っていたのですが・・・
・・・というわけで、きょうは10:30~サンクリスタル高松(高松市立図書館)で開かれた、上映会&地域フォーラムに参加しました。
映画「ワーカーズ」(森 康行 監督)
協同ネットワークかがわ 主催
☆ワーカーズコープ(日本労働者協同組合連合会)とは・・・
働く人々、市民みんなで出資しあい、責任を分かち合って、人と地域に役立つ仕事をおこす「協同労働の協同組合」です。
出資・経営・労働を担い、自分たち自身の手で、雇用されない働き方。
正規・非正規雇用はない。
経営者(雇用する側)と労働者(雇用される側)の区別はない。
地域再生をめざして「協同のネットワーク」を発展させ、地域ずくり・仕事おこしにつなげていこう、と考え「地域ずくりの主体者は地域住民」をモットーに、住み心地の良い地域ずくりを目指して一人でも多くの方と共に、協同の取り組みを行おう」
☆取り組んでいる事業
高齢者の介護、障害者の就労支援、子育て支援、食・農業関連の支援、若者自立支援、生活保護の支援、ホームレスの支援
☆午後からの地域フォーラム
ワーカーズコープ連合会理事長の基調講演のあと、香川県で活動されている団体がパネリストで参加。その中で、観音寺市と三豊市で子育て支援をされている、NPOフレンズ代表のmakiさんも参加されてて、フォーラムのあと、少しお話ができました。
NPO法人は非営利団体なので、運営がなかなか厳しいという話もあります。基本、助成金や寄付金で運営を賄い、市県国の委託事業もいろいろと・・・あるようです。
ワーカーズコープの話で印象的だったのは、
☆必要と思っている人(当事者)が、必要としているサービスを受けられること。(行政では受けられないサービスが受けられる)
☆出資・経営・労働(協同労働)により、自分たち自身が、すべての方針を決め、すべての業務を自分たちの納得のいく方法・手段で仕事ができること。
☆現在、特に若者の就労が困難な社会状況で、障害者や生きにくさを抱えている人たちの就労も厳しい。地域は少子高齢化社会へ、地域の過疎化が進んでいる。だからこそ、いま人と人のつながりから、地域の中でできることを模索していくことが大事なんだと。
自分たちの納得のいく仕事ができること。
人に雇われて働く、という選択肢しかないのではなく、生涯現役をモットーに、自らが主体的に仕事ができることが幸せなことなんですね。
午前の上映会のあと、1階図書館に併設してカフェがあったのでしばしランチタイム。
1コインランチです。
昨日のあの厳しい暑さから逃れ、きょうは、久しぶりの恵みの雨。
ちょっと落ち着く・・・。
このドキュメンタリー映画「ワーカーズ」ご存知ですか?
ただいま、全国で絶賛上映中。
みんなで働く みんなで生きる ~あたらしい働き方のはなし~
「小さな共生社会」をつくる新しい働き方
<地域の中に溶け込んで、こころを合わせ 力を合わせ、助け合って働いていく物語>
ドキュメンタリー映画「ワーカーズ」(森 康行監督)
働くことに生きがいをもてない時代。
それでも国は経済成長を最優先課題として拡大再生産を繰り返し、グローバル化に突き進んでいます。
働く場を求めても他人と比べられ、選別され、未来への希望が見出せなくなっている若者たち。
いつどうなるかもわからない非正規雇用の蔓延。
そして、居場所さえ失う人たちと、大きな不安が私たちを覆っています。
このような時代、私たちは何を求め、未来をみつめていくのでしょう。
世の中のめまぐるしい変化の中で、あらためて人と人、地域、社会との結びつきを再生することが求められています。
自分たちの明日を自分たちで耕しはじめている人々がいます。
ワーカーズコープ=労働者、使用者という区別はなく、経営方針から具体的な仕事まで、一つ一つをみんなで決めていく・・・ちょっと面倒くさい、けど、てんてこ舞いしながら話し合いを繰り返すなかで、「いきがい」や「きずな」が育まれます。
実は、近日上映会があります。
(1)6月30日(日)新居浜市総合福祉センター
1回目 13:00~ フォーラム 森監督 来場
2回目 16:00~
入場料 前売り1000円、当日券1500円、学生500円
主催 「人生ここにあり!!」上映実行委員会
(2)7月6日(土)西条市総合福祉センター
1回目 13:00~
2回目 16:00~
主催 ワーカーズコープ愛媛事業所
☆実は、愛媛での上映会に先だち、6月13日FM愛媛「えひめまるごと15分」に関係者が出演され、映画の紹介を行ったそうです。
