つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

公民館短歌会 57

2010-09-18 | 短歌
 8月はお休みですので、昨日は二月ぶりの短歌会でした。もう来月は文化祭ですので提出歌も考えて頂くよう促しました。
 3枚の写真は、会員のHさんの博多みやげ。仁和加(にわか)煎餅です。二○加煎餅と書かれていて、箱の両面とも面白いのでupしました。江戸時代、お盆の夜に集まり、提灯の両縁を取ったものを頭から被り、目の部分だけを開けて、往来をそぞろ歩いたことに由来するそうです。人に会えば出まかせの軽口や謎の問題をしかけ、人々を笑わせる。それを仁和加と呼んでいたとか・・・

 Hさんの博多での高校時代、隣のクラスに金原くんという、とても活発で目立った子がいたそうです。後の「つかこうへい」です。7月に亡くなり、新聞には、韓国人差別に対して、「いつか公平」を願い、芸名もその「い」を外したものにしたと書いてありました。
 そんなに差別されていたの? と聞くと、「とんでもない、活動的で、話し声もよく響き、差別など考えられない・・・しかし、親は差別されていたかもしれないけど・・・」ということでした。福岡には韓国の人がとても多くて差別なんかしておれない、という状況だったそうです。

今月の作品

古希過ぎて再婚をせし友祝ふ独り身通しし母重ねつつ    Hさん

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする