徒然スキーヤー日記

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2022シーズンモデルのスキー板,試乗レポートその6…FISCHER RC4 Worldcup CT

2021-06-06 02:03:43 | スキー板試乗
えー.
私は今シーズン,これからもまだ月山へ
滑りに行く予定
なので.
このBlog…
…というより,私自身が,
まだ夏モードに入っておらず,
冬モードのままなんですが…

6月に入り,特派員情報も無くなって
きたので.
私の生命維持に必要な睡眠時間確保のため.
このBlog,夏モードと同じく,
土日のどちらかは更新は休みとさせてください…

いや.ホントにちょっと最近,ご無体が
いろいろヤバいので…(涙)
ここしばらく,ずっと在宅勤務なのに,
食事の時間がとれずに,カロリーメイト
かじるとか,食事抜くとか,そういう
レベルです(泣)

在宅勤務の最初のころの,
「毎晩夕食が家の食卓で食べられるとは…!」
という喜びは,今でははるか遠い過去の
思い出ですね…(遠い過去を見る目)
先週の平日5日とも在宅だったのに,食卓で夕食食べれたのは0回(泣)

おかげで.
スキーダイエットならぬ,
仕事ダイエット
が絶賛進行中!

ダイエット法に悩んでいる皆さん,
ぜひ一度,お仕事ダイエットにチャレンジして
みてくださいね←いや,♡とか書いてる場合じゃないから.ヘタすると命縮めるから…!!

ってなところで.
本題へ.
今日もスキー試乗レポート.
3日連続のフィッシャー編.
フィッシャーはこれでとりあえず一区切り
かな…
では,どうぞ~!!

○FISCHER RC4 Worldcup CT 170cm









基礎オールラウンド

この板も,2022シーズンモデルは2021シーズンと
ほぼ一緒の仕様のようです…
ただ,この試乗板はトップ部分の穴が開いたまま
ですが,2022シーズンモデルのCTは,SCや
RCと同様に,トップの穴が透明プラスチック
プレートで埋められるようです…

滑ってみたところ…
厚いメタルが入った,どっしりと重い感じが
します.
固い金属ばねを履いたような,張りの強さを
感じます.
芯材が硬くて突っ張っているというより,
硬めのばねのような強い張り.

硬いバネ感があるので,スピードを出して
板に強い圧が溜まっていくと,硬いバネを
ググッと曲げて解放した時のように,
切り替えに向かって強い反動が
やってきます.
しっとりした返りではなく,ビョン!
という感じの,強い早い返りが来ます.

この早い返りを上手く使って,
切り替えで圧をテールに抜いて行ってやると,
R=15 というよりは小さく感じるターンが
できます.

かなりテールの張りが強く,
そしてグリップもガッツリと強く,
ずれをみじんも感じさせない板です.
ずらしの操作性はそんなに高くなく,
ずらして滑ろうとはあまり思わない
板です.
強いグリップに任せてひたすらカービング
していく板です.

ただ,そこでスピードが上がっていくと…
強い圧の溜まりと,強い解放がビュンビュン
やってくる,かなり激しい感じの板ですね….
Rも小さめで,返りも早いので.
ロングターンでクルーズするというより,
スピードを出すと,ミドルっぽい深回りに
なっていきます.

グリップも強く,板が動かしにくいし.
170cmの長さだと,ショートの板よりは
Rも大きめなので,急斜面を滑るには
ちょっと手ごわいな,と思いましたが…
うん.
私レベルだと,この板でコブに入るのも
ちょっと無理かな.
…でも,フラットな中斜面は,鬼のような
グリップと吹っ飛ぶような早い返りで,
かなりアグレッシブな滑りができる
板です!
…ただ,板のイメージから得られる
ロング板っぽい特性ではなく.
比較的Rが小さめで,返りも早いので,
ミドルからショート寄りに板が動きます.

…この板の特性が活かせるほどのスピードが
出せず,たまった圧の返りがもらえるほどに
たわみを出せなかった場合は,縦目に
落ちていくように感じるかもしれませんが…

ってなことで.
どこでも行けて,気楽に履けるオール
ラウンドという板ではなく,かなり滑り手に
求める体力&スピードは高めですが.
ピシッと整地された中斜面を,
ガッツリカービングさせて.
かなりのハイスピードでアグレッシブに
ミドルターンすると,ビンビン回っていく
楽しい板です.
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2022シーズンモデルのスキー板,試乗レポートその5…FISCHER RC4 Worldcup SC M-track

2021-06-05 01:58:32 | スキー板試乗
苦難の一週間を終えて,
週末がやってきましたが.
この週末もいろいろやらねばならぬ
ことがあり,スキーには行けない
Skier_Sです.