(3)7月7日(日)高松市サンクリスタル視聴覚ホール
10:30~上映会
13:00~地域フォーラム
(参加者)日本労協連永戸祐三理事長(基調講演)、コープおたがいさま高松 片山仁子、
子育て応援NPOフレンズ片野牧、路上の杖 大塩眞二、人類温暖化計画 石井亨
問合せ:ワーカーズコープ香川事業所
きょうも、東予(新居浜)は33℃という真夏日でした~
梅雨はどこへ行ってしまったんでしょうか~
実は、今年に入って1月5日に新居浜で観た、いじめをテーマにした自主上映映画「かかしの旅」。地道にPRをしているところです。
観た方によっては、この映画は賛否両論あると言われる方もおられるようですが、
一番大事なこと=それは、「どんなことがあってもいのちを絶ってはいけない」、「生きて」というメッセージです。
学校へ行けないからといって人生おしまいではありません。学校へ行くことをやめて逃げたとしても、いのちを落としてしまうことを考えたら、賢明な選択です。
「学校へ行くことがつらかったら逃げてもいい」
・・・そして、時間が必要です。
最近facebookのおかげで、有益な多くの情報が入ってきます。
いろんな方がボランティア活動をしていたり、様々な活動を通じてつながりあい、関わりあっている。やはり私たちは狭い世界しか知らないのはもったいないな~と、このごろ思います。
不登校の親の会をしながら、なかなかその輪が広がっていかないと感じているのは私だけでしょうか。必要な方に必要な情報をお伝えしたい。そのためには、自分たちの仲間どうしがつながりあうことはもちろんですが、自分たちだけつながっていることではなく、もっとつながりを求め、協力者・支援者を増やしていくことも大事なんじゃないかなと考えています。
私たち不登校の子どもをもつ親は、その親でなければわかりあえない、と思っていた時期もありました。でも、人間生きていれば、いろんな挫折もあったり、生きにくさを抱えることは不登校に限ったことではないはず。
それぞれの人たちが生きにくさを抱えながらも、一生懸命生きている。
誰にでも人には言えないつらさも持ち合わせている。
そう思えば、気持ちを共有することはできる。
だからこそ、自分たちの不自由さ、理不尽さをもっと知ってもらうことも必要なのかな、と。
そのために、動いていく。
◎映画「かかしの旅」
◎ドキュメンタリー映画「さなぎ~学校へ行きたくない」
◎映画「青の塔」
◎映画「かすかな光へ」
・・・映画を通して多くの方と考え合える場を作っていきたいと思っています。
そして、朗報です!!
なんと、ドキュメンタリー映画「月あかりの下で~ある定時制高校の記憶」が、9月に松山市で上映されるそうです。2度目の四国上陸です。そして、映画に出演されたHirano先生も遠路はるばる松山入りされるとのこと。Hirano先生にお会いしたいです。
三浦淳子監督作品
映画HPはこちら→ドキュメンタリー映画「さなぎ」http://tristellofilms.com/sanagi/
予告編はこちら→http://tristellofilms.com/sanagi/yokoku.html
<監督さんの言葉より~>
私の友人の姪の愛ちゃんが不登校になったという話を聞きました。
実は私も小学生のとき、学校に行くのがつらかった時期がありました。でも行かないと人生終わりだと思って、無理やり学校に行った・・・学校に行きたくないという心の声を聴いて、学校に行けなくなった愛ちゃん。
私は、どこかで、そんな愛ちゃんをすごいなあと思ってました。私にとって、つらいのを我慢して、やり過ごしたあの時間は決して幸せではなかったから。
愛ちゃんに会いたいと思いました。
初めて会いちゃんに会ったとき、私の想像に反して、愛ちゃんは友達と元気に遊びまくっていて、私は愛ちゃんと友達の子どもたちの溌剌としたパワー、のびのびした感性に魅了されました。それと同時に、こんな元気な子がどうして学校に行けなくなっちゃったんだろう?と心にひっかかりました・・・。 (中略)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
実は、きょう6/8~6/28まで、 大阪第七藝術劇場(大阪市淀川区十三本町1-7-27サンポードシティ6F)にて上映されます。14:00~
きょう、明日は、三浦淳子監督の舞台挨拶があるそうです!!
