徒然スキーヤー日記

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今日はホントは遠くの山に行きたかったけど…また蛭ヶ岳を全力往復してきた

2023-08-12 00:24:26 | 登山・旅行
ってなことで.
3連休初日の本日.
2時起きで南アルプス方面のとある山に
行こうかと思っていたのですが…

仕事やら何やらが終わって寝たのが1時過ぎ(涙)
先週も夏休み前のぶっこみ仕事が続き,
睡眠時間が不足気味だったのに…

さらに睡眠1時間で,標高差2000mを超える
本格山歩きをすると死ぬ
と思ったので.
寝る直前になって,行き先を近場の丹沢
山系の蛭ヶ岳に切替えたのでした…
うーん.
2回連続で蛭ヶ岳か…

で.
この時期,標高の低い山は暑くない
早朝に登らないと死ぬので,朝4時出発
狙いとなると睡眠時間は3時間しか取れない
のですが…
まぁ,睡眠時間1時間よりはマシかな?

ということで,蛭ヶ岳の登山口,青根まで
やってきましたが.

…雨だよ(涙)
朝5時ではかなりのザーザー降り(泣)

山梨方面は晴れの予想だったので,やっぱり
南アルプス方面に行っておけばよかった…
と激しく後悔.

これまで,
山は景色を楽しみたいから,
景色が見れない天気の悪い日に山は歩かない
という強いポリシーを持っていた私ですが.

今日を逃すとしばらく台風で山歩きは
できなさそうだし.
まぁ,先週も登ったうえに,
これまで何度も登って,いまさらゆっくり
景色を見ようとも思わない蛭ヶ岳だから,
雲が出てて視界が悪い悪天候でもまぁいいか…

と.
せめて雨が止むまで待とうと,
車で待機していたものの.

止まないよ(泣)


まだしばらく止みそうもないけど,降りが
弱まってきたし.
雨雲レーダーを見ても,これからひどい降りに
なる予想はないから…

小降りになってきた今,出発しましょうか…

でも.
雨の丹沢って.
出るんだよな.
あいつが.
また出るかな~.
出ないでいてくれるといいんだけどなぁ…

と,心配しながら.
昨年登ったのと全く同じ,標準コースタイム
9時間50分,標高差1500mの蛭ヶ岳までの
ピストンルートに出発したのでした…


続く…今日は睡眠時間が短くて眠いので短い記事でゴメンナサイ)
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丹沢山系,塔の岳⇒丹沢山⇒蛭が岳を往復してみた その3

2023-08-05 01:49:17 | 登山・旅行
前回から続く)

…ってなことで.
丹沢山→蛭ヶ岳→丹沢山と往復し,
下山の中間点,塔の岳までやってきましたが…


ここから先はほぼ登り返しがない下り!
下りは心拍数が上がらないので,
ペースアップできるよ!
塔の岳でも10分ほど休憩し,
11:14に塔の岳を出発!


ところどころ急なところもあるものの.


かなりペースアップできる,緩やかな
快適な下りが続く道をひたすら飛ばし…


塔の岳から25分で,天神尾根分岐に
到着!
昨年あたりから,体力や筋力をほとんど
使わない下り方を覚えたので…
バテてても,体力がいらない下りなら,
かなりいいペースで降りられます…!


で.
ここからはメインストリームの大倉尾根を外れ,
天神尾根を降りますが…
かなり荒れた道で,めちゃくちゃ急坂!!


写真だと斜度感がわかりませんが…
足場の悪さもあり,一歩一歩確実に
足を進めるのが精いっぱいで,
とても走るとかいうのは無理な
下り坂.


…この写真の,垂直に立ってる
フェンスの支柱を見てもらえれば,
斜度感がわかるかと…


足場の無茶苦茶悪い悪い急な下りを,
一歩一歩ゆっくり降りるので…
まったくペースは上がらず(涙)


大倉尾根から分かれてから,足場の悪い
急斜面をゆっくりゆっくり降りること,
約50分…
距離的には30分で移動できる距離なのに,
かなり時間がかかりましたが.
蛭ヶ岳山頂から3時間27分で,
何とか12時半前に下山!!
無事,戸沢駐車場に帰り着きました…


…うーん.
昼前に戻ってくる予定だったんだけど…
昼を30分すぎちゃった…

しかし.
塔の岳→丹沢山→蛭ヶ岳往復,
7時間半もかかるとは思わなかった…
実際の山行時間は6時間32分らしいけど.
丹沢⇒蛭が岳の間のコースを舐めてた.
かなり疲れました…


丹沢~蛭ヶ岳まで,結構なアップダウン.
それもいやらしい階段が続き…
かなり体力に来ました(涙)
距離21.4km,標高差2227mって…
阿弥陀岳に2回登り返した,
阿弥陀⇒赤岳⇒阿弥陀岳ピストン
より,距離も標高差もありますね.
それは疲れるわけだ…


そのせいで,帰りは完全にスタミナを
使い切ってしまいました…
ってか,帰りスタートして1時間くらいで
スタミナ残1%になってて,スタミナ
使い切っちゃってますね…
(帰りのスタミナグラフ)


平均気温33度,
最高気温37度というのもスタミナ消耗に
効いた感じ…
この時期に気温が高い低山を歩くもんじゃ
ないですね(泣)
熱中症になるかと思った…


今回も,下のグラフの緑の印で示したように,
行きの平均心拍は151と,いつもの心拍150
キープだったものの…
これは,途中塔の岳の休憩も含めた平均値.
最後,水色で記した部分みたいに,
15分ほど心拍170越えで追い込んてしまった
のがバテた原因の一つかも…?


今回.
帰りでかなりバテてわかったのは.
私が心拍150キープでハイペースで
移動できるのは4~5時間が限度かな.
4~5時間を越えるときは,145くらいに
落とさないとダメなのかも…

ってなことで.
暑さによる脱水と,
消費カロリー3700kcal以上
という激しい運動のおかげで.


家に帰って体重計に乗ると…
うげげげげげげげっ!!!!
体重がベストから‐5kg!!!
…これはヤバい!
体重減りすぎてる!!
こんな低い数字,見たことない!!

…ということで.
帰宅してシャワーを浴びた後.
体重を全力で戻すべく.
そのまま娘を誘って電車に乗って,近所の
デザートビュッフェに出かけ,
必死にカロリーを摂取してきたのでした…


いや.
実はこの山登り.
私の好きなデザート類を罪悪感なく
いっぱい食べるための言い訳
だったのか
もしれない…


PS.
めちゃくちゃお腹が減っていたので,
ケーキ類だけじゃなく,パスタやらカレーやら
アイスやらなにやら死ぬほど食った…
ビュッフェの元を取るために,食事前に山登りするのは
おススメ!←誰も真似しないって…


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丹沢山系,塔の岳⇒丹沢山⇒蛭が岳を往復してみた その2

2023-08-04 04:11:51 | 登山・旅行
その1から続く)

ってなことで.
無事蛭ヶ岳山頂につきましたが…

最後の丹沢から蛭が岳の間1時間,
トレランランナーとデッドヒート状態で
後ろ10~20mあたりを近づいたり,
距離が開いたりを繰り返しつつ山頂へ
向かいましたが…
何とか抜かれることなく,山頂まで到着!