…まぁ,今行くとすれば月山しか
ないわけですが…
まだ月山はリフトまで滑りこめて,
リフトから板を履いてゲレンデに出られる
ようですね!
今週末までは,おそらくリフト乗り場・
降り場へ板を履いたまま出入りが
出来そうな感じみたいですが.

うーん.
来週,月山に行けるといいなぁ…
そろそろ白い粉を断った禁断症状が…
ううう…白い粉…
白い粉が切れてきた…(はぁはぁ)←そしてだんだん白い粉の上で滑る幻覚を見るようになる

ってなことで.
白い粉の禁断症状と戦いながら.
今日も2022シーズンのスキー板の試乗レポート,
昨日に引き続きフィッシャー編です.
では,どうぞ~!


○FISCHER RC4 Worldcup SC M-track 165cm









基礎小回り用

前回のRCが大回り用でしたが.
こちらのSCは小回り用.
そして,こちらは強いM/Oプレートではなく,
優しいM-trackが着いた,Proじゃないモデルです…

基本的なスペックは2021シーズンからの
キャリーオーバーですが.
カラーバリエーションが変わりました…

2021シーズンも,SCにピンクモデルがありましたが.
2021シーズンはProがイエローorピンクが選べ,
ProじゃないM-trackはイエローしかなかったのに.
2022シーズンは,Proがイエローのみ,
M-trackがイエローorピンクが選べるように
なります…

…つまり,今回試乗したピンクモデルは,
2022シーズンはM-trackしか選べません…


で.
2021シーズンモデルのピンクバージョンは,
FISCHERロゴが白だったけど.
この記事の最後の方に写真あり)
2022シーズンモデルはトップのFISCHER
ロゴもピンクになって.
ピンク感が増してますね…


ということで.
滑ってみたところ…
これはよくたわんで良く回る!
サイドカーブじゃなく,たわみに
乗って曲がる板.

谷回りですっと板がたわみ,
たわみに沿って小さい半径で
キュンと回ります.
板のエッジのトップからテールまで,
すごく長く使える感じで,
長いエッジが全面に渡りしっかり
雪面を捉える感じ
かといって,ガッツリグリップしすぎて
板を動かせないということは無くて.
ターンの途中でも比較的自由に
板を動かしに行けます.

で.たわんだ際に,メタルの張りと
ばね感を感じますが…
ばね感は,やはり「Pro」の方が
強いですね.
小回り板らしい,元気な早い返りも
あるけど,Proに比べると返りは
優しい感じ.

板のテールの張りもProの方が強く,
ターンからの抜け,走りはProの方が
気持いいけど.
Proはテールの張りと返りが強くて
手ごわい…
という人にはこっちがいいかも.

良くたわむ板だけど,スピードを出しても
板がたわみきってしまう感じは無く.
そこそこのスピードまで耐えてくれますが.
ただ,私がトップスピードを出していくと,
ちょっとテールのグリップが弱いかな…?
圧をかけすぎないようにしていかないと,
テールのグリップがちょっと抜けていく…
と感じる時も.

体重と脚力がある人はProの方を
おススメしますが.
あまりガッツリ体力を使いたくないけど,
そこそこのスピードでぴしっとカービング
ショートを決めたい,
あるいはコブも滑りたい…
という人は,こちらのM-trackがお勧めかな.

いや.
やっぱり最近のFISCHER,いいなぁ…
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2022シーズンモデルのスキー板,試乗レポートその4…FISCHER RC4 Worldcup RC Pro

2021-06-04 04:14:32 | スキー板試乗
今やっている仕事が,なかなか香ばしい
危険な香りを発し始めており.
ここ数日,とんでもない更新時間に
なってることが多いですが…

今日もヤバい時間に更新!!
ホントにいつ寝てるんだ?>自分

このままだと.
志賀もかぐらも終わった今.
スキーに行けないのでストレスが
発散できず,死んでしまう…!!←普通はこの睡眠不足の状態でスキーに行った方が死ぬから

ということで.
状況はヤバいですが.
先週末にちょっと試乗レポートを書きためて
おいたので.
今日も2022シーズンモデルのスキー板の
試乗レポート,更新っ!!

今日はフィッシャー編.
では,どうぞ~!

