ニュースレターNo.14(裏面 )B4大
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県・宮古土木センター(鍬ヶ崎担当)と会談
昨年11月21日 「鍬ヶ崎の防潮堤を考える会」
1、日立浜漁業基地縮小?について質問
会談では漁業基地日立浜の存在がマイナスの方向にいじられている実態が感じられた。防潮堤と浄土ヶ浜道路を立派にするために日立浜が狭くなる。 鍬ヶ崎地区の伝統的漁業が無視され、宮古市の産業構造の一角である磯漁業産業が縮小、限界集落への危機を感じた。許されない!
土木センターは、平成27年7月27日に、一部漁業者を宮古漁協に集めて、当初計画より沖だし部分が半分以下のかなり貧弱なものに変わった断面図を示した。面積で3割〜4割減となる。漁師は図面を読めないと見たか、最初からだまそうとしたか?! 当日の地元の出席者にきくと説明はなかったという。
その点を厳しく追及すると次のような <回答> が返ってきた ──
「全体に漁業基地計画は狭くなっている事は事実だ。平成26年の日立浜の漁業就業者数の見通しから見て、27年の漁業者数の見通しはかなり減っているからだ」という回答。その26年の実数、27年の実数を教えてくれと再質問したが「手元になく後でお知らせする」というものであった。その調べはどこで行なったのかについては「港町の宮古漁協鍬ヶ崎支所だ」という。調査の方法は質(ただ)すべくもなかったが、おそらく、高齢者問題、後継者問題であろう。
ここには、宮古漁協と宮古市や岩手県のまさに「日立浜漁業縮小へのプログラム」が見え隠れする。縮小など冗談ではないのである。後継者が一人前になるまでまだまだ歯を食いしばって家族で働いている高齢者が多いのだ。彼らは漁師の現役というだけでなく地域の産業の行く末を自分の事以上に心配して今日まで頑張っているのである。漁業基地日立浜の震災復旧復興、6次産業的漁業振興策、若者の新規就業などが課題だと将来への意欲は旺盛である。それなのに、このような漁協と行政の闇の裏取引は許せない。
2、防潮堤かど図面の「情報開示」を請求
11/21の会談で鍬ヶ崎防潮堤の曲がり角A地点、B地点の設計図を求め、手続き1ヶ月たって図面が届いた。予想通りそれぞれ孤立したただのコンクリートのかたまりであった。
●開示されたA地点の図面 (要約 右側)
左側のプレキャスト工法と違って●中に芯の鋼管が入っておらず●基礎鋼管杭との連結も下から70センチくらいでの7歩留まり●両側の防潮堤とは鉄筋連結も噛み合わせもない孤立したかたまり●底辺のコンクリートはプレキャスト工法に似せてつくっているが非なるものである。──下は港町付近の参考写真
流れ着いた防波堤ケーソン(左or上)と製作中崩壊のケーソン(3.11 港町)
お知らせ:
「鍬ヶ崎懇談会」を開催します
テーマ:土木センター会談報告会・ニュースレターなど
と き:2月24日(金) 午後6時〜午後8時
ところ:港町 鍬ヶ崎公民館 お問合わせ 62−2131 鳥居
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以上