心とほんとの会話屋さん

自身のうつ病経験を振り返り、悩み解決をサポートしてくれる本を紹介します。また、成長の気づきになる情報・言葉を発信します!

段取り重視で気付いたこと

2013-10-08 21:03:09 | 本のネタ
 齋藤孝さんが、さまざまな”力”を提唱された本を出されている中に、”段取り力”という本があることに代表されるように、仕事も人生も段取りを意識することで、自分自身がコントロールできる範囲が広がることをご紹介いたします。

 段取りという観点で、日々の行動を振り返ってみると、日々の習慣の中に段取り力が必要なイベントを盛り込むことができております。
 朝食終了後、出社前に実施する、神棚(実質は、お札を飾っているだけ)への”二礼二拍手”の儀式。ここでは、家族全員が楽しい時間を過ごせるようにお祈りすることに加え、一日のイメージトレーニングしてみます。このイメージトレーニングでは、何時にどんなイベントがあって、自分が果たすべき役割(発言内容)を粗々でイメージします。つまり、誰とどんな会話をするのかをシミュレーションしているわけなので、実際にそのイベントになった際には、予習内容を実践している感覚なのです。予習内容と実践のギャップを少なくするには、数をこなし想像できる範囲を広げることですね。
 この朝の儀式をする前に実施しているのは、就寝前に手帳で翌日のスケジュールを確認することです。実は、就寝前に確認することが非常に大きな効果をもたらしているのではないかと感じております。茂木健一郎さんや苫米地英人さんなど、脳に詳しい方々は、睡眠中でも脳は活動しているので、就寝前にインプットすると起床時には何らかのアウトプットが浮かび上がってくるというもの。この浮かび上がったアウトプット(=ひらめき)を逃さないためにも段取りが必要になります。その段取りは、いつでもどこでもメモができるようにするという段取りです。ひらめきは一瞬で消え去っていくものなので、思いついた瞬間に文字化して掴まえることが重要なのです。私は、胸ポケットにメモ用紙と3色ボールペンを常備して、ひらめきを掴まえる段取りをとっています。想像以上に効果的なので、メモがムダになると考えることなく実践されることをおススメします。

 日々の段取りの他には、時間間隔を長くした1週間単位の段取りや1ヵ月/1年単位の段取りを生活に盛り込むことで、自分が想像できる範囲を広げていくことができるので、どんどん時間間隔を長くしていくといいでしょうね。私はまだ体験できていませんが、理屈上は、自分の死後についても段取りを組むことが可能だと思いますよ。家族への遺言という形だけでなく、本の出版や知恵の伝承などを通して、肉体の死を乗り越えた”生き方”を模索することができると感じております。歴史上の人物は、今でも歴史の教科書や多くの本で語り継がれ、生き残っていると考えることができますから。
 あなたも、どのように”生きる”のかを、日々の段取りの中に織り交ぜてみてはいかがでしょうか?


 明日は、命の断片である”時間”を通して感じることをご紹介予定です。