○FISCHER RC4 WORLDCUP RC Pro 175cm









大回りベース基礎用

この板も,2021シーズンからの
完全キャリーオーバーで,全く変更が
入らないようですね…

FISCHERのRC4の基礎向けシリーズは,
小回り用SCと大回り用のRC,
そして小回りサイドカットながらも
板が強めのCTとがありますが.
こちらはサイドカーブが18mとなる,
大回り用のRC.

SCとRCには,M/Oプレートの着いた「Pro」と
M-trackが着いたノーマルバージョンがありますが.
こちらは,しっかりしたM/Oプレートが着いた
「Pro」の方です.

滑ってみたところ…
ここ数シーズンのFISCHERの特徴である,
すっとたわんで,たわみに乗っていい感じで
回っていき,切り替えに向けてたわんで
溜まった圧がポンと帰ってくる,バネ感が
強い板.

ターン始動時に,たわみ量で回転弧が
コントロールできるので,しっかり
カービングした中でも回転弧を自由に
作れます.
板なりの回転弧でしか曲がれないのでは
なく,乗り手の板への働きかけで自由に
たわみを変化させて弧を作って行ける,
コントロール性の高さを感じます.

そして,マキシマムを超えたあたりから
板がぐっと粘って,しっかりグリップして
板に圧が溜まっていきます.

で,切り替え時にたまった圧が返ってくる
スピードは小回り用のSCほど早くなく,
SCに比べるとゆったりと返ってくるので,
大回りで滑るのにちょうどいい感じ.

R18の大回りの板にしては旋回力が
強く感じ,フルキャンバーのはずなのに,
谷回りでトップを抑えに行かなくても
板がトップから捉えて回り始めるという,
ロッカー板っぽいオートマチックな
ターン始動で,かなり楽にターンに
入れます!

そしてそこから,ターンを縦目に
落としていくこともできるし.
圧をかけてミドルからショートっぽい
ミドルまでもっていくこともできるし.
コントロールの幅が広く,ロングの
板としてはいろいろつぶしが効く
板ですね~.

ずらしとカービングの出し入れも
そこそこコントロールできるので,
かなり汎用性が高そうです.

ただ,この板は,ずらしていくより
ガッツリカービングさせて,カービングの
弧をゆがめて楽しむのが気持ちいい板.

175cmであれば,R=18という回転弧から
感じる印象よりは取り回しやすく,
それでいてガッツリグリップして
ハイスピードクルーズが気持ちいい
板なので.
整地のロングコースを高速で飛ばすのには
かなりおススメ!
ロングベースとしては,かなりいい板だと
思います…
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定番ネタ!3シーズン,計44500km走ったスタッドレス,YOKOHAMA iG5+はどのくらい減ったのか?

2021-06-03 03:27:23 | 
えー.
このBlogを長いこと読んでいる方には定番の
ネタですが.

これから月山にどっさり雪が降って雪道に
なってほしいところだけど←だからそれは異常気象だから
…さすがにもう今シーズンは雪道を
走ることは無さそうなので…
我がLEVORG君のタイヤをスタッドレスから
夏タイヤに交換しました~!



で.
普段なら私の車は,1シーズンで2万kmほど
走ってしまい.
大体スタッドレスは2シーズンしか
もたないんだけど…

昨年はコロナの緊急事態宣言の影響で,
1シーズン14000kmしか走らなかったので.
2シーズンで走行距離は31000kmちょい.
タイヤの状態を見ると,
2シーズン目が終わっても,まだ使えそう!
…ということで.
我が車としては珍しい,スタッドレス
3シーズン目
に突入していたわけですが.

(以前に一度,スタッドレスを3シーズン,
51000km履いた時にはこうなっていたので,
普通は2シーズンしかもたない)


今年もコロナの緊急事態宣言のおかげで,
トップシーズンにスキーに行けない
時期があり,
今シーズンのスタッドレス走行距離13500km
と,いつもより少なめ…
少ないと思った去年よりも走行距離が
少ないとは…(泣)

ってなことで.
3シーズン合わせて,44500km走った
スタッドレス,YOKOHAMA iG5+は
どのくらい減ったのか?
…ってところを,見てみましょう…


まず,フロントアウトサイド側の
プラットフォームを見てみると…
をを??
もう,残り少ないとは言うものの.
まだ1mm以上,プラットフォームまで
残ってますよ!


そして,インサイド側を見てみると…
こちらももう残り少なくはなっているけど.
なんとかプラットフォームは露出して
おらず,ギリギリスタッドレスとして
使えるレベル!