行きたいな~
2013年4月14日、映画「月あかりの下で~ある定時制高校の記憶」映画3周年記念上映会が、丸木美術館で開催されました。
丸木美術館といえば、映画にも登場する「原爆の図」。
この美術館で、上映&トーク&太鼓演奏が行われたそうです。
そのときの様子は、こちら→
映画「月あかりの下で」公式サイト
http://tsuki-akari.com/?page_id=689
四国中央市で映画「月あかりの下で」上映会&トークイベントを開催したのは2011年11月26日。
月日が経つのは早いものです。
実は、映画に登場されたHirano先生は、今年3月に退職され、新たな場所作りのため、準備中ということで走り回られていらっしゃるとのこと。
もしかすると、また四国へ・・・・・?
足を運んでいただければ嬉しいです。
昨夜は、しこちゅ~ほこほこネット定例会・ミニ研修会の中で、ほっとそっとmamaの活動についてお話をさせていただきました。
ほっとそっとmamaを立ち上げてから3年あまりの活動をしてきた中で、月に1回の親の会おしゃべり会、会報の発行、そして不登校理解と親子関係を育むこと、親の会の活動を市民の必要とされている方々にお伝えするという目的で、毎年講師を招いて講演会・学習会を開催してきました。
最近では、市の助成金をいただいて様々な活動団体と協働しながらの企画・イベントも行えるようになってきたこと、そのことは市民の皆さんと一緒に、地域のこどもたちを育てていこうという思いが同じであったからだと思っています。
今年は、今回試写会をしている映画「かかしの旅」を、多くの方々にまずは観ていただいて、学校現場の先生やこどもたち、そして親御さん方にも観てもらいたい。考えてもらいたい。
この映画「かかしの旅」が映画化されることになった著書「いじめの時間」(新潮文庫)の中での「かかしの旅」・・・・・
「先生、知っていますか。イジメは伝染するんです。カビが一ヶ所から少しずつ周りに広がるように、一人一人に伝染していく。」
「家出をしたのは、生きなきゃいけないと思ったからです。ヤスオのように死ぬわけにはいかなかった。ヤスオのことは少し忘れかけてたのに、今でも思い出すと涙が出てくる。
・・・ぼくは、だいぶ前から、ヤスオが喋らなくなっていたこと、彼の体が石でも抱いているように少し前に傾いて、なんだか老人のように見えたことを知っている。最後に見たヤスオは、うつむいてときどき立ち止まり、後ろに戻ろうかどうしようか迷いながら、のろのろと前に進んでいた。」
「ヤスオはきっと、学校に来るのが怖くて怖くてたまらなかったと思う。だって、全存在を否定されることは恐ろしいことだから。それをじっとヤスオは我慢して、体全体で自分を庇おうとして、恐怖と闘って石を抱くような姿勢になってしまった。・・でもとうとう、闘いきれなくなって、大好きだったバスケのゴールの鉄柱からぶらさがったんだ。」
映画の試写を終えて、いじめをする側であるこどもたちの中にも、複雑な家庭環境や不満や不安が入り混じって錯綜していること。何が彼らを支配しているのか、心の闇が見えてきます。おとな自身が子どもたちの心の闇をつくっているのではないだろうか・・・。
今年は、映画「かかしの旅」学校上映を実現!!
