初夏が一番好き

初夏がいちばん好きだから、
ショカ。
幼いころから植物好き。
ずっといっしょに
暮らしています。

クイーンアンズレース     ソラに向かうシルシ        東京都江東区都立の森

2020-07-26 00:02:37 | 東京都江東区都立の森

 

うつくしいレースの中心にちいさなダークパープルの花。

フシギウツクシイちいさなダークパープルの花。

全ての花序にはなく、これまで観察する限り20%くらいに。

 

全てのことに意味があるはず。

 

シルシ。

ソラに向かうシルシ。

ソラから降りてくるシルシ。

 

受粉のため昆虫を呼ぶための、昆虫の模倣花の説もあるが、

定まっていないもよう。

 

(Queen Anne's lace)アン女王のレース。

英名、ワイルドキャロット(Wild carrot)。

セリ科ニンジン属。原産地:西アジア~地中海。昭和初期に確認。

花序の径は15~20cmくらい。花期、7~9月。 草丈、2mくらいに。

人参の原種の説。根は肥大せずまずいらしい。

名の由来、最初のグレートブリテン王国君主、アン女王。

レースが好きで優れた編み手でもあったよう。

和名、ノラニンジン(野良人参)ノニンジン(野人参)。

野良は、野、野原、放蕩。野良人参は10点。

 

 

 

 

アーカイブ。

6月下旬。

 

 

7月末。

 

 


ホシノヒトミ      植物たちへの感謝をできるだけうつくしいことばで       東京都江戸川区小川の辺

2020-07-25 00:02:22 | 植物の名前

 

長引く梅雨と低温の影響でしょうか、

南関東で観察したいちばん遅い花記録。

 

 

凛として迷わずうつくしく。

ヒトもそうありたい。

 

植物たちへの感謝をことばにする、

できるだけうつくしいことばで。

 

群生し咲く様子を、

夜空にまたたく星に例えたホシノヒトミ(星の瞳)。

この美しい花・実にふさわしい、

うつくしいなまえ、

うつくしいにほんご。

 

ゴマノハグサ科クワガタソウ属。越年草。

ヨーロッパ原産の帰化植物で、1890年頃に東京に帰化。

花期は、12月~6月(一般に2~4月)。 花径、1cm前後。

草丈、匍匐して25cmくらいに。

古からの別名には、ホシノヒトミ(星の瞳)、

瑠璃唐草(ルリカラクサ)、天人唐草(テンニンカラクサ)。

宇宙の果てに捨ててきたい標準悪名 大 犬 の 陰 嚢(オオイヌノフグリ)。

役に立たないことを犬に例えるセンスのなさが、

さらに追い打ちをかけている。

犬も花もヒトのともだち。

 

 

 

アーカイブ。

1月中旬。

 

1月下旬。

 

 

2月中旬。

 

3月中旬。

 

3月下旬。

今日のイノチ。

すこしもらって、そばにおいて。

 

4月中旬。タチホシノヒトミと。

 

 

 

ゴマノハグサ科クワガタソウ属の仲間。

 

ヴェロニカ シムバラリア(コゴメホシノヒトミ)

ヨーロッパ原産。

標準悪名 コゴメイヌノフグリ(小米犬の陰嚢)。

花径は、5mmくらい。

 

 

 

ヴェロニカ アルベンシィ(タチホシノヒトミ)

ヨーロッパから来た、青い瞳の少女のような、

ヴェロニカ アルベンシィ。花径、4mm前後。

標準悪名 立 犬 の 陰 嚢(タチイヌノフグリ)。

犬の陰嚢(イヌノフグリ)に似ていて、直立してるから、と。

コレハニホンゴデスカ?