リヤのアウトサイドも…
残り少ないながらも,プラットフォームまで
まだ1mmくらい残ってますね…!


そして,どのタイヤを見ても.
発泡ゴムが削れ切って,下地が出てきている
様子もなかったし.
あと1000km以上は,スタッドレスとして
使えそうな感じでした…!


300psもあるLEVORG,タイヤへの負荷が
高くて,スタッドレスは長持ちしないんじゃ
ないか…と思ってましたが.それでも,
YOKOHAMA iG5+は,45000kmはもつ
かなり寿命が長いスタッドレスだ…
ということが分かりました~!

という感じで.
いつも通り,タイヤ交換と同時に.
1シーズンの凍結防止剤やらなにやらの
汚れが溜まった下周りを…




徹底的にきれいにする!
ひたすら洗って磨く!!




リヤ側もかなり汚れていたのを…






まずはフェンダー内側をピカピカにして…

そして,サスアームも汚れを取る!

走行距離73500kmと思えないほど
ピカピカにする!!

…そして.
ピカピカにしたら,いつも通り錆止め
クリヤーコートをかけて.

ということで.
いつも通り,下回りがピカピカになりました~!

はい.
夏タイヤに交換完了!


…ってな感じで.
今シーズン.
コロナの影響でスキーに行く回数が
減ったのは悔しいけど.
スタッドレスが3シーズンもってくれて,
お財布に優しかったから良かった…

と,ちょっとでもポジティブに考えようと
思った,Skier_Sだったのでした…



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2022シーズンモデルのスキー板,試乗レポートその3…ROSSIGNOL Super VIRAGE VI LIMITED

2021-06-02 00:55:29 | スキー板試乗
渋峠スキー場の営業が終わって,2日たった
わけですが.
いつものおこみん特派員とは別の特派員が,
本日の渋峠写真を送ってくれました~!

これ,下の方はまだ雪が残ってますが…

コースの上の方を見ると…
え!??これ…むちゃくちゃ一気に雪が
減ってない…!??

…とても,一昨日まで滑れていたと思えない…
ちなみに,一昨日はこんな感じで
まだ繋がっていたんですけどね~…


いや.これを見ると.
よく5月30日まで営業したものよ…
本来,6月1日…今日までの営業を狙っていた
みたいだけど.
黒魔術でも使わないと6月1日までの営業は無理
だった感じですね…

ってなことで,本題へ.
今日も続く,2022シーズンスキー板の
試乗レポート.
今日はロシニョール編です!

○ROSSIGNOL Super VIRAGE VI LIMITED









基礎小回り用.

この板も,去年のSuper VIRAGE V LIMITEDと
比べると.デザインが変わって
数字(V⇒VI)がひとつ増えてますが,
基本的には昨年の板のコスメチェンジの
ようです…

Super VIRAGEシリーズは,
トップモデル,VIRAGE VIシリーズが3種類.
最上位のR22プレート付きがVIRAGE VI LIMITED
(2021シーズンはVIRAGE V LIMITED)
R22より優し目のKONECTプレート付きがVIRAGE VI TECH
(2021シーズンはVIRAGE V TECH)
センター幅広めののKONECTプレート付きがVIRAGE VI VERSATILE
(2021シーズンは,VIRAGE V VERSATILE)

そして,さらにそれより下位のモデルが,
VIRAGE V (2021シーズンはVIRAGE IV)
VIRAGE IV (2021シーズンはVIRAGE III)
VRAGE III (2021シーズンはVIRAGE II)
となり.
トップモデル以外も数字がひとつづつ
進化しているようです…

ということで.VIRAGEシリーズの
最上位となるVI LIMITEDですが.
履いてみたところ…
かなりずっしりした感じで,スピードを出した
安定感はバツグン!!
荒れた斜面も,荒れを感じずにちょっとした
凸凹なら踏みつぶしていくような感じ…

スピードを出していないと,簡単に
ずらせるけど.
スピードを出していくと,ガッツリグリップ
して,気持ちよく回っていきます.
張りが強いので,ハイスピードで
板がたわみすぎてどうしようもなく
小さく回ってしまう…ということもなく.
ガンガンスピードを出していたた中でも,
気持ちよく中~適度な小回りで,
いい感じで板が回っていきます.
スピード耐性が強いので,ガンガンスピードを
出していきたくなるような板.

これ,硬い斜面でスピードを出していくと.
その板の重さ,強さがあるだけに,
かなり快感度が高いマシンになるのでは??

