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創業106周年きものと洋服のお手入れ専門店 一級染色技能士の仕事事例と日常生活

帰郷してみて2

2013年08月20日 | 山三 三ツ屋染舗について

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

帰郷した当時(昭和58年)は札幌には呉服の問屋と小売店は数百軒ありましたが

しみ抜き屋は札幌には数件しかない為に、仕事も多くとても忙しかったと思います。

他店との差別化を図る為に色々と調査してみました。

 

当店に洗い張りの下請けを出してくれていた取引先も他店にしみ抜きを出していました。

このしみ抜き店は古いしみや手間の掛かる物は返品して汚れや簡単なしみ落としのため

低価格なお店でしたので、私は、修行先で学んだ事を生かしたい事と自分の向上心を持続する為にも

古いしみや手間の掛かる物にも挑戦してどんどん挑戦して行ききちんと結果を残すことを目指しました。

またこの頃他店ではベテランの職人さんがしみ抜き作業に従来ながらのパッキンブラシを使用している方達が

まだ主流でした。

  

スプレーガン                                 

 

超音波ガン     

 

下左4本がパッキンブラシ

年配の職人の多くはパッキンブラシを使用していました。                  

京都の染色補正店や紋屋は超音波ガンが主流になって来ていました。

クリーニング店でもスプレーガンや超音波ガンがしみ抜き作業の主流の道具になってきていました。

昭和40年以降に登場した超音波のガンやスプレーガンはまだ新しい道具ですし使いこなす事に

時間が掛かる為に、当地においての年配の職人は中々使いたがる人はいませんでした。

コストも数百円のパッキンブラシと超音波ガンは8万円位で、スプレーガンは3~4万円位で高額でした。

スプレーガンでは、生地を傷め無い圧力でしみの部分を処理出来ますが

パッキンブラシでのしみ抜き作業は一枚の生地のみの処理しか出来ません。

パッキンブラシで使用出来る水や溶剤は最小限しか使用出来ませんその為に

複数枚ですと薬品ゆすぎ出しの作業が難し事と生地にスレを起こしやすい為に

袷の着物は部分的にほどいて作業している事が主流でした。

解いた職人がしみ抜き作業後に補修縫いをしてあげれば、何も問題はありませんが、

ほどきっぱなしの状態での納品している為にいざ着ようとした時に、バラバラ事件で着られずに

後でクレームになったりする事も多かったと思います。

私の修行先では、しみ抜き作業ではほとんどほどかずに作業をしていました。

一年に数件ほどく事を有りましたが、必ず補修縫いをしてお返ししていました。

私の明治生まれの祖母や昭和一桁の母等は和裁学校に通った事を聞いていますが、

現在はあまり針を持てない方が多く補修縫いは絶対に必要です。

 

この頃よりクリーニング業界でも、しみ抜きの技術習得の為に各地で盛んに

講習会が開かれていました。

一生懸命努力している業者さんも多かったですが、看板倒れの業者の方もいらしゃったと思います。

クリーニング店にしみ抜きを出すと、「このシミは落ちませんでした、これ以上作業すると生地を痛めます。」

と表示したシールを貼りさらにしみ抜き料金が発生して料金を徴収されます。

しみ抜きを行ってる者ととして、これはとてもおかしな事だと思います。

受付の段階で作業工程と使用する薬剤と作業時間を割り出し取れるか取れないか

しみ抜きの作業を経験している者はおおよその判断が付きますし見積もりもわかるはずです。

クリーニング店では受付と作業者が別の事が多く、しみ抜き作業で無理をして色を薄くしたり

脱色した場合,色掛け(染色補正)作業の技能者不在の為ある一定の作業(漂白や色抜き)以上は

行わない事になっています。

 

以上の事から当店では

  1. 受付はしみ抜き作業者が受付を行いしみ抜き作業は抜けない物は最初からお断りしています。
  2. 作業してみなければわからないものは、必ずテストして見積もりをする。
  3. 見積もり後作業をしてもしみが抜けない物や修正困難な物は料金をいただかない。
  4. しみ抜き作業により生じほどいた箇所の補修縫いは必ず行う
  5. 常に技術の向上に務める
  6. 技術の出し惜しみをせず全力を尽くす

