北海道東、千島海溝沿いで
マグニチュード9 巨大地震の可能性
≪ 12/19 政府調査委員会が公表 ≫
北海道新聞(2017.12.19)夕刊トップ
政府の地震調査委員会(委員長・平田直東大教授)は19日、十勝沖から北方領土の国後島沖にかけての千島海溝沿いで、東日本大震災級の「超巨大地震」が発生する確率を含む新たな長期評価を公表した。マグニチュード(M)9クラスの超巨大地震の発生について「切迫している可能性が高い」とし、今後30年以内に起きる確率を7%から最大40%と評価した。一回り小さなM8前後の「巨大地震」の30年以内の発生確率は、根室沖で70%程度、色丹島・国後島沖で60%程度、十勝沖で7%とした。(北海道新聞第1面リード)
長期評価の発表は2004年以来で、超巨大地震の予測は初めて。前回から時間が経過したことや、11年3月の東日本大震災を受けて評価方法を見直したことなどで、各震源域での巨大地震などの規模や発生確率は軒並み上昇した。
沿岸自治体は12年に道が公表 した最大M9.1を想定した津波浸水予測図に基づいて防災対策を進めており、今回の評価はこれらの対策の必要性を改めて裏付けた形だ。
調査委は、これまで北海道周辺で最大規模とされてきた「500年間隔地震」と呼ばれる超巨大地震について、規模をM8.8程度以上の「M9クラス」とし、発生間隔を「340~380年」と評価。前回17世紀の地震は1611~37年の間に十勝・根室沖で発生したとされ、400年程度が経過しており、切迫している可能性が高いとした。 ── 以下略 ──
湾口方向からみて
宮古湾は<超>要警戒 !
津波の発生は、東北太平洋側の沿岸に影響必至。
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