でも,この板.
結構板自体が重く,強いので,低速や中速で
滑っても本領を発揮できず,
あんまり面白くない.
硬めの雪で,ガンガンスピードを出していくと
板の秘めた性能が引き出される感じで,
スピードを出して落ちていった中で
快感度が上がっていく板ですね…
乗り手に高いレベル(スピード耐性)と
強い横Gに耐える脚力を求めます.

うーん.
ちょっと重くて硬いので,コブ斜面は
結構つらいかな??

スイートスポットが広い,どんな雪でも
どんなスピードでも…という万能板では
ないけど.
整地を速いスピードでかっ飛ばすには,
いい感じで切れて回っていく
カービングマシンで.
体力・脚力に自信があれば,かなり
楽しめる板だと思います.

ただ,これ1本で何でもできる板じゃ
ないので,コブや荒れた斜面の時に気
楽に履ける板を持っている人が,
いいバーンコンディションの時に,
ハイスピード小回りを楽しむのに履く…
という感じかな.

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2022シーズンモデルのスキー板,試乗レポートその2…HEAD WORLDCUP REBELS e-SL

2021-06-01 01:06:20 | スキー板試乗
渋峠の営業が終わってしまい.
毎日恒例だった特派員からの情報が送られて
こなくなったことに,
すごーーーーーーーーーく寂しさを感じている,
Skier_Sです…

あぁ…もうシーズンも終わりなんだなぁ…

…いや.まだ月山がある.
そう,月山に行けば滑れる…!
…しかし.いろいろバタバタしているので.
次に月山に行けるのはいつの日か…(涙)

ってなことで.
特派員情報もなくなったので.
本日から,2022年シーズンモデルのスキー板の
試乗レポートを真面目に書いていきます…!

今日も昨日に引き続き,ヘッド編です.
では,どうぞ~!

○HEAD WORLDCUP REBELS e-SL 165cm









SL競技用セカンドモデル&基礎小回り用

この板も,基本的に2021シーズンからキャリーオーバーで.
2022シーズンも基本的に変わらないようです…

SL競技用のトップモデルとして,
e-SL RDがあり.
それのセカンドモデルとして,プレートも
薄くて軽いプレートになっていますが.
プレートだけじゃなく,板も違っていて.
フレックスも優し目,かつサイドカーブも
e-SL RDとは違うようです.
こっちの方が心持ちRが大きいのかな?


滑ってみると.
一応SL用と言っているだけあって,
板の張りはそこそこ強く感じます.
…さすがにe-RACEよりは優し目ですが.

で,この板も,e-RACE同様,角づけの瞬間から
サイドカーブに乗ってすっと回り始める板で.
エッジに乗ってサイドカーブなりに回っていく
カービング要素が強い板.
板の張りはそこそこあるけど,たわんで
板に圧が溜まっていく感じは弱く,
板の返りはそれほど強くも早くもありません.

サイドカーブでくるっと曲がるのに,
切り替えに向けてゆっくりと圧が
抜けていく感じなので.
返りの早い小回り板にありがちな,
板にふっとばされてしまうような
感じは弱いです.

そして,e-RACEに比べればエッジ
グリップは優しめ.
脚力が無くても,比較的容易に板が
動かせます.

…ただ.
板を動かして行っても,OGASAKAの板の
ような,微妙なコントロール性は無く.
板を動かしながら積極的に攻めたズラシを
していく…
というより.
サイドカーブで曲がり切れないときに,
簡単にラインをずらしてリカバーできる,
という感じ.

エッジを外して板の向きを変えたり
ラインを落としたりできますよ…
という,リカバー的ズレで.
基本的にはサイドカーブに乗っていくのが
楽しい板です.
すごいきついサイドカーブに乗って,
簡単にクルクル回っていく板です.

ビンビンしたばね感は無いけど,
テールの張りもそこそこあるので,
ターン後半の走りも結構出せますし.
そこそこのスピードを出しても
板が逃げていくような感じもないし.
私にとってはちょっと柔らかすぎた
以前のi-SLに比べると,良く回る性格は
キープしたまま,ワンランクアップした
感じ…!!!

でも,e-SL RDやe-RACEの
グリップがガチガチに強い板と比べると,
簡単に板を動かすこともできるし.
ばね感の強い小回り板にありがちな,
板が元気すぎて体力を使うってことも
無いですし.
1級レベルの人がゲレンデの気楽な
小回り用として使うには,十分ありな
板じゃないか…と思いました.

…私はもう少しばね感が強い板が好きですが
コメント (2)