やぐら倒壊し作業員1人死亡 宮古港の復興工事
(2014/05/30 web 岩手日報)
29日午前9時ごろ、宮古市日立浜町の宮古港内の岸壁から約10メートルの地点で、県発注の震災復旧工事のためのボーリング調査用に設置されたやぐらが倒れ、作業中の男性3人が海に転落した。2人は自力で岸にたどり着いたが、同市高浜の仮設住宅、作業員岩間巧さん(61)がやぐらの下敷きになり、市内の病院に運ばれたが午前11時16分に死亡が確認された。死因は溺死。宮古海上保安署がやぐらの安全性や事故原因を調べている。
同署によると、3人は午前8時ごろから打ち合わせを行い、小型船でやぐらに移動。調査の準備中にやぐらが倒れたとみられる。岩間さん以外の2人は宮古市の
80代と八幡平市の40代でけがなどはなかった。
やぐらは鉄骨パイプで組み立てられ高さは約5メートル。海面から約2メートルの部分に約4メートル四方の足場があり、3人はその上で作業していた。
同署によると、3人は作業前に服装点検や安全確認を行い、それぞれ救命胴衣とヘルメットを着用していた。足場は大人4人まで乗れる構造になっていたといい、詳しい構造などを調べている。
【写真=やぐらが倒れ、下敷きになった作業員を救出する宮古消防署員や宮古署員ら=29日午前9時44分、宮古市日立浜町】
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写真は「漁師のつれづれなるブログ」<市道前須賀~日立浜線道路改良工事が>(2014.5.23)より
「漁師の…ブログ」へのコーケやんのコメント
(1)
高浜の現場で死亡事故
2014-05-30
宮古市による道路測量の説明会、県庁による地質調査ボーリング…。あの手この手で、はっきり言わないで、防潮堤建設に向かっています。日立浜の道路を広くする、前須賀の船揚場前出しの地盤調査をするなど、これからもあのせいこのせいの要求がでて来ますが全部防潮堤のためのものです。
それをこそこそやるから事故にもなる。高浜では作業員1人がなくなったそうですがそれも防潮堤による船揚場前出し現場の調査ボーリング作業中の事故のようです。ちょうど、このヘイウンさんのブログの写真にあるように、細いパイプの三脚をおいたような薄っぺらな設備でボーリングをしていたのでしょう。安くあげようと危ない設備で、人手もかけず、時間もかけず、人身事故まで起こしてしまった。片手間で信頼感のある調査は出来ないのです。下請け丸投げでしょう。県庁のする海の仕事とはいつもこのように身が入っておらず手抜きで、われわれが考えているような、海のなりわいや、海の自然にしっかり向き合っている仕事とは思えない。防潮堤の調査、設計、建設をわけのわからない盛岡県庁にまかせることが出来ますか? これが結論です。ニュースを聞くたびに鍬ヶ崎が壊されていくように思います。
彼らは貯水ダムも、河川堤防も、防潮堤も、作り方は同じだと思っている!!
(2)
鍬ヶ崎の事故だったとは!
2014-05-31
まったくもう!
事故はまさにこの写真のヤグラで起きたのではないですか!!
NHKネットニュースで見て、現場を高浜漁港だと間違って記憶していた。…
鍬ヶ崎も変なことばかりで私の頭もどんどん変になっていく。どっちもどっちだ
何ともやりきれない写真だ
身の入らない形ばかりのヤグラだと思って写真を見ていたが
起こるべくして起きたといえる。
おだやかでも海を甘く見てはだめだ。
※(2)のコメントは「漁師の…ブログ」になぜかUPできなかったものである。
連続する不祥事(2) につづく