皆様こんにちは
山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。
いつも当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます!!
訪問着袷の袖に食べこぼしのしみが付きしみ抜きをして欲しいとのご依頼でしたが
検品すると掛衿に汗による変色とハンガーに掛けて保管していたので、掛衿と
肩に日焼けによる退色が有りました。
訪問着袷
濃いスカイブルーの地色に金彩柄の訪問着袷です。
日焼けは汗による退色は青色から始まるので要注意です。
訪問着袷 袖食べこぼししみ
袖に食べこぼししみが付いています、丸洗い(ドライクリーニング)ではしみは
落ちないのでしみ抜き作業を行い除去します。
訪問着袷掛衿 汗による退色
着用時に皮脂や汗が掛衿に付着して、着用後にお手入れをしないで、長期間保管して、
次回に着用しようとして退色や脱色に気が付いてクリーニング店や専門店に依頼しています。
この様にヤケている(退色)した場合は丸洗い(ドライクリーニング)では直らなくて
しみ抜きしても直らなくて、退色した部分を色掛け(色修正・染色補正・染直し・部分染)
して補正しなくては脱色・退色は直りませんが、色掛け(色修正・染色補正・染直し・部分染)を
行える業者(職人・染色補正士)が激減している現実があります。
訪問着袷肩山・袖山ヤケ(紫外線による退色)
ハンガーに掛けて長期保管していた為に日光か蛍光灯の紫外線による退色です。
衣類のハンガー掛けによる保管をお勧めしない理由が紫外線による退色がある為です。
丸洗いの依頼を受けて受付時に日焼けによる退色をお客様に確認していないと、
丸洗い(ドライクリーニング)によって退色したと、クレームになり弁償問題が
発生する場合がありますので、着物のお手入れに携わっている業者さんは受付検品に
十分気を付けて下さい。
訪問着袷袖 しみ抜き後
丸洗い(ドライクリーニング)後に油性処理、水処理を行い食べこぼししみを除去しました。
訪問着袷掛衿 ヤケ直し・色掛け(色修正・染色補正・染直し・部分染)後
丸洗い(ドライクリーニング)では当然衿ヤケは直りませんので、水処理を行った後に
色掛け(色修正・染色補正・染直し・部分染)して補正しました。
訪問着袷掛衿 色掛け(色修正・染色補正・染直し・部分染)後
訪問着袷 色掛け(色修正・染色補正・染直し・部分染)後
色掛け(色修正・染色補正・染直し・部分染)を行いクレームを防ぎます。
訪問着袷 仕上げ後
綺麗に仕上がりました。
着物と洋服のお手入れは
厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる
山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。
〒062-0902
札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号
電話011-811-6926 FAX011-811-7126
営業時間 9:00~18:00
休日 日曜・祝日
メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp
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