色無地袷 水元不良による色泣き 洗い張り 正絹素材

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

いつも当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

幼稚園の卒業式に職員の方達が着物を着用する為にお手入れとして

かなり年代物の色無地袷の洗い張りの依頼が有りました。

色無地袷

ブログの記事にするつもりが無かったので仕立て上がりの状態の画像を

取り忘れてしまい、解いた後の画像になってしまいました。

移染した洗濯ネット

は縫い後に洗浄液に入れた途端に赤い染料がドバっと出て来ました、初洗いの為に

血の池地獄の様に真っ赤になってしまいました。

おそらく昭和50年代前半の着物が最高に売れた時期に染めた色無地と推測します。

染上げた後に余分な染料を落とす為の水洗い（水元）が不十分で生地に染料が

落ちて無かったと思います。洗った後に洗い桶から洗濯ネットが出て来ました。

誤って表地と共に洗い桶に入ってしまいました。良くゆすいだ後に色止めの薬剤

に入れて色止めを行いました。

色無地袷　仕上げ後

乾燥後にテンター機で仕上げをして、完成です。

生地がバサバサでしたが、しっとりしました。

仕立て屋さんが仕立易くなりました。

 

着物と洋服のお手入れは

厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる

山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。

〒062-0902

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休日　日曜・祝日

メール　mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp

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