普通の山用の長ズボンに普通の山用
バックパックを背負った,いかにも
普通の山登りっぽい格好をしている
私にじりじり引き離されていった
後ろのトレイルランナーさん.
「速いですね…」
とちょっと驚いていたけど…

しかし,そのトレイランナーさんは,
蛭ヶ岳山頂で立ったままエナジーゼリーを
口にしただけで,すぐ復路に向かって
いきました…
丹沢から蛭ヶ岳まで来て休まず折り返しとはっ…!
やっぱりトレランランナーは違う…
あなたのほうがずっとすごいですよ…!!

ってなことで.
3時間半も歩いた(走った)し,最後の
15分は心拍数170で引っ張ったので…
私はもうヘロヘロ.
こっちはゆっくり山頂で30分ほど休みます…


天気は良くて景色はいいけど.
8時半の山頂なのに,気温は30度を超えてるし.
日が差すベンチだと暑すぎるので,
木陰で30分ほど休息して.

9時2分,下山スタート!


しかし,蛭ヶ岳~丹沢間.
背の高い木が生えてなくて,
見晴らしがよくいい景色なんだけど…


私の苦手とする,自分の歩幅で歩くことを
許さない階段や木道が続き…




そして激しいアップダウン.
あれをまた登り返すのか…!!


見ての通り,かなり激しい登り返しです(涙)


帰りの登りは体力に効く…(泣)


後ろを振り返ると…
かなり登り返したよ.


丹沢山まで,こんな登り下りが続くこと
数回.

どうも,行きの蛭ヶ岳到着でほぼ
スタミナを使い切ったらしく.
帰りはペースが上がらない…
心拍数は上がってるけど,
すごいゆっくりペースで心拍150を
突破してしまいます(涙)


丹沢山に着く直前くらいで,
もう,登りになると,ものすごいゆっくり
ペースでも,あっという間に心拍160くらいに
上がってしまう…
普通なら,そこそこのペースでも心拍150を
キープできるのに.
何度も立ち止まりながらじゃないと登れない…


ということで.
かなりバテ気味の丹沢山直前の
長い登り階段が殺人的に効く…


で.
登り階段で時々立ち止まりながらも,
何とか蛭ヶ岳から1時間6分で丹沢山へ
戻ってきました…
バテているうえに,気温30度を超えている
というのもあるのか…
ものすごいゆっくりペースなのに,
心拍169と,すごい心拍が上がってます.
いや…これがバテた状態か…


登り返しが何度もあるとはいえ,
行きより帰りのほうが下りが多いから
時間がかからないはずが,
丹沢山→蛭ヶ岳の行き1時間2分,
帰り1時間6分と.
帰りのほうが時間がかかりました…(涙)

で.
丹沢山頂で10分ほど休み,
10時17分に出発!


ここからもまだ階段地獄が続きます…(泣)
いや.
ホント,階段,好きじゃないんですが…


そして.
丹沢山から45分で塔の岳到着…


登りは塔の岳→丹沢山は38分だったのに,
下りの丹沢山→塔の岳が45分と,下りの
ほうが時間がかかるとは…!(泣)
最後の塔の岳の登り返しで,心拍が上がって
ペースが追い込めなかった…


丹沢山に着く直前あたりから,Garminさんは
私はもうスタミナ切れだと言っていて.

上り坂で簡単に心拍が上がって,
立ち止まらないと心拍数が150まで
戻らなくなってました…(涙)

行きでは全く立ち止まらず,そこそこの
ペースで登っても心拍150~160で登れたのに.
最後の塔の岳の登り返しでは,何度も
立ち止まらないとあっという間に心拍が
170を超えて,かなりつらい…
無茶苦茶ペースが落ちます.

これが,バテるということか…!!

続く
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丹沢山系,塔の岳⇒丹沢山⇒蛭が岳を往復してみた その1

2023-08-03 06:00:54 | 登山・旅行
こないだの週末も,4週連続で山に
行ってきたんですが…
やはり土日どちらかは仕事をしないと
いけなさそうな感じだったので.

翌日に疲れを残さない程度に,
午前中くらいで往復できる山に
行ってきたのですが…

さすがに3週連続で小仏⇔陣馬山を往復したので,
もう陣馬山は飽きた

でも,車で1時間ちょいで行けて,
昼くらいには帰ってこれるところと
なると…
選択肢はそんなに多くなく.
…また,うちからそう遠くない丹沢山
方面に行きますか…

ってなことで.
丹沢山か蛭ヶ岳か,どっちかに行こうと
思ったんだけど.

どうせなら両方行けばいいんじゃね?

という安易な気持ちで,
戸沢スタート→塔の岳→丹沢山→蛭ヶ岳ピストン
という今から考えると無謀なプランを立てたわけで.

ヤマレコでプランを立てみたところ.
標準コースタイム,13時間38分ですか…
往復18㎞以上,標高差2000m近い,
かなりの本格ルートですね.


でも.
前に丹沢山に行った時は,朝5時スタートで
10時前には下山できたし.
丹沢⇔蛭ヶ岳は標高差もないから,
片道1時間,往復2時間で行って来れる
だろうし,12時前には下山できるかな…?


という甘い読みで,
今回も5時スタートで,丹沢~蛭ヶ岳へ
出発したのでした…


とりあえず,4週連続の山歩き.
最近のタイムが上がってきていることも
あり,行きはいいペースで登れて…
塔の岳到着はスタートから1時間40分後.


塔の岳で10分弱休憩して,
丹沢山はスタートから2時間27分で通過,


うーん.
ちょっと予想より遅いけど…
まぁ,スタートから3時間半の,
8時半には蛭ヶ岳に着けるよな…

と,楽しみにしていた丹沢山から
蛭ヶ岳までの景色がいいコースを
歩き始めたところ…


…え??
丹沢山から蛭ヶ岳,標高差がそんなに
ないので,アップダウンもそこまでないと
思っていたけど…
すごい下って,あの向こうの尾根を登り返すの??


