先月末に寺参りに行った。ほの暗い燈明の下で読経を聴いて香を焚き、鐘楼を眺めながら砂利を踏んで住職に暇を告げる。少し肌寒い早春の大気、菜の花がもうそここに咲いて、ああ・・そろそろ春になる、何度目の春か?もはや母の面影も記憶が薄れつつある、でも大好きだった焼き物の町の里山近くについの住処を得られてよかったね、と心の中で呟きながら帰途についた。
しかし暫く行くと『何じゃこりゃ!?』色黒の女二人、原色の派手な模様の入った衣装を着て頭にはこれまたヘンチクリンなスカーフのようなものを被って自転車で走る。『菜の花畑に入日薄れ、見渡す山の端霞深し』の情緒溢れる田舎道に全く以てそぐわない、そういった風情を蹴散らして走る。ガチャーン!と叩き落とされる感じだ。
そーか、近くの工場に出稼ぎに来ているインドネシア辺りのイスラム教徒の若い女たちだな!と気が着いた。ジンマシンが出そうになった。あのヒジャブだとかブルカだとか言うの、大嫌い。尻を天に向けて振り立てるあのお祈りも嫌い、臭いんじゃやないか?汚ならしい、ケガラワシイ。そんなものを客人となって訪問する国、働かせてもらう国で堂々と、遠慮会釈もなく押し通す厚かましサ、無神経さ、独善、大嫌いだ。
ユーチューブを見ると日本人は宗教差別をしないからイイ、とイスラムの女が言っているようだが『しょーもないな!』と思いながら争い事を好まない日本人特有の辛抱で黙っているのに気がつかないみたいだな。さても繊細な神経のカケラもないか。
日本人は極限まで堪えるよ。しかしキレたら怖いぞ!!他所の国に来て勝手な注文つけるな!少しは遠慮と言うものを勉強してから来るならフツーの格好して来い、出されたものは黙って食え!それが礼儀と言うものだ。