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泉州生洗い本舗おくなが 三年間の修行時代5

2013年06月10日 | 山三 三ツ屋染舗について

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

修行時代も半年が過ぎ大阪の生活にも少しずつ馴染んできました。

毎日のタオル洗いも三歳年上の同郷の人が入ってきたので一日おきになりました。

生まれて初めて見ただんじり祭り、世の中にこんなに面白いお祭りがあるのかと感動した事も

昨日のように思い出します。しみ抜きをする弟子が三人と先輩達は仕上げ(プレス)と色掛けに回り

仕上げをしていた師匠とはしみ抜きを行っていました。弟子が増えて店の作業場も手狭になり、

別の場所に工場を借りて作業場を移転し、新工場で作業をするようになりました。

師匠はとにかく出張講習で留守が多く作業のわからない所は先輩に教えてもらいながら進めていました。

一年目は丸洗いとしみ抜きで二年目から色掛けと仕上げ(プレス)を習いました。

私は一年目なのでしみ抜きもまだコツもつかめず、悪戦苦闘していました。

部分洗いの作業が上手くいかず、暗中模索していましたが、

ある日突然、師匠の部分洗いのやっている作業をみてはっと気づきました。

そうだ自分と師匠の作業の違いが明確にわかりました。

なんの事はなくスプレーガンで汚れを確実に打ち抜いている(確実にたたく)その事に気づきました。

師匠がしみ抜きの講習で一番最初に教える事は、ドロハネの除去でした。

ドロハネに助剤を付け、ブラシで叩き、指でもみ、スプレーガンで打ちますが、

ドロハネを確実に溶剤を当てないと除去出来ません。この事に気づきました。

これ以後スプレーガンを使いこなす事の為の心構えを取得して

確実に目でみて照準を合わせ、確実に打ち抜き、しみを除去し、薬剤をゆすぎきり、

周りを確実にぼかす、その後ドライヤーのて乾燥、

一連の流れの動きがわかってから一気に上達していきました。

黄変抜きは最初に師匠からこのぐらい抜くと色掛けで治るのでここまで抜きなさいと

実演して見せてもらいましたが次の色掛けをするまでは、どの様にどこまで抜くかが

本当の意味を理解出来ませんでした。

先輩達の話によると、先生の黄変抜きした物がとても色掛けがしやすい事を教えてもらいました。

翌年色掛けをして、その事を理解しましたが、作業のすべては次の作業を楽にするために

先を見越して作業する事も学んで行きました。

当時の黄変は食べこぼし等の蛋白質の入ったしみが多く、

きちんと酵素処理をしないと抜けずらっかた事を思い出されます。

 

着物のしみ抜きやお手入れでお困りな方や

洋服のしみやメンテナンスでお困りな方は

厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる

山三 三ツ屋染舗を是非ご用命下さい。

〒062-0902

札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号

電話011-811-6926 FAX011-811-7126

メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp

ホームページ http://328senpo.sakura.ne.jp

営業時間 平日(月曜~土曜) 午前8時~午後6時

休日 日曜 祝日

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