夜汽車

夜更けの妄想が車窓を過ぎる

働き口がない

2019年09月26日 09時45分35秒 | 日記
先ごろ麻生大臣が老後の生活資金の話をなさってそれについて侃々諤々あったようだが・・・・

単に【生存】するだけだったら【年金】で事足りるのかもしれない。しかし例えば私の場合、

1. 若い頃建てた家がそこここ手を入れなければならない状態になっている。
・・・ あの当時の建築資材、方式の弱みが出始めている、具体的には床のベニヤ板が床下からの湿気で割れ始めている。ベランダのコンクリートが沈み始めている。
日本古来の建築法ならば、床下を風が通り、ベニヤ板ではなく松材バラ打ちにタタミだったからこういう事は起らなかったはずだ。また、ベランダなるものは日本建築にはもともとなかった、納屋があった。
こう言った状態を放置すれば私たちが居なくなった後、息子達が迷惑する。だから何とかしなければならない。

2. 少なからず親戚、姻戚が居る。或はご近所がある。これらの人々と全くお付き合いしない、では社会と言うものが成り立たない。この関係にあっては貨幣のやりとりは無いが贈答経済がある。それを支えるのはやはりお金である。親戚には貧乏人も居ればかなり裕福な人も居る。【等価】を考慮すると処理はなかなか難しい。

3. 人は単に生存するだけでは終われない、少なくとも私共夫婦は夫々に【自分を磨く】何がしかがあってそちらにも出費がある。

思うに、【田舎】に住んでいるからこんな呑気な事が言える・・・本当は呑気ではないが大都会に住む人々に較べれば多分呑気な生活だろう。昔の自給自足、近所との分け合い、の名残が随分助けになっているから。

現在のところ出費の大きな部分が2である。次いで1.それから3。額として大きいのが1だろう、それが頭が痛い。そういうわけで未だ稼いでいる。だがそろそろ【全ての義務・責任】から解放されたくなった。そこでそういうことが出来る仕事はないか・・・まあムシのいいハナシなんだろうが・・・と探すが流石に見つからない。いや、私はベテランの造船設計技術者でCAD使いも大抵の人々より長けているから話をすれば仕事はあると思うが泥沼にはまりたくないのだ。
便利屋にはされたくない。実は今現在、便利屋にされつつある。

若い技術者が【自らの手で】仕事をしたがらない、【口で、電話で】仕事をする。その使い走り!アアいやだ!




人類世界に於いて【神】の立場に立っている存在

2019年09月25日 22時00分05秒 | 日記
かねて疑問に思っていた黙示録18:7について今咄嗟に閃いたので憶えの為に書き留める
黙示録18:7 かれが自ら尊びみづから奢りしと同じほどの苦難と悲歎とを之に與へよ。彼は心のうちに「われは女王の位に坐する者にして寡婦にあらず、決して悲歎を見ざるべし」と言ふ。

何故【女王】の位なのかな?と疑問だった。
昔、会社の上司が英米人工務監督に冗談で like a Jew と言ったら本気で叱られたのをよく憶えている。彼等の叱り方は『それを国外で言うな、(消されるぞ)』だった。その時は何故そんなに?と不思議だったが最近見えて来た。

人類社会に対して【神として存在するモノ】が居るのだ。もちろん人類は【神】と言えば聖書にJHVHと示された神、コーランでアッラーと呼ばれる神が在る事を知っている。
しかし人類に対して【生殺与奪の実権】を振るって実質上【神】として鎮座しているモノが居るのだ。 JHVHやアッラーではないから【女王】!

【神】として振る舞い、政権を自由に打ち立て打ちこわし、政治家達の命をも握っているが故に、一般大衆が【国家に不利】と疑念を抱く政策を選ばざるを得なかった、得ない、政治家ばかりだった。それに抗した政治家は失脚した。

聖書の神もコーランのアッラーも同じ神、その怒りが表明される時が近いような感じの世界情勢だ。

18:5かれの罪は積りて天にいたり、神その不義を憶え給ひたればなり。
18:6彼が爲しし如く彼に爲し、その行爲に應じ倍して之を報い、かれが酌み與へし酒杯に倍して之に酌み與へよ。
18:7かれが自ら尊びみづから奢りしと同じほどの苦難と悲歎とを之に與へよ。彼は心のうちに「われは女王の位に坐する者にして寡婦にあらず、決して悲歎を見ざるべし」と言ふ。
18:8この故に、さまざまの苦難、一日のうちに彼の身にきたらん、即ち死と悲歎と饑饉となり。彼また火にて燒き盡されん、彼を審きたまふ主なる神は強ければなり。

