徒然スキーヤー日記

冬は毎週志賀高原レポート
夏は子連れダイビング情報
スキー試乗や旅行記の目次は「このブログについて」カテゴリー見てね

2009年 初の海外子連れダイビング旅行記 Epilogue

2012-10-03 00:28:59 | ダイビング日記
出発前には,いろいろと心配していた.

旅行先の気候があわず,体調を崩したらどうしよう.
12時間のフライト時間,ずっと泣き続けだったらどうしよう.
時差ぼけで,夜寝ないでずっと泣き続けたらどうしよう.
食べられるものが無く,食事を全然食べれなかったらどうしよう.
母親と離れるのを嫌がって泣いて,ダイビングにいけなかったらどうしよう.
慣れない場所を嫌がって,ずーーーっと泣き続けだったらどうしよう.
嫌がって家に帰りたがったらどうしよう…

…しかし.
しかし.
そんな心配をよそに,娘は毎日元気に飛び回り.
プールに漬ければおおはしゃぎ.
さらには大喜びで海デビューも果たし.
知らない外人さんに数時間預けられる,
という経験までしてきた.
事前にあれだけ心配した数多くの事柄は,
後で振り返ってみると,笑い話のネタにしかならないような,
全く心配する必要の無いことだった….


そして.
日本に帰ってきて,数日後.
エア・タヒチ・ヌイの機内で配られ,飲みきれずに持ち帰った
水のボトルを見て.
娘が突然,言った.

 「…飛行機,乗ったね.
  ママと海,行ったね」

なに!?
娘,ボトルを見て,飛行機の中で配られたものだとちゃんと覚えて
いたのか??
っつーかそれより,海に行ったことを覚えているのか?
飛行機に乗ったのが,海に行く目的だったと分かっていたのか?

なにより,初めてじゃないか?娘が過去形をしゃべったのは…
娘がそんな過去のことを覚えているなんて,初めて知った!!!!

さらに一言.
 「楽しかったね」

…実は今回.心にチクチクと痛みを感じていた.
まだ過去を正しく記憶することがままならない娘には,
旅行は終わった瞬間に記憶から消え去り,思い出には残らないだろう.
親が楽しむだけのために,むりやり娘を長時間飛行機に乗せて.
無理な旅行をさせてしまったのではないか….
と.

しかし.
少なくとも今のところ.
タヒチの美しい海と.
そこで過ごした日々の思い出は.
楽しかったものとして,娘の心の中に残っているらしい.


コメント (2)