昨日、映画「かかしの旅」を新居浜市民文化センターで観たことを、ブログにアップしようと思って書き込みしていたのに、なぜか本文がないまま更新してしまいました。(汗)失礼しましたぁ。
今回のこの映画は、愛媛県青少年健全育成東予大会で配布されて知ったのですが、新居浜市教育委員会後援で、「かかしの旅」上映実行委員会、愛媛県青少年育成リーダー協議会、NPO法人マネーカウンセリング協会等が主催で実現されました。
いま、いじめで命を絶つ若者が増えています。
この映画は、オムニバス小説集「いじめの時間」(朝日新聞社、新潮文庫)のなかの、稲葉真弓さん原作「かかしの旅」から映画化されました。
主人公の中学生卓郎は、小さい頃ベランダから落ちて右足が不自由になり「かかし」とあだなで呼ばれていた。家では普通に喋れるのに学校では声が出なくなる。同級生のいじめに彼は無抵抗だった。同じ頃、クラスメイトの一人がある日を境にいじめを受けるようになる。その子が喋らなくなり、誰も彼を助ける者もいない。ある日、誰にも相談することなく、自ら命を絶ってしまう。
卓郎は、ついに学校と家から飛び出す。いじめにあっていた現実から逃れるためではなく、「生きる」ために。かかしの旅は始まった。
行き先のない家出。泊まるところもなく逃避行。そんな彼を救ったのは、同じように学校と家を捨てた少年たち。彼らは理由もきかず手を差し伸べてくれる。
そこへ、卓郎を捜しに中学校の先生がやってきたことを知り、自分のことを心配してくれる人がいる、と動揺する。そして、先生へ手紙を書き始める。「先生、ぼくのことを今は探さないでください。自分が帰れるそのときまで待っていてほしい」と。
原作者の稲葉さんは、「かかしの旅」を書いているときたえず脳裏に浮かんでいたのは、一人の少年の遺書だったという。1986年2月、「俺だってまだ死にたくない。だけど、このままじゃ生きジゴクになっちゃうよ」と書いて自ら命を絶った。いじめを主題にした「かかしの旅」は、私自身にとっても答えの見つからないしんどい仕事だった。・・・この作品は、ある「夜回り先生」への取材から生まれた。この先生の真摯な闘いが私の心を動かし、「救いの光」のようなものを見せてくれた。・・・主人公の卓郎も、ひとりの教師を小さな「救い」として、町で知り合った者同士の触れ合いから、思いがけず「青空」が開ける場所に到達する。・・・彼らがたどり着く「おばあちゃんの家」がなんと素晴らしいユートピアに見えたことか。豊かな自然と、刻々と色を変える夏の空。が、そこは彼らの終点ではない。むしろ長い長い人生の、先の見えない出発点だ。・・・しかし、彼らのこのささやかな出発を祝福しないで、なにが「未来」といえるだろう。・・・最後に私は言いたい。どうにもならなくなったら、逃げていいんだ。でも、絶対に死んじゃいけないよ。いつかはきっと青空が見える日が来るはずだ。だから約束してほしい。今日を「生き抜くこと」を。
監督の富永憲治さんは、自由に動けるのに一歩も踏み出さず、ここでしか生きていけないと決めつけている人間こそ、「かかし」そのものだ。歩き出し、風を感じ、額に汗し、心を開いてこそ、大切な人に出会い、大切なものを見つけられるのです。自分を活かせる場所がそこにないのなら、大きな世界に「旅」に出よう。あなたを待っている人がいます。あなたを待っている場所があります。「人は幸せになるため」に生まれ、「幸せになるため」に生きているのです。だからこそ、生きることは素晴らしい。だからこそ、他人を大切にしなければならないのです。映画「かかしの旅」には、そんな願いを込めました。
生きるために、旅に出る。こんな発想もありかも。
苦しんでいる子どもたちには、大きな世界へ飛び出そう。
大人たちへは、学校だけにとらわれず縛られず、子どもの生きる力を信じよう。
そう言いたい。
中学校での上映、子どもも先生も親も、一緒に観て考える機会になればと思います。
学校上映、実現させたいなぁ。