兄は三年目の浪人生活に入る。大阪に出てアパート借りてそこから予備校。弟は追試験落ちて退校。トライ式高等学院の近くに部屋借りて生活しながら先生に来て貰って勉強するらしい、大変だね。
兄はもう21になってた。そこまでして医学をやりたいのか!? 俺には分からない。色々聞いたが二人とも世の中の希望的側面だけしか見てないようで危ういように思う。君はどう思うかな?
自分を振り返って見て思った…結局親が子供たちに何を言ったか言わなかったか?の問題じゃない、育った家庭の謂わば土壌がどうだったか、が子供たちに物凄く影響する。親に悪意なぞ無くても尊大な上から目線の家庭に育ったり世の中の美味しいところばかりを眺めて生きるような家庭に育つと往々にして自意識が肥大化して地道な努力を怠り、夢や言葉だけが大きくなる。
日本は、みんな同じにならねばならぬ、という考え。だから、人とか世間、それこそ空気、間、常識に基準を求めてしまう。
だから、常識を変えるようなものは出てきにくい。抑圧された夢やセンスが、着物、小物なんかで独特のセンスとして、小さい、カワイイ、で出てくるのかな。
この一家についても、全く同じように思うね。心配だね。