…そして.
下りは私の大嫌いな階段だらけ.
ひたすら階段が続くんですけど(涙)

自分のペースや歩幅で走れなし,
トレッキングポールをうまく使えない
階段は,私にとっては鬼門なんですが…(涙)

そして.
下りだけじゃなく,登り返しでも私の嫌いな
階段が続き…
階段は,道を登るのと使う筋肉が違うから
筋肉疲労が速いんだけど(涙)


さらに階段を登り切ったら…
ええ?
まだ終わらないの?
またこれを下って登り返すの!??


そして,下りは鎖が張ってある岩場も
あるし…
もう,想像以上のアップダウンと
ペースが上げられない階段や岩場の
コンボで,ペースが全然上がらず,
いつまでたっても蛭ヶ岳が近づかない…(涙)


いや.
景色はいいのよ.
楽しみにしていただけあって,
丹沢山から蛭ヶ岳の間は,
丹沢山系の中では,すごく景色がいい
コースなんだけど…
予想以上のアップダウンで,
丹沢までの登りよりずっと体力が
削られていく感…(涙)


でも.
何とか頑張って.
待ちに待っていた,コース終了
表示が…


ってなことで,
スタートから3時間34分後,
丹沢山から1時間7分で蛭ヶ岳に
到着!!


いや…疲れた…
…最後,心拍数上げすぎた…
最後,トレイルランナーが後ろから
迫ってきてたので,ついついペースを
上げすぎて,
最後の15分間,平均心拍170オーバーで
攻めちゃった…

しかし.
丹沢~蛭ヶ岳.
舐めてた.
こんなにヘビーなコースだとは
思ってなかったよ…(涙)

続く
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トレランシューズ対決…今度はHOKA Speedgoat5で小仏P⇔陣馬山往復!HOKA・La Sportiva・TECNICAの対決結果やいかに!?その3

2023-07-30 06:42:31 | 登山・旅行
ってなことで.
前回
La SportivaのUltra Raptor2 MID GTX:3時間15分
TECNICAのSupreme MAX3.0:    2時間58分
HOKAのSpeedgoat5:        2時間46分

という三つのトレランシューズのタイム
比較をしたわけですが…

今回はトレランシューズ対決の
最終回.
なぜHOKAのタイムが良かったのか,
疲労が少なくて済んだのか
を,
Garminさんの詳細データをもとに
もっと細かく解析してみます!!

ってなことで.
Garminさんのランニングダイナミクスの
データを見てみますが…

登りが多い小仏P⇒陣馬山の行きは,
三つのシューズともそこまで
大きな違いはないですね…
ただ,TECNICAとHOKAの歩幅が
大体一緒で,La Sprotivaよりは
広くなってます.
これは,平坦なところでは,TECNICAと
HOKAが,適度なロッカーやソールの反発力を
使って歩幅が広がっているのかなぁ.
ただ,HOKAはそこまで反発力がないので,
ソールのロッカーが効いてるのかも?

とりあえず,TECNICAとHOKAは歩幅が
広めになってます.
  

なので,上りタイムだけを比較すると.
La Sportivaのタイムは登り1時間53分


TECNICAのタイムは登り1時間40分


HOKAのタイムは登り1時間39分


ってなことで…
以外にも.
TECNICAとHOKA,登りの多い行きは1分しか
差がないんだ…!!!


大きく違うのは,下りですね…!

下りも歩幅はLa Sprotivaに比べ,
TECNICAとHOKAが広いですが…
HOKAの歩幅が,かなり広くなってます!
さらに大きく違うのがピッチ.
La SprotivaとTECNICAでピッチの差が
5なのに対し.
TECNICAとHOKAでは,12も違う!

歩幅が広がっていて,さらにピッチも
早いので…
これがHOKAが速い理由ですね…!!

  

ってなことで.
下りのタイム差を見てみると…

La Sportivaのタイムは下り1時間29分


TECNICAのタイムは下り1時間23分


HOKAのタイムは下り1時間15分


というわけで.
下りだけで,
TECNICAに比べてHOKAのタイムが8分早いです!!
下りのHOKAのタイムが圧倒です!

この理由を考えると…
自分の体感とランニングダイナミクスがよく
一致していていて.
HOKAのSpeedgoat.
鬼グリップなので,下りが怖くないのだ.
ブレーキをかけたくなる下りで,
重力のなすがまま加速しても怖くないのだ.

もう一度下りのデータを見てみると.
La Sportivaだけ最高ピッチが220と
かなり早くなってるけど…
これは,下りでスピードが出すぎるのが怖くて,
「ダダダダ…」とブレーキをかけたときに
ピッチがぐっと上がっている
のを示してます.
TECNICAでも,最高ピッチは200を超えてるけど.
HOKAの最高ピッチだけ183と圧倒的に低いのは,
「ダダダダ…」とブレーキをかける足遣いを
することがなかった
ということ.

  

それでいて,HOKAの「平均ピッチ」が高く,
歩幅も広いのは…
下りで全然怖くないのでスピードを載せて,
平均ピッチを上げられたというのと,
それでいてかなり歩幅を取れているので…
滑るのが怖くて小刻みに足を運ぶ必要が
少なかったということを示してます!!

いや.
以前も書いたけど…
HOKA,やっぱり下りマシーンなんですよ.
鬼グリップで滑らないからスピードを出せるし,
クッションが強いので,スピード出しても
膝や足の裏に衝撃が来ないし…
下りですごいスピードが乗せられます!!

ってなことで.
ゆっくり歩く急な登り
La SportivaもTECNICAもHOKAも,
ほぼ同じタイム.

ほぼフラットな部分
ソールの反発力や適切なロッカーで,
TECNICAとHOKAがLa Sportivaより早く,
両者大体同じタイム.

わずかな下り
TECNICAとHOKAがLa Sportivaより速いけど,
グリップが強くクッションがいいHOKAが
TECNICAよりわずかにスピードを乗せられる

急な下り
鬼グリップで滑らず,そんなにブレーキを
かけずに降りることができるHOKAが
圧倒的に速い


という結果でした~!!

去年のHOKAのSpeedgoat MID GTXより,
今回のHOKAのタイムが40分ほど早くなったは,
やっぱり1年たって歩き方&走り方が
上達したか…あるいはVAAMのおかげなのかな…??
この1年で,かなりタイムアップしたんだなぁ…

あ,
そうそう.
誤解を招きそうなので,ここでしっかり
書いておきますが.
La Sportivaはタイムが遅いといっても.
走ろうとするとそこまでスピードが
乗せられない

というだけで.

心拍数150とかで追い込むようなハイペースで
走る…ってのじゃなければ.
ミッドカットで足首までホールドがあり,
アウターもかなり頑丈だし.
ソールもしっかりしているので…
今回のような緩やかな道ならまだしも,
走ることができない,こんな道や険しい岩場を
ゆっくり確実に登る必要がある山歩きなら.
私は迷わずLa Sportivaを履いていきます…!!