 以上の事を胸に秘め当店でのしみ抜きをはじめました。

着物のお手入れでお困りな場合方は、

厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる

山三 三ツ屋染舗にご連絡下さい善処致します。

〒062-0902

札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号

電話011-811-6926 FAX011-811-7126

メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp

ホームページ http://328senpo.sakura.ne.jp

営業時間 平日(月曜~土曜) 午前8時~午後6時

休日 日曜 祝日

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帰郷してみて1

2013年08月15日 | 山三 三ツ屋染舗について

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

泉州生洗い本舗で無事三年間の修行を終え無事昭和58年の4月1日に帰郷しました。

山三三ツ屋染舗の新戦力として新たに丸洗いとしみ抜きの部門を立ち上げる事になりました。

それまで丸洗い(ドライクリーニング)は、出入りの業者に下請けしてもらっていました。

当時の店舗及び作業場は大正12年に建築した二階建ての木造でしたので

新たにドライ機を設置するスペースもない為に、ドライ機の導入もままなりませんでした。

まずはしみ抜き用のバキューム台一台とスプレーガン二丁と色掛け用のコンプレッサーを

導入しました。

その後に仕上げ台は師匠を通じて岡山の業者と電蒸アイロンと卓上ボイラーも発注しました。

二週間位で仕上げ台が届きましたが、運送中に破損していて使い物にならず交換になりましたが

さらに二週間ほど掛かりました。

当時の当店の仕事内容は両親が行っていた洗い張り、湯どうしの同業者の下請けがメインで

仕事もとても多くある時代でした。しみ抜きと丸洗いは、私が帰郷するまでは、外注していました。

当時はしみ抜きを専門に行う業者が、札幌には数件しか無く、私がやる様になり、たくさんの仕事が

舞い込んきました。

帰郷後最初に行った仕事は、新反の染ムラ直しでした。色は薄い藍色でした。色抜きをしてから

色掛けをしました。

途中で、母が心配になり色掛け作業をじーっと見ていました。

後から聞いた事ですが、「これだけ出来れば使い物になる」と納品先から言われて、

母は胸をなでおろしていた事でしょう。

持ち込まれる仕事は、洗い張り後のしみ抜き、仕立て上がりで着用後の着物のしみ抜き、

他店にて丸洗い後のしみ抜きや洋服のしみ抜きやクリーニングのクレーム品等でした。

この辺は修行先と同じ仕事などでそれほど戸惑う事はありませんでした。

着物は反物や仮縫いの状態で呉服の小売店で売っていますが、売約後に仕立てをしますが、

仕立ての前に必ず湯のしや湯通しを行います。長期間展示されたり保管期間が長いと新反でも

汚れや日ヤケが発生します。新反の汚れやヤケ直し等は修行先では、未経験でしたので、

戸惑う事も多かった事も事実です。まだ若かったんですね、当時は一番面積が広い色掛けは

胸の汗ジミ(直径20cm位)でしたが、「直径20cmが出来ればもう少し広い事も出来るだろう

ましてや色ヤケといっても色がすべて脱色しているわけではなくかなりの色は残っていて

日焼けして青色や紫系統の色をムラなく均一に色掛けが出来れば修正可能」と思いました。

それからは一枚一枚が再修行の日々でした。苦しいことも多かったですが、

自分の技量が向上していくことの喜びの方が多かったです。

また修行時代では体験出来なっかった丸洗い(ドライクリーニング)では落ちない汚れ等が

洗い張りによって蘇る事を再確認しました。

丸洗いの下洗いを取引先にしてもらい、ドライクリーニングについても再度勉強し直しました。

翌年に店舗の建替えのための準備も始め大忙しの日々を送りました。

 

