15日の親の会には、新居浜の東予若者サポートステーションのスタッフの方が来館くださり、サポステの利用についていろいろと詳しいお話を伺うことができました。
サポステは、厚生労働省の認定事業であり、愛媛県の委託事業でもあります。
基本的には、15歳~39歳までの就労についていない(仕事もしていない、通学もしていない)若者の自立を総合的にサポートし、本人や保護者の相談機関となっています。
サポステについてはご存知の方もいるかとは思いますが、ハローワークのように、いきなり企業を紹介するような機関ではなくて、就労に到るまでのメンタル面のサポートも含め、キャリア相談、こころの相談も行っています。
まずは、個別での面談から始まり、個々によって利用の仕方もいろいろで、サポートの中には、支援セミナーやジョブトレーニングというプログラムがあり、パソコン個別指導やビジネスマナー講座、就活セミナーなど、より就労に準じたプログラムから、就労より一歩手前の「ボランティア活動」や、女子だけが参加できる講座で、お茶しながらおしゃべりを楽しむ「ほのぼのトーク」というまったり系のもあります。
まずは、コミュニケーションをはかりながら少しずつ社会生活に慣れるために、コミュニケーショントレーニングや食育セミナー(調理実習や保健士さんによる栄養指導など)、あとは趣味的なものでは、陶芸や絵画、アロマ、フラワーアレンジメントなどもあります。
また、保護者のつどいや合宿研修(今治市の大島での合宿生活)などもあります。
就労に近いものでは、職場見学や実際に職場経験もできるようです。(サポステと契約している企業との連携)
いろいろと書きましたが、どれもひとりひとりのペースに合わせて個別に対応し、資格をもった相談員や臨床心理士さんが丁寧に対応してくださるとのことです。
また、東予若者サポステでは、現在東予地区の学校に通っている学生(高校生、大学生、専門学校生)または、1年以内の中退者および保護者対象の相談機関として、「サポステ・学校連携推進事業」も行っています。
現在学生とはいっても、在学(休学中も含む)はしているが様々な悩みなど相談する場がないと言われる保護者からの声も多く、特に、通信制の高校などは学校の先生との連携も取りにくいことから相談窓口がなく悩まれている保護者の方もおられ、そういう方にはこの事業を利用できることをお知らせできてよかったかなと思っています。
訪問支援も行っているので、相談に出掛けにくい方は連絡すれば自宅まで足を運んでくださるとのことです。
私たちの親の会でも、小中学校いわゆる義務教育のあいだは学校や相談機関もあるのですが、卒業後の相談窓口を探している方も少なくありません。特に、大学生や専門学校生になると尚更、親がどこまで介入したらいいか悩むことも多いのも現状です。
家を出て一人暮らしを始める頃だけに、一歩外へ出てしまうと、子どもからのSOSが届きにくい状況にもなりかねるので、できるだけこどもさんが元気に通っているかどうか、何か悩みがないか、など気になることがあればいつでもこのような相談機関があることを知っていれば、親も子も冷静な対応ができるかもしれません。
ぜひ、多くの方に知っていただきたいと思っています。
また、
先日もお知らせしました、12月21日の支援フォーラムの案内も掲載しておきます。
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