「巨大地震注意」の南海トラフ 過去は発生32時間後にも巨大地震、49日後に富士山噴火
100~150年間隔で発生する傾向にある。直近は1946(昭和21)年に発生した昭和南海地震で、78年が経過した現在、発生の可能性が高まっているとされる。
南海トラフは東海地方から四国地方、九州東部の太平洋側に延びる水深4千メートル級の比較的浅い海溝。日本列島が乗る陸側プレートの下にフィリピン海プレートが沈み込み、震源域別にマグニチュード(M)8クラスの東海、東南海、南海地震が発生する。
1707年の宝永地震(M8・6)は3つの地震が連動して巨大化し、国内最大級の地震に位置づけられる。発生49日後に富士山が爆発的な噴火を起こし、江戸に火山灰を降らせた。
続発したケースもある。1854年に安政東海地震が起きた際は、その32時間後に安政南海地震が発生し数千人の死者を出した。当時発生した津波は米国西海岸に達した。
1946年の昭和南海地震は44年の昭和東南海地震の2年後に起きた。被災地の多くは既に先の大戦中に空襲の被害を受けていたが、被害は25府県にわたり死者・行方不明者計約2500人だった。
政府の地震調査委員会はマグニチュード8~9クラスの地震が今後30年以内に起こる確率は70~80%(今年1月現在)と算出した。2012(平成24)年には最大32万3千人が死亡するとの想定が公表されている。土木学会は発生後20年間の被害総額は最大1410兆円に達する可能性があるとの推計を発表している。
★「巨大地震注意」とは?
⬆︎ チャート図
注意 1)M8、M 7に関わらず巨大地震発生、即「避難」でないのか? 不可解! 真意が伝わってこない
注意 2)避難と並行して警報を出すというのか?
注意 3)このチャート図の「巨大地震警戒」「巨大地震注意」「調査終了」の行動指針は、南海トラフ地震の、第二義的な警報分野を示している。住民への告知の第一義的な行動勧告としてはもちろん即刻の「高台避難警報」である。
注意 4)誤解警報、誤解情報の可能性が払拭できない。躊躇と1週間誤解される可能性。中身の誤解ではなく「待つ」「待って」の誤解
注意 5)他方で、当然にも県などから公に「津波注意報」が出ている。少なくとも「巨大地震注意」は「南海トラフ地震注意」と明確に名称変更するべきだ。
注意 6)審査官たちの希望的観測が見え隠れする
(ブログ管理人)
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