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泉州生洗い本舗おくなが 三年間の修行時代8

2013年07月28日 | 山三 三ツ屋染舗について

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

修行二年目は後輩の指導も大変でしたが人手も多くたくさんの着物の処理が出来ました。

夏休みも例年の一週間と違い、二グループで前期と後期に分け一ヶ月もらう事が出来ました。

この年の札幌は大雨で豊平川の水量が増し堤防の三分の二くらいまであり、氾濫間近でした。

河川敷にあった自動車学校も水没していました。こんなに増水した事は経験した事がありませんでした。

当時の着物の洗いは丸洗いが主流になりつつある時期だったのでですが

両親が行っている家業の洗い張りの仕事を手伝い等して過ごしました。

やっぱり生まれ故郷の素晴らしさを感じました。

札幌は車の交通量も多く、空気もそれほど良くはありませんが、水も食べるものもとても美味しかった事を

思い出します。仕事の疑問に感じた事を両親に聞けた事もありとても充実した夏休みになりました。

夏休み明けがちょうどだんじり祭り後だったので、初めて母の実家の金沢に行きました。

母の実家は当時叔父(母の長兄)が農業をしていて、息子さん(従兄弟)が隣県で会社勤めをしながら

土日で、叔父の農作業を手伝っていました。叔父の家にお世話になりながら、となり近所が皆親戚同士なので

ご挨拶回りをしました。初めて叔母に兼六園を案内してもらいました。

兼六園は、日本三大名庭園の一つで金沢市の宝です。前田家の殿様は文化を推奨された方の為

金沢は文化の全てがとても素晴らしく、加賀友禅、牛首紬、能登上布 輪島塗り、九谷焼、山中漆器

金箔、仏壇他たくさんの伝統工芸品が揃いまさに伝統工芸の総合デパートや~と思います。

母の次兄が金沢の近江町市場の近くで柿市商店と言う八百屋を経営しています。

時々、初物の競りで、テレビの番組にも登場しています。柿市商店のHP http://www.kakiichi.co.jp/

柿市商店のご長男が加賀友禅の作家さんの柿本市郎先生です。

加賀染振興協会HPhttp://www.kagayuzen.or.jp/takumi.html 

親戚のコネで普段見れない工房と地染の工場を見学させてもらいました。

工房の職人さんが一筆一筆真心を込め色差ししている事にとても感動した事を思い出します。

先日NHKの番組に出演されていて、懐かしくその時の事を思い出しました。

この時初めて叔父(母の次兄)に料亭に連れて行ってもらいました。

日本酒の美味さを知らない二十歳の若造が料亭に連れていってもらった事で

すっかり舞い上がっしまいました。「お飲み物は?」と聞かれ「水割り」と言ってしまい

叔父に笑われてしまいました。そこで叔父から日本酒の飲み方のレクチャーを受けました。

その時、生まれた初めて松茸の土瓶蒸しをご馳走になりあまりに美味しくて思わずおかわりまでしてしまいました。

多分人生で食べた中で一番美味しかったです。その後生まれて初めてのクラブにも連れって行ってもらいました。

そのクラブの中で、叔父は「こうゆう所でどんなに遊んでもいいけど、溺れてはだめだぞ」と教えてもらいました。

50代になっても「叔父さん大丈夫ですよ、クラブで飲める程甲斐性はないですから」と今は亡き叔父さんに言いたいです。

4~5日金沢で親戚一同にお世話になり、修行先に帰る日、親戚一族郎党が金沢駅まで見送りに来てくれました。

その数20名程皆さん沢山のお土産をいただきました。叔母の一人は5Kgはあると思える大きなタッパーに入った

粕漬けをもらったり、従兄弟は珍味を10袋程頂いたりして、キャスター付きのお土産袋を買いましたが、

入りきれない程のお土産をいただきました。

 