 

 

 

難を逃れた、フラサバソウ

ヨーロッパ原産。

名の由来、19世紀のフランスの植物学者

フランシェとサバティエの名前を組み合わせた。

 


ツリフネソウと森の盆栽    草の海を、ヒカリの風に乗って渡るよう    千葉県市川市の深い森

2020-07-24 00:02:05 | 千葉県市川市の深い森

 

甘い大気の深い森。

広大な湿地の草の海を、

ヒカリの風に乗って渡るよう。

 

咲き始め。

秋の大群生が楽しみ。

 

 

(釣船草、吊舟草)、ツリフネソウ科ツリフネソウ属。

日本、東アジアに分布。

花期は夏から秋。花の長さ3~4cm。

草丈、80cmくらいにも。

名の由来、花の形が帆掛船を吊り下げたようすから。

 

 

 

アーカイブ。

6月上旬。咲き始め。

 

9月中旬。

 

 

 

森の盆栽

「BONSAI」は世界に通じる世界観。

自然の中で創られる、このような作品は

これまでもヒトにインスピレーションを与えてきたのでしょう。

 

水底にアメリカザリガニが観える。

まさか在来種二ホンザリガニかと思ったが、

専門家に確認したら子供のうちはこんな感じらしい。

南関東にはいないはずだけど・・。残念。


ノブドウ    イノチあふれる豊かな葉    千葉県市川市の深い森

2020-07-23 00:02:49 | 千葉県市川市の深い森

 

甘い大気の深い森。

 

ブドウ科の葉が持つうつくしく豊かな印象は、

果実としてのブドウのすばらしさの影響が大きい。

しかし、野にあるブドウ科の仲間たちに惹かれるのは、

そのイノチあふれるスガタでしょうか。

 

(野葡萄)ブドウ科ノブドウ属。

原産、日本・アジア東北部。

花径3~5mm。花期、7~8月。

白い実以外は、虫の寄生果の説。

緑色から白色、淡紫色、青(碧・空)色と成熟する説。

いまだに諸説あって、確定されていないよう。

ただ、大きさは、通常1cmくらいが、寄生果はおおむね2cmくらいになるものも。

隔離環境で栽培すれば検証できるはず。

行われていないのはその価値が認められていないということなのでしょうか。

名の由来、古代ペルシャ語でブドウは「ブダワ」。

中国に伝わり葡萄(ブダワ)を当て、日本ではブドウに訛った説。

 

 

 

 

アーカイブ。

7月中旬。

 

8月初め。

 

8月中旬。

 

10月中旬。

 

 

 

 

仲間。アーカイブ。

ヤマブドウ

(山葡萄)ブドウ科ブドウ属。

原産地日本、中国、朝鮮半島。

古名、エビカヅラ(葡萄葛)。

花期、初夏。草丈3m以上に。

雌雄異株。収穫期9月中旬~10月上旬 。

生食、ワイン、ジャムへの利用が拡大している。

葡萄色(えびいろ)は、この果実に由来。

 

 

エビヅル

(蝦蔓)ブドウ科ブドウ属。

北海道南部以南、山間、森林縁に。

朝鮮、中国にも分布。

花期、6~8月。秋に熟す果実は食用。雌雄別株。

名の由来、海老色とはブドウ色、赤紫色を指す。

ブドウ色の実とツル性から。

 

 

 

ヤブガラシ

(藪枯らし)ブドウ科ヤブガラシ属。

つる性多年草。3mくらいに。

原産地、日本、東アジア、インド、マレーシア。

花期、6~8月。花径、5mmくらい。

若い芽は食用。根は生薬。

名の由来、藪を覆って枯らしてしまうほどの

生育の旺盛さから。


セリ    豊かなイノチのすてきななまえ    千葉県市川市の深い森

2020-07-22 00:25:55 | 千葉県市川市の深い森

 

甘い大気の深い森。

 

湿地性だから自然なのだが、群生に出逢うのは稀。

競り合って群生でセリ。

豊かなイノチのすてきななまえ。

 

(芹)セリ科セリ属。多年草。

在来種。 世界に分布。

花期、7~8月。

湿地性植物。草丈、50cmくらいに。

春の七草。

名の由来、競り合って生えることから。

 

 

 

アーカイブ。

7月末。

 

8月末。