…ってなことで.
今回,Garminさんのデータをもとに,
同じコースを3週連続で,3つのシューズの
履き比べをしたわけですが.

最初のLa Sportivaのときは,ところどころ
走ることはあるものの,ほぼ歩いて時折
立ち止ることもある,平和な山歩きだったのが…
青が走り緑が歩きオレンジは停止



TECNICAでは,青い走りの比率が
ちょっとずつ増えて…



最後のHOKAでは,半分くらい走って,
一度も立ち止まっていないという.



…こうして,
スキーのオフシーズンにトレーニングも兼ねて,
平和にゆっくり山歩きでもしようかな…
というのが,
着実にトレランに進化していってしまっている
変化を目の当たりにして.

これは危ない…
トレランはやらない.
平和に山を歩くんだ…!

と,改めて心に刻まないと危ない方向に行きそうだ…
と自戒を誓った,Skier_Sだったのでした.
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トレランシューズ対決…今度はHOKA Speedgoat5で小仏P⇔陣馬山往復!HOKA・La Sportiva・TECNICAの対決結果やいかに!?その2

2023-07-28 03:14:22 | 登山・旅行
ってなことで.
小仏P⇔陣馬山往復による,3種類のトレランシューズの
タイム比較.

昨年測ったHOKAのSpeedgoat MID GTX:3時間27分
今年測ったLa SportivaのUltra Raptor2 MID GTX:3時間15分
今年測ったTECNICAのSupreme MAX3.0:2時間58分

と,お気に入りのHOKA のシューズのタイムが
TECNICAのシューズより30分も遅かった
ということに納得いかず,

昨年のタイムより,今年のタイムが上がっているから,
今年HOKAのタイムを測ったらもっと
早くなるのでは??

という好奇心から,
ぶっこわれたHOKAのSpeedgoat MID GTXの
代わりにSpeedgoat5を買って,タイム測定に
臨んだわけですが…

今回.
果たして.
HOKAのタイムは早かったのか?
遅かったのか??

という点と.
そのタイム差は何から生じたのか?
というところを,
Garminさんの測定データをもとに,
分析(という名の勝手な推測)をしてみます!!

前回は,三つのシューズの比較と,
ひさしぶりのHOKAのシューズを履いた
インプレッションを報告しましたが…

小仏P⇔陣馬山を往復してみて.
HOKAのSpeedgoat5.
ふんわりクッションで膝に優しいし,
ツルツルする濡れた粘土のような土の
上でも滑らずに鬼グリップするし…

やっぱり,この靴が一番好き!!
うん.
HOKAのシューズ,やっぱりいいよね…
と思ったわけですが.

果たして,HOKAはクッションがいいだけで
遅い靴なのか?
あるいは昨年の自分が遅かっただけなのか?
タイムを見てみましょう…っ!!

果たして,タイムは…




どどーん!!

2時間46分でした~!!!!


なんと.
TECHNICAの最速タイムをさらに大きく更新し,
HOKAのSpeedgoat MID GTX:    3時間27分
La SportivaのUltra Raptor2 MID GTX:3時間15分
TECNICAのSupreme MAX3.0:    2時間58分
HOKAのSpeedgoat5:        2時間46分

となりました!!

速い…やっぱりHOKAのSpeedgoatは速かった!!
La Sportivaより30分早いよ!!!
HOKA,速いだろうなぁ…と思ってたけど.
TECNICAとここまで差がつくとは思わなかった…!

そして,昨年より40分くらい短縮してるし…
やはり,昨年から今年にかけて,タイムがかなり
上がったんだなぁ…

いや.今回のコンディションがよかったんじゃないの?
とか,無理してタイム出したんじゃないの?
とお思いでしょうが.

気温を比べても.
左からLa Sportiva,TECNICA,今回のHOKAの時の
気温.
1℃以上ずれてない,ほぼ同一コンディション.

  

そして.平均心拍数ですが…下りを見ると.

La Sportiva 150


TECNICA 148


今回HOKA 149


と,大体150を狙ったので,
心拍数の違いはわずか.

登りの時の平均心拍数も,
La Sportivaが151,
TECNICAが147,
HOKAが148
で.
むしろ,登りはLa Sportivaの時がTECNICAや
HOKAより3-4高くて,La Sportivaの時のほうが
追い込んでる感じですね…

とりあえず,心拍数を見ても,
特にHOKAの時に特別に追い込んだというわけでは
ないことがわかるかと…

ってな感じなので.
この結果は同じ気温の同じコースで,
私が心拍数150になるようなスピードで
歩く(走る)とどうなるかを,純粋に
シューズの違いで比較したものです!!


ちなみに,下りのスタミナを
比較すると…
圧倒的にLa Sportivaではスタミナを消耗して,
終了時は1%しか残ってませんが…
TECNICAとHOKAのスタミナ消耗は
どっちも同じくらい.

下り初めのスタミナがほぼ60%でスタートして,
下り終わりで29%のスタミナが残ってます!

  

このGaminさんが測定するスタミナ.
体感とかなり近くて…
La Sportivaで歩いた時の疲労感はかなり
高くて,「もうスタミナ残ってない…」
って感じだったけど.

TECNICAとHOKAの時は,往復が終わっても
「まだもう少し運動できるな…」
という感じで,
往復走り終わった後の疲労感は,
TECNICAとHOKAでほぼ同じレベルでした.

…でも,HOKAのほうがかなり早いペースで
走ったのに,疲労感が同じ
ってのは…
心拍が同じペースじゃなく,同じスピードで比べれば
HOKAのほうが,疲労感が少ないといえるのかな.

ちなみに,登りの消費カロリーを見ると…
La Sportivaは878kcal,
TECNICAは800kcal,
HOKAは785kcalと.
同じ距離を,HOKAが最も少ないカロリーで
移動しているので…
やはりHOKAが一番エネルギー消費が少なく,
疲労が少ない
といえるのかも.
しかし,La Sportivaが圧倒的にカロリー消費が
多く,スタミナ消費しているという結果と
整合していますね…

  

さらに,平均パワーを見てみると.
La Sportivaの平均パワーは118W,
TECNICAのパワーは131Wに対し…
HOKAは…139W!
  

TECNICAとHOKAがほぼ同等ですが.
HOKAが一番パワーが出てますね…!
まぁ,パワー≒スピードなので,一番速い
HOKAがパワーが一番高いのは間違いない
ですね.
疲労が少ないのにパワーが出ているってのは,
HOKAが効率よくパワーが出てるってことですね.

ってなことで.
私が一番最初にかなり気に入った
HOKAのシューズが最も効率よく
タイムが出る靴だ

というの結果が出て,ちょっと安心した
わけですが.

