日本人の心理を玉ねぎをばらして行くように剥がして行くと最後の芯の部分がDNAでそれを超高性能顕微鏡で覗いて見ると神さんが居る。どうやら聖書に出てきて色々命令したり忠告したりしている神さんのようだ。
佐世保重工時代、帰りたいなと思うにも周りでまだ仕事している連中の背中からその神さんの目を感じてウジウジと居残った。この日本人の傾向を上手に利用したのが占領軍としてやって来たクルシマドックの坪内社長だ。会社を立て直すにはどうすればいいか君達のアイデアが欲しい・・・。
社長それは人件費節減が一番効果的です!・・こういうゴマスリのバカヤローがどこの世界にも居るのだ。で、タイムカードを捺して帰宅したことにして真夜中一時過ぎまで作業となった。私は早々に逃げ出した、何も会社の為に生きているんではないよ!カイシャ教なんて宗教の信者になんかならないぜ、と言うわけだ。
君の家にも自ずから神さんが居る。君はその神さんを感じて自分の本当にやりたい事にブレーキをかけている。稼いだ給料を妻に信用管理任せている。
日本人の社会が非常に強固で秩序立っているのはまさに全ての個人が一番奥に同じ神さんを意識して自らにタガをかけているからだ。見知らぬ人の中にも自分と同じ神さんが居る事を無意識で分っているからだ。この理屈が解らんと言うならラブクラフトのクトゥルフの呼び声と言う怪奇小説を読んでみたまえ。
僕は実務屋として日本人の生産性が低いとは思っていない。クソ真面目でハッタリがないだけだ。その真面目さがあの戦争で日本の何十倍もの力を持ったアメリカを苦しめたのだ。