私は全てを新しくする

2019年09月23日 19時00分13秒 | 日記
黙示録の終章、つまり聖書の最後の言葉である。

日本は今、【少子高齢化】を問題にしている。
私は思う・・・これもまた新しい時代が始まる予兆・・・もう新たな人は要らない・・・今眠っている人々を起こせば地上に人類は丁度いい数になる。

貨幣がなければ生きて行けないと言う幻覚を起こさせる劇薬を人類に飲ませたものが居る。それが間もなく裁かれるだろう。経済とかGDPが大威張りしている時代は終わる。

その後に立ち上がる世界・・・そこでは男女の分業はない・・・生きる為に身を粉にして経済社会の歯車に甘んじた男達、その男達を支える為にあったら惜しい才能を開花させずに終わった女たち・・・新しい世界では男も女も一個の独立した人として生き、結婚ということはなくなる。・・・イエスさんはちゃんと予告している。

そこでは男も女も持てる才能を発揮して生きる。



50余年探し続けた人に昨夜逢った!!

2019年09月22日 13時52分02秒 | 日記
人生を通してスペイン・ポルトガル語圏の音楽が好きだった。わけてもタンゴ、フォルクローレとマリアッチ。

学生時代、ある真夜中、ふと目覚めた。携帯ラジオから【牛車に揺られて】が聞こえた。しっとりと、しみじみと、歌う女声に金縛りになった。最後にそのヴォーカルの名前を聞いた・・・前田美智子・・・。

以来、もう一度聞きたくて探したがついに邂逅はなかった。まぼろしの人!

ところが昨夜、人の世の余りの汚らわしさ、理不尽に疲れてふと昔憧れた世界を見たくなってタンゴを聴き、【悲しきミロンガ】・・・どんな曲だろう、初めて見る曲名だ、と・・・
そして出逢った!!

悲しきミロンガ 前田美知子.wmv - YouTube 

この方の現在は?と探したがもう分からない。あの嫋々とした歌唱をまた聴きたい、だがもう無理だろうな・・・・。若かった頃の夢、パンパを放浪し、アンデスに瞬く星を見る、あの夢。

台湾・・・奇妙な植民地統治

2019年09月21日 08時18分32秒 | 日記
父方も母方も祖父母の代から台湾に住んでいた。両方の祖父がいずれも役人として派遣されていたからだ。

父や母の話には小学校の同級だったらしい、遊び仲間で中国名の少年少女がよく出て来た。その中には分限者の子弟も居たようでよく【お呼ばれ】に与っていたらしい。何しろ日本人の役人は薄給で貧乏だったから。

父は師範学校を出て公学校・・・日本人と台湾人が一緒に学ぶ小学校・・・の訓導になった。『台湾人の子って、弁当は飯だけでオカズは袋に南京豆を入れてくるんだ、あれでよく飯が食えると思っていたが試してみたら美味いんだよこれが・・・』と言っていた。試してみたまえ、炒った落花生に醤油をつけて食べる、美味いから。流石、食の天才。

叔父達は子供の頃、御用聞きかなにかで出入りしていた台湾人の兄ちゃんとよく遊んでもらったと言う。向うには【人車鉄道】というものがあって・・・要はトロッコ・・・それで随分遠くまで連れて行ってもらったらしい。非常に自由でいい加減、アバウトな時代だったらしくどこやらのお寺に上がり込んで、そこで修行者に混じって2,3日逗留もしたと言っていた。『朝飯の粥が美味いんだ、何か黒いどろどろしたものを垂らして食うんだがこれが美味かった!』なんて。

祖父たちは停年退職後は台湾人経営の店か何かで事務職に雇ってもらっていたらしい。父は学校をクビになった後、台湾人経営の豆腐屋に配達員として雇ってもらったが自転車をこぎながら『トーフー!』と言えない、そこで店主が笛を用意してくれたが何しろ慣れない、ある朝ひっくり返って豆腐をぶちまけてしまった。責任取って退職、間もなく引き揚げ船で想い出多い家を後にした。

統治していた国の人々が統治されていた人々より貧乏だったり面倒みてもらったと言うのも奇妙なことだと思う。

父方祖父は酒が好きだった。中国の強い酒を飲んで晩年は酒が切れると手が震えた。『日本人の酒盛りはバカ騒ぎになる。一方シナ人の場合は品がいい、酒が一巡りして宴たけなわになる頃、隣室から胡弓の音が始まり、それはいい風情だったよ』と懐かしそうに話した。