次回は,なぜHOKAのタイムが良かったのか,
疲労が少なくて済んだのかを,
またGarminさんの詳細データをもとに
もっと細かく解析してみます!!

PS.
3週連続で山を歩いて(走って)体力が上がったから,
一番最後のHOKAがタイムが良くなったのでは???

という懸念があり.
これを確認するために今度はもう一度
La Sportivaを履いて小仏P⇔陣馬山往復
しようか??

と思った危険な自分がいたけど.
さすがに4週連続小仏P⇔陣馬山往復は止めた…
コメント

トレランシューズ対決…今度はHOKA Speedgoat5で小仏P⇔陣馬山往復!HOKA・La Sportiva・TECNICAの対決結果やいかに!?その1

2023-07-27 01:49:58 | 登山・旅行
ってな感じで,以前報告したように.
3足の靴で,小仏P⇔陣馬山往復にチャレンジし,
HOKAのSpeedgoat MID GTX:3時間27分
La SportivaのUltra Raptor2 MID GTX:3時間15分
TECNICAのSupreme MAX3.0:2時間58分

というタイム順になった
わけですが…

うむ.
このコースは,わりと平坦でよく踏まれた
走りやすいコースなので.
La Sportivaに比べ,ソールの反発力など,
フラットなところでタイムを出しやすそうな
TECNICAのシューズが速いのは納得できる
けど…

私が最初に買って,グリップも強いし
クッション性も高くて膝に優しいし,
走るのも速そう…と,かなり気に入っていた
HOKAのSpeedgoatが最下位で,
TECNICAに30分負けてるってのは納得
できない!!!


たぶん,HOKAのタイムは昨年測ったものなので,
今年測ればもっと早くなるんじゃないか??
確かめたい…っ!!!

…ということで,破壊したSpeedgoat MID GTXの
代わりに,Speedgoat5を買ってしまった…

というのが前回までのストーリー.


ってなことで.
今回,
HOKA ONE ONEのSpeedgoat5で,
小仏P⇔陣馬山往復にチャレンジしてきました~!!


果たして.
Speedgoatはクッションとグリップがいいだけで
タイムが出ない靴なのか?


あるいは,Speedgoatのみ昨年の測定なので,
この1年で体力や歩き方(走り方)に磨きが
かかってスピードアップしていて,
今年HOKAを履いてチャレンジすると
一気にタイムアップするのか?

果たして,どっちだ!??

いざ,Speedgoatを装着して…出発!


とりあえず,3週連続で同じコースを
歩く(一部走る)わけですが…

このコース.小仏P⇔景信山は急坂だけど.
(この写真では急坂っぷりが伝わらない…)


あとはアップダウンはあっても
そこまでの急坂はないし,岩がごろごろとか
木の根っこがごろごろといった,
難しい足場のところはなくて.


しっかり踏まれてフラットな,
歩きやすい道が続きます.


木の根っこが出てて歩きにくい部分も
ところどころわずかにありますが…
それでもせいぜいこの程度.


こういう山道を,久しぶりのHOKAの靴で
歩く(ところどころ走る)と…
やっぱりHOKAのクッション性,いいなぁ…!
私にはこの程度のクッション性がちょうど
いい!←いや,ちょうどいいって言っても,これ以上のクッション性がある靴はないから…

走った時の母指球付近のクッション性は,
La Sportivaとは比較にならないです…!
でも,意外とTECNICAと同程度.

TECNICAもかなり分厚いOrtholiteインソール
が入っているぶん,インソールのクッション性は
結構優れてましたね~!

あ,ちなみに.
HOKAもSpeedgoat4とSpeedgoat MID GTX
までは Ortholiteインソールだったのに,
Speedgoat5になってから,オリジナル
インソールになりましたね…


インソールを取り出したのがこちら.
表,裏ともに,左からHOKA,TECNICA,La Sportiva.

HOKAはオリジナルインソール,
真ん中のTECNICAと右のLa Sportivaは
どちらもクッション性が高いOrtholite
インソールです…


インソールの厚みは,意外と一番右の
La Sportivaが一番分厚くて…
その次にTECNICA.
意外とHOKAが一番インソールが薄い…
(HOKAは端っこが折り曲げてあって
この写真では厚めに見えてる)
とりあえず,インソールのクッション性は,
La Sportiva(圧勝)>>TECNICA>HOKA
です!


ただ,ヒール部分は.TECNICAも結構
分厚かったです…


とりあえず,La Sportivaの靴,結構インソールの
クッション性が効いているので.
この靴,インソールは標準のまま履いたほうが
いいかも…

で.
インソールではなく,靴本体のクッション性は…
見ての通り,HOKAとTECNICAは,ミッド
ソールの上にクッション性が高い,穴を
あけたPUフォームが貼り付けてあって.
この両者のクッション性は高め.
La Sportivaはクッション性がほとんどなく,
かなり硬い感じ…


PUフォームのさらに下,ミッドソールの
柔らかさは,
HOKA(圧勝)>>TECNICA>>La Sportivaの順.
なので,PUフォームとミッドソールを合わせた
靴自体のソールのクッション性は,
HOKA>>TECNICA>>>La Sportiva(圧倒的に固め)
という感じ.
さらに,インソールのクッション性は,
靴自体のソールのクッション性と逆で,
La Sportiva(圧勝)>>TECNICA>HOKA
だったので.
インソール+靴自体のクッション性は
HOKA>TECNICA>>La Sportiva
という感じでしょうか…

ただ,履いて走った感じは,HOKAのほうが
圧倒的に柔らかく感じます!

アウトソール(靴底)がTECNICAのほうが硬く,
HOKAのほうが柔らかいので.
クッション性はHOKAとTECNICAは近い
感じだけど,とがった石の上とか
根っこの上とかの点接触になるところに
足を置いた場合,HOKAのほうが圧倒的に
柔らかく接地します!!

…これはたぶん.
下の写真,真ん中のTECHNICAのソールが
全面ビブラムソールなのに対し,
一番左のHOKAのソールはビブラムなのは
一部,赤い部分のみ.
黄色い部分は柔らかいミッドソール素材
なので,これがHOKAのアウトソールの
柔らかさを生んでるんじゃないかな?
凸凹が強いところを走った際に,ソールが
凸凹を包み込むように感じる理由なんだろうなぁ…


特にかかとのクッション性.
これに関してはHOKAの圧勝.
踵でガツンガツン接地するような
下品な走り方をしても,
膝にも踵にも優しい…!!


ちなみに.
この踵のクッション性の良さは…
ソールのかかと部分.
この部分の出っ張りがHOKAのほうが
突き出していて,ここがすごく柔らかく
ショックを吸収してくれるのが効いてます!


