杉山先生に勧められ、昨日は元岐阜薬大学長の永井先生の講義を聞きに岐阜市立図書館に出かけました。市立図書館にしばらくご無沙汰している間に図書館前の広い元駐車場は、岐阜市役所の建築工事中でした。高層ビルになるようです。ここに行かなくても県立図書館や、市立図書館の分館がJR岐阜駅構内にあるので、間に合うのです。
テーマは、「食と免疫・アレルギー」。専門家らしく詳しく教わりました。アレルギーの薬も開発しておられます。どうして近代こんなにアレルギー問題が深刻になってきたかと言うと、清潔すぎることもありますが、最大の問題は都市化によるもののようです。舗装で、微粒子が地中に吸収されず飛散します。原因物質が高濃度になった他に、大気汚染、食生活、対人関係にもよります。
アレルギーを起こす原因食物の内、多いのは、順に鶏卵、牛乳、小麦、蕎麦、えび、ピーナッツ、大豆、チーズ・・・と続くわけですが、深刻なのは蕎麦アレルギー。蕎麦アレルギーの人は過敏で、時には命に係わるようです。救急車でも間に合わない発作が起きたときは、教師と林業の人は医師免許がなくても即時に効くエピペンという注射をすることが許されているようです。外食する場合は要注意。店によりうどんを注文しても厨房では、残った蕎麦のゆで汁を使う場合があり、これで発作を起こすケースもあるようです。
最後は貝原益軒の養生訓をみんなで唱和しました。関心が強いためか、質問も多くて、回答に30分かかりました。