夏休み後に一人の後輩が、現在のレンタルビデオの走りのレンタルレコード店の事を知り

視察に行ってみると、とても儲かっている事を聞きつけてきました。レンタルレコードは確か奈良の学生により始まり、

自分たちが持っているレコードを学生相手に貸し出すビジネスです。

レンタルレコード店を開業するために修行を諦め、店を去って行きました。

彼は大学を中退して、仕事の修行に店に来て、修行に来ても真剣に仕事を覚えるでもなくする、

適当に日々を過ごし虫を捕まえ、薬品をかけて殺したりしていたのでだらけた態度に対して年齢は下ですが先輩として

少しきつく注意すると私と口を聞かなくなりました。

その後、聞いた話ですが、多額の設備投資をして、繁華街に出した、レンタルレコードの店は

従業員の給料位の売上しか上がらず、とても大変だった事を聞きました。

 

翌年先輩達も、卒業して一人は地元の秋田に帰り一人は店に残り修行を続けいました。

修行三年目、最終年に入り店に新人の住み込み研修生は、入って来ませんでした。

後輩二人も家庭の事情で帰郷帰しまい、店は私を含め三人の住み込みの研修生と師匠で運営していました。

接客、洗い場(ドライ)、しみ抜き、色掛け、仕上げ(プレス)、タオル洗い等で毎日、充実した日々を過ごしていました。

師匠が講習後に、講習生が技術習得が不十分と経験不足から、

黄変しみ抜き後にひどく強く色抜きをしている品物を、何枚を修復しました。

今でも記憶にあるのは、藤色の羽織の胸の汗の黄変しみですが4~5時間かけて色掛け修復するとし、

まだ下に黄変のしみがしっかり残っていた事もありました。この講習生の基礎が出来ていない事と

黄変抜きと色抜きと自分で行う色掛け技量とのの兼ね合いと経験不足を感じました。

他人の失敗した商品のほとんどは基礎がなっていない事と自分の色掛けの技量を知らずに黄変抜きと

その後の色抜きを無理する事、経験不足によるものがほとんどです。

自分では、あまりひどい失敗をして、師匠の世話になった事はありませんが、

一度だけどうして治らない物がありました。

濃いグレーの付下げで胸と上前の柄が鮮やかなワインレッドでした、接客は店の人がしましたが、

お客様はこのワインレッドの色が派手なので地味にして欲しいとの要望でした。

師匠が不在な時でした、受付した為にこの仕事が気になり先輩達に柄の色を抜く様に言ったのですが

先輩達は自分たちの色掛けの技量を考えて、色は抜きませんでした。

先輩達が断ったせいで、自分にお鉢が回って来ました。

柄の色抜きは本来、友禅糊を使用して、柄の他の部分に影響が出ないように

色抜きをしますが、当時の自分はまだ色掛けも初めたばかりの頃でまだよちよち歩きの

頃にいきなり100mを回りの大人より速く走れと要求された気分でした。

この着物は弁償しなければいけない思い、仕事が終わり師匠の家に謝罪に行きました。

晩酌中の師匠は「穴さえ開けなければ、なんとかなるので心配するな」と言っていました。

この言葉は本当に胸にしみました。この事が一番の思い出になりました。

店の修行も、いつの間にか三年が過ぎ去り無事卒業出来ました。

卒業に当たり、大阪に父が迎えに来てくれました。

伊丹空港まで父を迎えにいきました。

出口から出てきた父が少しですが小さく見えました。

本当は、仕事は、誠実にこなしていましたが、

店にいる時は、あまりお客様や師匠よりほとんど評価された事がなく

本当の意味での自信が無い事と立ち位置が解らないままに修行の卒業を迎えました。

これから家に帰った後の期待と不安を抱えて、帰路につきました。

仕事の事よりも人間関係で大きく傷つき、もう人に使われる事は懲り懲りと思いました。

今から思うとあの苦しい三年間は人生の宝物でどれほど人よりも恵まれていた事を神に感謝していますが。

 