で.
どうでもいいのですが…
おなじサイズの靴なのに.
ソールの幅がTECNICAと全然違う…


ちなみに,TECNICAとLa Sportivaでは
同じくらいのソール幅なので,
HOKAのソールが圧倒的に幅が広いです.
シューズ内の足幅はそんなに変わらないので…
HOKAのほうがソールが下広がりになってる
感じ.
この幅も,グリップとクッション性に効いてるのかな?


ってなことで.
とりあえず,小仏P⇔陣馬山往復では.
久しぶりのHOKAを履いて,
膝に優しいクッション性,それもフォアフット
じゃなくて踵からガンガン着地するような
走り方でも踵や膝への負荷が少ない…
というのを強く感じて.

あとは,鬼グリップ!!
La SportivaのUltra Raptorもグリップは強め
の靴という評判ですが…
HOKAのSpeedgoat5のグリップはやっぱり
圧倒的!!!
特に,こういうちょっと濡れた感じの
粘土っぽい土の急斜面.
ほかの靴ではツルツル滑ってかなり
怖いけど…
HOKAだと問題なく普通に歩ける!


かなりラグが深めで,マッドコンディションでの
グリップが強めだったSpeedgoat.
さらにSpeedgoat5からはラグの出っ張りに
細かなトゲみたいなのがついて…
これまでよりも,粘土っぽい地面での
グリップがアップした感じ!


石の上やコンクリート,乾いた土では
TECNICAもLa Sportivaもかなりの
グリップを誇るけど…
濡れた粘土っぽい土でのグリップは
HOKAの圧勝!!
いや.
怖くない!!
ツルツル粘土の下りでもスピードが
のせられる!!

ただ.
HOKAの靴はクッション性が高い分,
ソールの反発力はそれほど感じられず…
平坦で踏まれたところでは,TECNICAの
ほうが反発力を活かして走れるかな.

ってな感じで.
靴のインプレッション比較が長くなったけど…
果たしてタイムはどうだったのか…???

次回へ続く!!←ここまで来て引っ張るなよ…
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今度はTecnicaのトレランシューズで小仏P⇔陣馬山往復!La Sportivaとどっちが速かったのか?その2

2023-07-20 03:42:15 | 登山・旅行
ってなことで前回
小仏P⇔陣馬山往復でTECNICAの
シューズが一番タイムが早かったことを
書きましたが.

今回は,最初に履いた時はあまり評価が
高くなかったTECNICAのシューズ
が,
小仏⇔陣馬山ではLa SportivaのUltra Raptor2
よりかなり早かった理由を,Garminさんの
結果をもとに分析(という名のもと,勝手に推測)
してみます…

ちなみに,帰りのパワーを比較してみると.
La Sportivaだと平均118W,
TECNICAだと平均131W
と,
TECNICAのほうがパワーが出てますね…
 

前回書いたように,TECNICAのシューズの時の
ほうがLa Sportivaの時よりもスタミナの減少が
少なかったので.
一瞬,
「あれ?TECNICAシューズのほうが
スタミナの減少が少なかったってことは…
パワーを使わずに効率よく前進できて
いたってことじゃないの?
パワーいっぱい使ったら,スタミナ減るじゃん…」

と思ったけれども.

Garimnさんのホームページで調べると.
自転車の場合と違って,ランの場合にパワーが
出ているというのは,
純粋に筋力だけを使っているということでなく,
いろんな反発力とかも含まれる…
ということ
だったので.

おそらく,TECNICAのこのシューズ.
ソールが結構厚めでクッション強めって
だけじゃなく.
ラン専用に特化しているのか,
La Sportivaと比較してかなり反発力がある
ミッドソールなので.
どうやら,この反発力が,早歩きや走る
際に効率的に効いて,ペースが速まっている

気がします…!!

おそらく,TECNICAのほうが歩幅が広がって
いるってのは,反発力がうまく効いてるからなん
じゃないかな?
 

ってなことで.
今回のルートを,下の図のように四つのセクション,
最初の急登→比較的平坦(登り)→比較的平坦(下り)
→急降

に割ってみると.


急登のタイムは…
HOKA=La Sportiva=TECNICA
でほぼ同じ.

比較的平坦な2セクションは…
TECNICA>La Sportiva>HOKA
で,TECNICAの圧勝.
たとえば,景信山→陣馬山では,
TECNICA 1時間4分,La Sprotiva 1時間10分,
HOKA1時間21分と,TECNICAの圧勝!

また,最後の急な下りは…
これは
HOKA=TECNICA>La Sportivaと,
HOKAとTECNICAがほぼ同タイム,
La Sprotivaが一人負けでした.

平坦な部分で差が出た理由を,さらに
分析してみると…
下のグラフは,グレーの高度グラフに
青いペース(速度)グラフを重ねた
ものですが.
La sportivaの場合は,水色の緩い下り
部分でも,それほどペースが上がって
いませんね…


それに比べて,TECNICAの場合では,
赤い登り部分では,かくっとペースが落ちて,
ほぼLa sportiva と同じペースですが.
水色の緩い下りでは,わかりやすくはっきり
ペースが上がって,La sportiva より速く
なってます!


つまり…
緩い上り下りが混ざる,ほぼ平坦ルートで.
緩い下りではペースが上がるけど,
ペースが上がったところでTECNICAでは
うまく靴の反発力が使え,さらにスピード
アップしているようです!!

ちなみに,単なる体力勝負の
かなりゆっくりペースの急登は,
どの靴も差がなくて,

靴のグリップとクッションがものをいう
急な下りの走りでは,クッションが強い
TECNICAとHOKAが圧勝.
急な下りはかなりピッチを刻んで歩くから,
反発力は不要なので,TECNICAとHOKAの
差が出なかったのかな…
(おそらく,走らずに歩く人だったら,
 どの靴もペースは変わらない気がする…)


ただ,今回みたいなよく踏まれた下り坂
じゃなくて,滑りやすかったり,木の
根っこや石などの凸凹が多い難しい
コンディションなら,鬼グリップのHOKAの
ほうが速い気がする…

ということで.
以前,TECNICAの靴を履いた時は.
こんなテクニカルな本格山道だったので.
「これはローカットのTECNICAでは
 厳しいし,平坦な道ならいいけど
 急で難しい登り・下りはあんまり
 速くない…」

と思い,今回La sportiva を買ったけど.


景信山→陣馬山のような,こんな感じの
よく踏まれたお上品なコースでは.
そこそこのハイペースで走ることができ,
その場合は靴の反発力を生かして体力を
使わずにスピードが出せるということが
わかり.


割とフラットでよく踏まれた,お上品な
トレランルートではTECNICAが速いけど.
急な下り・登りが続くテクニカルな
山登りでは,TECNICAの反発力は
何の役にも立たないので評価が低かった

ということが分かった今回でした…


しかし.
まだ自分では解せない点が一つ…

最初あれだけよいと思った,HOKAの
Speedgoat MID GTX.
これが一番タイムが悪いってのは解せん.


