皆様こんにちは
山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。
着物の洗い張りで水洗いを行っている所を幼少より見ていましたが、
修行終了後に丸洗いをドライクリーニングにて行って来ましたが、
汚れ落ちや糊による輪じみの解消の為に仕立て上がりのままで水洗いが出来ないのかを
常に求めていました。長襦袢の白地の物も全体的に漂白する事も可能になりますし、
水洗いを行うとカビの原因になる糊の除去も可能になりますし
ドライクリーニングに比べると洗浄力が強い丸水洗いの技術の確立に全力を注ぎました。
良い資材メーカーに出会い、繊維と染料の保護出来る洗剤や色止め剤や仕上げ剤などで
水洗いは可能になりました。洗い張り技術の応用で寸法の縮む事もクリアすることが出来ました。
また和裁の技能士会のマスターの資格を取得し技能士会の検定試験を検定されている方に
和服の仕立ての技術を教えて頂きました。
さらに平成20年に25年使用した仕上げ台をアパレル仕上げでは当たり前になっている
吹上の仕上げ台に入れ替えしました。
仕上げ台 吹上工程
仕上げ台 吹上工程
この仕上げ台を導入した事で長年悩まされていた縮緬の生地に発生して
いたアタリの問題も解消しました。さらに縮緬振袖の袖の型崩れ(ちじみ)も
袖山が縮み弓なりに Before
袖山がきちんと伸び一直線に after
この仕上げ台できちんと復元出来る様になりました
上前の衽と身頃 表地が縮んで袋に Before
アタリも出ず刺繍も詰まらず綺麗伸びました after
この仕上げ台を導入後、仕上げ(プレス)の技術が格段に向上しました。
丸水洗いが可能になりました。水洗いの洗浄力の強さは素晴らしいですが、
着物の寸法の狂いが生じますが復元力が強く狂いを最小限にする事が可能になりました。
水洗いは当店では現在長襦袢、単衣物を中心に行っております、
理由は、水洗いにより肌の触れた部分の汗ジミの完全除去を行い
汗による黄変を防ぐ事が第一です。しみ抜きによる汗処理の限界を
30数年行って来たしみ抜き職人の根本的解決の答えだからです。
袷の着物でも水洗いは可能ですが、リスクが大きい様に感じられますし、
袷ではそこまで汗の問題は少ない様に思います。
まだぼかし八掛の色泣きや表地の染色堅牢度の問題や
仮縫いの新反を湯のし後に全体日焼けを全体的に色掛け(染色補正)を
行ったきものは、水洗い後の色掛けが取れます。そのきものを修正をせず
焼けた状態でお返しして、お客様の着物のせいにし
さらにお客様の自己責任にする心無い業者もいますのでご注意願います。
水洗いのリスクは私自身が新反から湯通し、湯のし、新反の焼け直し、しみ抜き、染色補正、
丸洗い、洗い張り、染物、を実際に作業しているので良く理解しています。
そのようなきものは受付の段階でお客様の確認をいただき加工に取りかかりますので、ご安心下さい。
着物のしみ抜きは、厚生働大臣認定一級染色補正技能士のいる。
山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。
〒062-0902
札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号
電話011-811-6926 FAX011-811-7126
メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp
ホームページ http://328senpo.sakura.ne.jp
営業時間 平日(月曜~土曜) 午前8時~午後6時
休日 日曜 祝日
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