 卒業証書

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泉州生洗い本舗おくなが 三年間の修行時代7

2013年07月05日 | 山三 三ツ屋染舗について

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

修行二年目の当時、作業場には四台の仕上げ台が有りました。

まだ現在のようなバキューム台はなくバキューム台の開発試作機が二台と

手作りの仕上げ台(バキュームなし)と最新鋭のバキューム台が一台有りました。

アイロンは電蒸アイロンで電気式卓上ボイラー二台で行っていました。

最新鋭のバキューム台は吸い込みもよくとても仕上げやすかったです。

仕上げながら色掛けやすれ直しや金加工を行っていました。

先輩達と競争しながら仕上げを行いました。

後輩達のしみ抜き作業後の状態を見られたので、技能の上達具合もよくわかりました。

時々師匠が出張講習後に、講習受講後にしみが抜けない物や、クリーニング店のクレーム品もありましたので

しみ抜きをやり直しや色掛けを作業していると、他の業者さんたちが出来ない事や

何に困っている事が手に取るように理解出来ました。

他の受講生の再直しをしていると自分もそれなりに進歩して来た事を少しずつ手応えを感じる様になってきました。

ある時にピンク色の付下げのお尻の部分が広範囲に汚れていました。よく見ると汚れの中しみがあります。

現在では丸洗いで再洗いして落とすか洗い張りにするかと考えます。

店の方に相談(提案)すると、とても叱られてしまいました。

現在では叱られた理由はわかります

しみ抜きで処理しようとすると、輪じみやその広範囲の部分の一部きれいになり

色掛けでかえって汚さなければいけなくなりますので、綺麗にするか、色掛けして汚すか

究極の選択になります。着物の事を考え、根本的な解決をしたいと考え初めたのもこの頃

からでした。なんせ汚し色の色合わせはなかなか困難な作業ですから・・・・・・。

なかなな色が合わず何度もやり直しを行い修正していきました。

丸洗いの洗浄力にも少しずつ疑問に感じ初めていました。

仕事にも少しずつ疑問が湧き出してきました。

修行が明けたら、自分の進む道を少しずつ模索し始めました。

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泉州生洗い本舗おくなが 三年間の修行時代6

2013年06月13日 | 山三 三ツ屋染舗について

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

修行も一年が経ち、しみ抜きを一通りできるようになっていました。

後輩も四人入ってきました。関西地域、愛知県豊橋市、北海道小樽市、九州と言葉もバラバラでした。

みんなクリーニング業や染屋の子息でした。現在も数名頑張って仕事を続けています。

後輩が入って来て、タオル洗いからようやく解放されました。

いよいよしみ抜きやの真骨頂の色掛けと仕上げ(プレス)が出来るようなりました。

染色補正業や他のしみ抜き 教室では色掛け(地直し)作業には筆や刷毛がメインで使用していましたが

泉州生洗いでは色掛け(地直し)作業にハンドピースをメインに使用していました。

ハンドピースを現在では、絵画や模型に塗装に多く用いています。

染料を均一に掛けるのにハンドピースは非常に優れた道具です。

使いこなすのに少々時間が掛かりますが、かかるといっても一週間位で出来ました。

師匠にハンドピースの特性と使用法を聞き、いつも師匠の色掛けや先輩達の仕事を見ていましたから

ぶっつけ本番色掛けに挑み続けました。

最初は染料の選別と濃度を師匠に聞きながらの作業でしたが一ヶ月位で色合わせもだんだん分かる様になりました。

染料は酸性染料が51色ありましたが、よく使う色は10色位でほとんどの色掛けが出来ました。

色掛けにも色々なテックニックがあり補色を使い黄変を目立たなくする方法

赤いインクも地色より少し薄くして反対色で目立たなくする方法ですが

一番多かったのは青色系統の黄変抜きで壊れた色掛けでした。

特に空色(新橋)の胸の汗ジミの黄変は、たくさん色掛けをやりました。

時間を掛け色掛けしても色むらになればまた色を落とし最初からやり直しです。

色掛けで足踏みしている頃に 師匠の奥さんから聞いた話ですが、師匠も色掛けで上手くいかないと

台所に来てお酒を煽ってまた色掛けをしていたとの事です。

必ず自分も習得するために一途に一心に色掛けを行いました。

昨年先輩が言っていた色掛けのし易いしみ抜き事を思い出しました。

母からも、色掛けは特に大切な事なのでしっかり勉強して習得する事を言われていました。

色掛けは先輩と競争しながら、行ったりしていた事が良き思い出になっています。

 

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