HOKAのタイムを測ったのは去年の6月で,
あの頃はVAAMも飲んでないし,
歩き方(走り方)も今ほど上手くないので,
タイムが出なかっただけという気がする…

うーん.
HOKAの実力,もっと速いんじゃないかな~.
本当にHOKAに実力がなかったのか,
この1年でタイムが上がったのかが
気になる…
気になって仕方がない…

でも,HOKAの靴は破壊しちゃったし,
いまさら比較できないんだよな~…


うーん.
ホントにHOKAの靴,タイムが一番
悪いのかなぁ…





あれ???
なんだ,これは…???


ということで.
あまりにも気になりすぎて.
HOKAのSpeedgoat5を買ってしまい
ました~!!←アホだ…

今はHOKAはミッドカットのトレラン
シューズを出していないので,ローカットに
なってしまいましたが…
安売りで,Speedgoat MID GTXの定価の
半額程度のお値段で出ていたので,
このお値段で買えるなら!!と,ついつい
ポチってしまいました…


ってなことで.
機会を見て,またこいつでタイム測定
してみようと思います~!!
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今度はTecnicaのトレランシューズで小仏P⇔陣馬山往復!La Sportivaとどっちが速かったのか?その1

2023-07-18 02:16:06 | 登山・旅行
ということで.
この土曜日も山に行ってきたわけですが…

土曜日は,午前10時から娘と一緒に
でかける約束をしているという理由と,
3連休の後半2日の日・月は仕事を
集中してやっつけたいという計画を
考えると…

うむ.
土曜朝10時に,娘と出かけるまでに下山して
帰宅できる予定なら,山に行けるな
←普通はそれなら山に行かないと思う
と.

金曜夜も帰宅が遅く,寝たのが2時だった
にもかかわらず.
睡眠時間1時間半で,2週連続となる
小仏P⇔陣馬山往復に行ってきました~!!

で.
すでに小仏P⇔陣馬山往復は,
以前の記事に書いたように,
HOKAのSpeedgoat MID GTX
La SportivaのUltra Raptor2 MID GTX
2種類のタイム比較をしていたので…

今回,私が持っているもう一つの靴.
唯一のローカットのトレランシューズ,
TecnicaのSupreme MAX3.0
でのタイムを測ってみました~!!


この靴.
昨シーズンのラストでデビューだったので,
実はまだ今回が2回目の出動です.

…いや,この靴のデビューで行ったのが,
八ヶ岳の天狗岳方面.


ローカットのトレランシューズのデビュー戦で,
こんな本格的な山道を歩いたのですが.


まぁ,歩けないことはないけど,
こういうところにはこのシューズは
適さないな…
と思ったわけで.


その結果,ある程度本格的な山を歩く
ための靴として,ちゃんと防水で,
プロテクションもある程度しっかりしてそうな
Ultra raptorを買ったというのが,これまでの
経緯.


ただ,景信山~陣馬山の道って,結構
フラットでしっかり踏まれた歩きやすい
道なので…


こんな道ならTecnicaシューズが得意の
領域かも…?
と思って,タイムを測ってみました~!!

ってなことで,いきなり結果に行きましょう!
小仏P⇔陣馬山往復タイムは…

HOKAのSpeedgoat MID GTX:3時間27分




La SportivaのUltra Raptor2 MID GTX:3時間15分




TecnicaのSupreme MAX3.0:2時間58分



という結果でした~!!

Hoka SpeedgoatよりLa Sportiva Ultra Raptorが
15分近くタイムが早かったですが.
さらにTECNICAのSupreme MAX3.0では,
La Sportivaよりタイムを15分以上詰めました…!


ついに小仏Pから陣馬山の往復タイム,
3時間を切りましたが…
TECNICA,なんでこんなに早いの??

先週のUltra Raptorで走った時と今回で,
気温はほとんど変わってないので…
どちらかが気温が高くてへばったわけでも
ないし.

(先週,Ultra raptorで行った時の気温)


(今週,TECNICAで行った時の気温)


むしろ,前回は平均心拍150だったところ.
今回は登りの平均心拍は147で.
(今週,TECNICA Supremeの登り時の心拍数)


下りも平均心拍148と,ちょっと追い込み
切れなかった感じ…
(今週,TECNICA Supremeの下り時の心拍数)


今回は,心拍数も追い込めなかったこともあり,
走り終わった後にかなり体力に余裕が
残っている感じで.
Garminさんが測定している「スタミナ」を
見てみると…

先週,Ultra Raptorで登った前回は,
登り終わった時点での残スタミナは30%.
(先週,Ultra Raptorの登り時のスタミナグラフ)


そして,下りでは最後の残り1%と,
ほぼすべてのスタミナを使い切った…
と言っていたけど.
(先週,Ultra Raptorの下り時のスタミナグラフ)


TECNICAで走った今回は,
登り終わった時点で残スタミナ60%以上!
(今週,TECNICA Supremeの登り時のスタミナグラフ)


そして,下り終わっても30%程度の
スタミナが残っており…
TECNICAだと,一往復しても
Ultra Raptorの登りだけと同じスタミナ
しか使ってません…!
(今週,TECNICA Supremeの下り時のスタミナグラフ)


実際に走り終わった後での感覚も
これとよく一致していて.
Ultra Raptorで走った先週は,
「疲れた…よく走った…」
という感じだったけど.

TECNICAで走った後は,
「まだ全然走れるな…」
という余裕が残っている感じ.

果たして,この違いはどこから来ているのか?
Garminさん得意領域の,いろんな分析を
見てみるわけですが…

 

おそらく疲労に効くと思う,
ランニング上下動ですね.
これが小さいほうがより良いエネルギー
効率で前進できるので.
TECNICAのほうが上下動が抑えられて
いるんじゃないかな??
と思ったら.
むしろTECHNICAのほうが,
わずか0.1㎝とはいえ,平均上下動が
大きいですね…

ただ,TECNICAのほうが平均歩幅が広く,
歩幅ー上下動比率である,平均上下動比は
どちらも8.2%と同じ値になってますね…

さらに,TECNICAのほうがピッチも
早くなっていて…
同じ平均上下動比でも,TECNICAのほうが
よりピッチが早く,歩幅も広く効率的に
前進しているようです…
ふーむ.

とりあえず,Garminさんはまだまだ
いっぱいデータが測定できるので.
なぜTECNICAシューズのほうが速かったのか??
データをもとに,原因を突き止めてみましょう!
(続く)
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山歩き用の新しい靴,La Sportiva Ultra Raptor2 mid GTXを買ったよ!その2

2023-07-14 00:37:47 | 登山・旅行
というわけで.
このBlogはスキーBlogである
という矜持のもと,←そんな矜持があったんだ
昨日は一日スキーネタをはさみましたが…
今日は,山歩きネタ.
前回のLa Sportivaの靴を買ってみた話
続きです!

ってなことで,
早速先週末の小仏→景信山→陣馬山で,
Ultra raptorを履いて歩いてみたわけですが…

うむ.
HOKAより100グラム近く重いので,
重量感はありますが…それでも,
普通のトレッキングシューズや登山靴より
ずっと軽いので,軽快に歩けますね.

グリップはHOKAよりちょっと劣るけど…
ウェットや土,木の根っこの上とかでは
TECNICAよりは上.
グリップはまぁまぁ高めでしょうか.

でも,つま先側のロッカーがHOKAより
弱いかな?
とはいえ,つま先側のソールの反りは
歩くにはちょうどいい感じのロッカーで,
歩く時の足運びは楽!


そして,下り坂を走ってみると.
うーん…
インソールは比較的柔らかめで,
クッション性は高いけど…
当然,HOKAのSpeedgoatに比べる固め.

で,下りを走った時のフォアフット着地は
なぜかHOKAのほうがしやすい感じ.
HOKAは母指球部分のソールが厚く,自然に
母指球付近が先に接地する感じだったけど,
Raptorは意識してフォアフット着地しないと
かかとが先に着地します.
HOKAのほうが踵部分のロッカーが強く,
踵の引っ掛かりがないからかな?

Raptorは母指球付近のクッションはそこそこ
あるんだけど,かかと側クッションはHOKAと
比べると結構弱く感じるので,踵着地になって
長時間走っていると踵が痛くなってくるし,
衝撃吸収も弱めなので,下りを走った時の
膝に来る衝撃がHOKAより大きいので…
下りはHOKAのほうがスピードを出せる感じ!

走った際の膝へのやさしさ,走りやすさは
HOKAのほうが上ですね!


で.この靴の一番の長所は.
アッパーは圧倒的にHOKAよりしっかり
しています!!
つま先回りやかかと回りの,足を守って
くれる感はHOKAよりずっといいです!
つま先回りを石や木にぶつけても,
靴は全くびくともしなさそうな頑丈さが
あります…
本格山道で,木の根っこや岩がごろごろ
するところを歩くにはいい感じ!

ソールの材質もしっかりしてそうだし,
アスファルトだとすり減るのは早いかも
しれないけど,ソールが部分的に
はがれたりする構造じゃないので,
HOKAよりは寿命はずっと長そう…

ということで.
まだ1回しか履いてないけど…
今回歩いてみた感じでは,
「歩くなら寿命が長そうだし,
 アッパーもしっかりしている分,
 Raptorは悪くないけど,
 走るならグリップと衝撃吸収性,
 転がりのよさでHOKAのSpeedgoat
 が圧倒的に上」

という感想でしょうか.

ってな感じで.
以上は感覚的比較だったのですが…
今回,数値をもとにした比較もして
みようと思い.

同じコースを昨年HOKAを履いていった時と,
今回のLa SportivaのUltra Raptorを履いた時の
タイムを比較してみました~!!

HOKAのSpeedgoat MID GTXで行った時は…
往復時間,休憩含め4時間12分,
実質移動時間は3時間27分

というペース.
下りは快適に走れたので,コースタイム
7時間のちょうど半分くらいのペースですね.


で.
今回のタイムを見てみると…


La Sportiva Ultra Rapter2 mid GTXでは.
往復時間,休憩含め3時間39分,
実質移動時間は3時間15分


え?
移動時間,10分以上短縮してるよ…!!

HOKAの靴みたいに自然に走りだして
しまうような走りやすさがなかったので.
おそらくHOKAの時よりタイムが悪く
なっているだろうなぁ…と思ってたのに.
5%程度の短縮とはいえ,まさかHOKAより
早く移動していたとは…!


ちなみに,HOKAのほうで移動した場合は,
平均心拍151で…


La Sportivaで移動したときは
平均心拍150と,
どちらも心拍をぴったり150に狙って歩いたのが
わかるかと…
その差,わずか1bpmなので,
両者の身体負荷はほぼ同等.


両者,ほぼ同等の心肺負荷で移動しているのに,
HOKAの時は1㎞移動するのに平均11分18秒.


La Sportivaでは,1㎞移動に平均10分43秒と,
同じ心肺負荷で,La Sportivaの方が速くなって
ます…!!


基本的に私は,心拍数150をキープして
移動すると,平坦なところでは早歩き,
下り坂は走る…という感じになるんですが.

登り・平坦地・下りのタイムを比べてみると.
行き(小仏P→陣馬山)タイムは,
HOKA Speedgoat mid:2時間4分
Ultra Raptor:1時間53分

詳細を見ると…
急な登りの小仏P→景信山はほぼ同タイムだけど,
ほぼフラットな景信山→陣馬山では,
Ultra raptorが大きくタイムを上げてました!!

で,帰りの(陣馬山→小仏P)タイムは,
HOKA Speedgoat mid:1時間33分(景信山5分休憩除く)
Ultra Raptor:1時間29分

帰りの下りもUltra raptor のほうがわずかに
速いけど…
これも,平らなところの陣馬山→景信山で,
Ultra raptorがかなり速いペースのところ.

下りの急坂が多くて,ほぼ走っていた
景信山から小仏Pまでは,HOKAのほうが
速かったです!

とりあえず.
往復タイムはHOKAのほうが圧倒的に
速くなるだろうな…
と思っていたところ.

確かに下り坂を割とハイスピードで
走って下るには,やはりグリップが
強くてクッションが柔らかいHOKAが
圧倒的に速かったけど.

それ以外を見てみると…
割とじっくりゆっくり歩いて,クッションや
シビアなグリップがそれほど影響しない
登りは両者同程度,

早歩き程度のペースで,わりと
平坦な道を歩くときには
Ultra raptorのほうが速い

という結果が出ました.

…とりあえず.
結果をまとめると.
感覚的にも,数値的にも,
走るならHOKA One OneのSpeedgoat,
歩くならLa SportivaのUltra raptor2 MID GTX

ということでしょうか.

Speedgoatに比べて,なぜUltra raptorの
歩くタイムがこれほど速いのかが良く
わかりませんが.

防水だし,アウターは頑丈そうだし,
ホールドはしっかりしているし.
走るのではなく,早いペースで歩くのが
メインの人には,La Sportivaの
Ultra raptor MID GTX.
結構いいんじゃないかな?

ということが分かった,今回のデータ
だったのでした…←あなたはホントに何でもデータで調べるのが好きね…


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